
私の北京五輪に向けた戦い
10月24日の全日本選手権ラージヒルの結果によって
北京への道は完全に断たれました。。。
北京五輪出場に向けて、模索をし多くの事を考え、取り組んできましたが
やることなすことが裏目に出た、結果的に裏目に出ていて
何もかもが絶妙に上手くいかず、戦いに敗れさり。
更には、今季の国際大会出場資格を失ってしまいました。
皆川体制と海外派遣
時は遡り、平昌五輪の翌年。
平昌五輪の成績を受けて、重い腰を上げたSAJは下部大会への派遣を決定しました。
一方でSAJ強化指定選手以外の海外派遣を取りやめ
海外遠征に行くためには、基本的にSAJ強化指定選手に選ばれなけれななりませんでした。
平昌五輪の年、国内では圧倒的な成績を残したものの
強化指定選手に選ばれず、海外遠征メンバーには選ばれませんでした。
このルールによって、多くのスキージャンプ選手が北京への道を閉ざされたかに見えました。
しかし、昨年のお家騒動によって
若干ルールが変更され、指定外でも派遣されるようになりました。
国内ランキングでAチームを除いた上位6位に入っていれば、9月に行われた
サマーグランプリの出場権を争うことができました。
昨年の前半戦、思い切って色々調整していた結果大きく出遅れる形になり
なんと4点差で7位。選考対象に選ばれませんでした。
全日本選手権での戦い
全日本選手権の価値を上げる。というのが
皆川体制の軸の一つでした。
そのため、前回の平昌五輪では
アルペンの全日本覇者がオリンピック出場権を獲得。
世界選手権の出場権も2020シーズンまでは獲得できるようにルールを定めていました。
クロスカントリー競技に至っては、全日本選手権で2位にまでに入ると
世界選手権、更には今回の北京五輪の代表にも選ばれることになります。
今までの五輪代表選手が多く引退したクロスカントリー界において
五輪初出場を賭けた一大決戦が12月21日から3日間、音威子府で繰り広げられます。
一方で、スキージャンプはワールドカップの出場権を与えております。
とはいえ、上記2競技と違い世界のトップで戦える選手が何人もいるため
遠征メンバー以外が優勝したことはありません。
ましてや今季、佐藤幸椰と小林陵侑によってサマーグランプリで1.2フィニッシュを獲得しました。
日本1というよりは世界一を決める戦いと言っても過言ではない状況。
そこで遠征メンバー以外が優勝するというのは、現実的ではありませんでした。
そのため、ルールでは明記されていませんが
インパクトを残せば、救済措置があり
全日本選手権で4位に入った二階堂蓮が、下部大会のコンチネンタルカップメンバーに選ばれ
北京五輪への可能性を残しました。
北京五輪の可能性を持っているのは10人。
私は全日本選手権9位。
現在の日本ランキングも9位。
可能性がない、戦えない、というのは当然悔しいです。
ただ、昨年の実績不足、
オリンピックで戦っていくには実力不足なところも理解はしているので
致し方ないとしか言いようがありません。
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ただ北京への道を意識しすぎた故に
現在、ワールドカップの出場資格を持っていません。
頼みの綱であった札幌で行われるコンチネンタルカップが中止になることによって
札幌ワールドカップに出場するのも絶望的になってしました。
次回はそのお話をしていきます。