北京五輪 ノルディック複合 ラージヒル プレビュー
北京五輪の全てのスキージャンプ競技が終わり
残すスキージャンプが関わるのは
このラージヒルと団体戦のみとなります。
穏やかなら力勝負、荒れればルーレット
バラエティ豊富な風に、選手、コーチ、ファン全てがハラハラドキドキしていることでしょう。
今日の試合はどちらになるか、最初の注目はそちらになります。
王の帰還
陽性反応によって隔離されていたRiiber
もう間に合わないかと思いましたが
無事に隔離から出所しました。
しかし、試合前最後のトレーニングには間に合わず
テストジャンパーにねじ込んでもらって
何本か飛んだようです
彼の場合、ジャンプはどうにでもなりそうな気がしますが
問題はクロカン。
どこで隔離され、どのくらい練習できていたのか
情報を漁っていないため分かりません。。。
もしも張家口にいて、調整できていたのであれば
調整不足は否めないものの、高地にも順応し
試合のダメージもないため圧巻のパフォーマンスを見せる可能性はあります。
展望
今回ばかりは本当にわからない 笑
昨日の団体戦を見てしまった以上
ジャンプがどうなるかわからないため、その先も想像がつかない。
これがノルディック複合の面白さです。
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一つ言えるのが、ノーマルヒルで走り勝ったGeigerのジャンプ。
非常に調子が良いです。
トレーニングのままでいけば、Riiberとのスプリント勝負にさえならなければ
2冠の可能性が非常に高い状況です。
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Geigerから逃げるということを考えると
ジャンプとクロカンのバランスが良い選手がたちが
会心のジャンプを決めて、集団を形成し、なくてはなりません。
また、Geigerの周りに速い選手がいないことが重要です。
ノーマルヒルでは、GraabakとHerolaがいたので
走力のある3人でも逃げ切ることができませんでした。
若干、高地にも慣れてきたと思うので
ノーマルヒル以降、どれだけ上手に休みながらトレーニングを積めたかが重要な鍵になってきます。
日本チーム
ここにきて、ジャンプが悪くなさそうな渡部暁斗さん。
能力的にはもっと飛べて安定するはずですが、トレーニングを見る限り
今季1番良い状態かもしれません。
金メダルへのシナリオとなると、難しいですが
風を引き当て、会心のジャンプを決めた上で
LamparterやSchmid、Faisstと一緒に協調しながら
走力のある集団から逃げることができると、可能性が出てくると思います。
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山本涼太と渡部善斗さんは、まずは気持ちよくぶっ飛んで行って
そこから団体戦に向けての走り方の調整になる気がします。
しっかり後ろについて粘れると大きいでしょう
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ラージヒルでは谷地宙に変わって永井秀昭さんが参戦。
まずは団体戦メンバー入りを目指して15番くらいの成績が欲しいですね。
日本チームはとにかく、上位独占するくらいジャンプを飛んでいかないと
団体戦で厳しい戦いを強いられることとなります。