人と人〜Human to Human〜あなたとわたしの2024
いつぶりの更新だろう。note。
最近この存在を既に忘れかけていたのだが、
今私は昨夜のずとまよ砂猫建設ツアー秋田公演を終え、金沢へと向かっている。
移動時間は新幹線で5時間45分。
ざっと、ベトナムのホーチミンに行ける移動時間である。
2024年も年の瀬。
X(旧Twitter)では長々と書きたい事も、常々限られた文字数の編集に追われ、言いたい事もすっきり言えないポイズンを感じ、悩まされる事も多かった。
今年を振り返りながら、今年一年印象に残った事や新たな発見をまとめようと思っている。
何にせよ、今年は本当に沢山のライブに参加させて貰った一年だった。
春に終わったaikoさんのアリーナツアー、超特急ライブ、THE CHARM PARKのエンドレスなツアー笑、しかも地元清水での開催も出来た。アラバキでは隅倉さんバンドで、奥田民生さんや田島貴男さん等と音を出せるという夢のような時間。
夏はずとまよでフジロックGreenステージに立てた 、aikoさんのLove Like Aloha 7!
どちらも凄く特別な景色、緊張感やワクワクを味わえた、スペシャルな時間だった。
全てが。いや、毎日がスペシャルなのだが、
スペシャルofスペシャルな日は、正直緊張感を楽しめた時間に出るスペシャルなアドレナリンという感覚は一生忘れる事がなく、ああこれだから音楽は楽しいんだと思わせてくれる。
それから始まる秋以降のツアーの準備。
大橋トリオツアーとほぼ同時にaikoツアー、ずとまよツアーの3つを掛け持ちながら今に至っている。
3つのツアーを掛け持つ事なんて、ほぼ奇跡のような出来事で(予定を組んでくださった方に感謝)、
今までに経験もなく、家を10日空けることもあったし、ライブが5日連続続く日もあった。
ツアーが始まる前に手帳を眺めながら、どうなっちゃうのかななんて、何も考えられず、
いざ始まれば、これまた良い感じの緊張感(体調管理、精神管理)を感じながら色々と四苦八苦しながら乗り越えて来ている。
色々な個人差はあるが、自分の中で決めるルーティンというのが自分を支えているのだが、せっかくなのでそれを10個箇条書きにしてみよう。
1 必ず最低6.7時間寝る
2 aikoさんのライブの当日はどこへ行ってもCoCo壱のカツカレーハーフ野菜トッピングを食べる(uber eatsしてまでも)
3 帰宅したら家ではクレソンを爆食いする
4 紀州梅エキスを毎日舐める
5 少しでも違和感を感じたら即、葛根湯
6 自分に自らストレスを与えない
7 1〜6を経て、体を無駄に心配しない
8 携帯アラームに 楽しく というメッセージを入力する(どうでもいい)
9 爪を切る
10 鼻をほじらない
なんとか書き終えた。
真面目に振り返ると、
6番が自分的には事見つけた楽しみ方の1つだ。
「ストイック」という言葉の解釈を間違えると、
自らに課題を課す、それが自らに自らストレスを与える事のように考えてしまうような傾向が過去にあり。気がつけば、楽しい時間に後ろめたさを感じるような性格になっていた自分がいた。
( ポップに例えるならば、ディズニーランドの行きに既に帰り道の事、明日の仕事の事を考えて悲しくなるような感じに、更に楽しんでる事に罪悪感を感じるといったような感覚。)
そんな性格を少しずつ改善しようと、楽しめる傾向になって来た。
その為には、恐らく、それぞれのお守りが必要で。
僕にとっては、サポート活動をしながら、音楽を少しでも作りたいという願望や、作る事が、ライブの演奏を楽しむ為のお守りにもなっている。
自分のソロアルバムを出せた2021年。
このアルバムは、コロナ禍で仲間の力を借りて出せた自慢のアルバムで、このアルバムをリリースできた事がずっと自分の心お守りになっていた。
昨年末あたりから、そのお守りの効力が切れているような感覚を覚え、今年は絶対にまたアルバムを作ろうと決めたのが1月。
コンセプトはただ今出て来た自分の曲を何も考えず調理する事。曲を作り、録音に入ったのが6月、7月。洋楽を作りたかったので、ボーカルには全編、
腐れ縁の暗い男、そして素晴らしいアーティスト、Daniel Kwonを毎週末家に呼び、
沢山ご飯や酒を奢って彼のテンションを上げてのレコーディング。
9月から始まる沢山のツアーの前になんとしても仕上げるべく、急ピッチで作業をした。
最初は5曲の予定が、アルバムにしたく、2曲追加。
アルバムにはボーカル以外は全ての楽器を僕が演奏し、2曲サックスに副田さんを招いた。
副田さんが我が家に来てくれる2時間前に急遽1曲尺を作り、翌日ダニエルに歌を歌ってもらい完成した曲もあったりと、
とにかく、自分の頭の中をゴワンと音に出来たアルバムとなった。来春リリース。
あと、5月にTocagoの合宿レコーディングを開催したのが大きかったな。
4日間、ただでさえめちゃ大変な我が家の機材を全て解体、移動し、ひたすら山の家で音楽作りをした時に、自分って音楽作るの、音に夢中になる時間が本当に好きなんだってシンプルに気づけた。そこから、何か生きる感覚が変わった感じがする。人の為に頑張る事も大事だが、自分の為に頑張る事って本当に楽しいと思えた。
突然話が自分のアルバムの話になってしまったのだが、
今年はこの自分のアルバム制作作業をしていた事が、ライブやサポート活動する上でも、どこかお守りになっていたという話だった。
ただこのアルバムがどんな風に受け取って貰えて、どうなるかなどは、考えたりはしておらず、
自ら自らのお守りを作っただけの話ではありますが。
なんだろう、一言で言うと趣味って大事だよ!
という話かもしれない。
今回のタイトル〜Human to Human〜
これは90年代風の怪しい会報誌みたいな
タイトルを適当につけただけで書き始めたらあまりの関係ない内容になってしまいました。
ただ、本当に全て人と人との心の繋がりですよ。
はい。
そして、本当に近くにいるボーカリスト、アーティストの力絶え間ぬ努力や姿に私は感動し続けていた一年でした。
沢山の方々の愛情を頂き、わたしも沢山音楽、演奏で、返せられたら、送り届けられたら幸いです。
2024、ありがとうございます。
また書きます。
神谷洵平