ジャンプ週間開幕〜21/22 スキージャンプW杯 Oberstdorf予選〜
大荒れのOberstdorf。
強風、大雨。
去年もひどかったですが
負けず劣らずという感じ。
それでも、上位にはきっちりとトップ選手がきました。
ちなみに今夜も荒れる雰囲気を醸し出しています
破竹の予選6連勝
雨で滑り重い助走路。
横から追い風気味に吹く風。
多くの選手が滑りに苦戦し、踏切にずれが生じている中
今日も危なげなく予選を勝利した陵侑。
悪条件もろもろで、まだこの地に来てから130mオーバーのジャンプを見せていません。
ただ、悪条件仕様のスキーをやや立てたフォームで
最後まで推進力を失わずにグリーンラインを超えてきました。
あとちょっと、というジェスチャーを見せながらも2位に4点以上の差をつける余裕ぶり。
グランドスラムに向けて視界良好です。
そんな陵侑相手に
タイミングが遅れながらも食らいついたGeiger。
Klingenthalでは雨に悩まされまされましたが
生まれ故郷のこの地では関係なく、得点は若干離されましたが
パーフェクトなジャンプを決めれば、悪条件であろうが
陵侑と戦える姿を見せました。
人外決戦となるのかどうか注目です。
________________
左右のバランスが整ったらとんでもないことになりそうなGranerud。
バランスの悪さを受け入れ、それを扱いこなしつつあり
Engelbergに引き続き、この予選でも3位に入りました。
というか、ノルウェーチームが総じて踏切の推進力が
非常に鋭く速いように見えました。
しかしこの日は、その鋭さを扱いきれていないような感じ
Klingenthalも同じような条件でトップを占めたノルウェー。
条件なのか、ジャンプ台の特徴なのか
はたまたジャンプ週間に向けて何か仕掛けてきたのか
とりあえず注目しておきます。
ドイツ、ノルウェー、オーストリアが複数人で上位に襲い掛かっていますが
Engelbergに引き続き、好調なKllianにも注目です。
日本チーム
中村直幹が26位。
ややバランスを崩したものの大崩れせず
しかも今夜の対戦相手にBresadolaを引き当てたので2本目進出は固いでしょう。
どれだけ上位を窺えるか注目です。
小林潤志郎さんが29位。
対戦相手にJohanssonを引いてしまい、ややアンラッキーとなりました。
予選が荒れた分、ラッキールーザー争いの激化が予想されるので
なんとか勝利をもぎ取りたいところ。
佐藤慧一は43位で対戦相手はHoerl。
伊東大貴さんは50位で相手は陵侑。
かなり厳しいマッチアップなので2本目進出は困難を極めます。
良いジャンプを見たいですね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?