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アメリカの大学スポーツとスポーツブランドの巨額契約:ミシガン大学とNIKEの事例から見るスポーツビジネスの規模

スポーツ留学を目指している皆さん、アメリカの大学スポーツの規模感をご存知ですか?アメリカの大学、特にNCAAのD1(Division 1)レベルでは、スポーツブランドと巨額の契約を結び、スポーツをビジネスとして大規模に展開しています。今回は、アメリカ大学スポーツとスポーツブランドの契約について、特に注目されるミシガン大学とNIKEの契約を例に取り上げ、アメリカの大学スポーツがいかにビジネスとして成り立っているかを解説します。


NCAA D1とスポーツブランドの契約:ミシガン大学の事例

NCAAのD1レベルに位置する大学は、しばしばNIKE、Adidas、Under Armourなどの大手スポーツブランドと巨額のスポンサー契約を結んでいます。特に有名な事例がミシガン大学とNIKEの契約です。ミシガン大学は2016年にNIKEと契約を交わし、契約期間は11年間で総額1億6900万ドルにも上ります。さらに契約延長オプションにより、2031年まで延長することも可能です​。
この契約には、大学のスポーツチームが使用するユニフォームやトレーニング用品などの提供が含まれており、スポーツブランドはミシガン大学という「ブランド」を通じて自社製品を宣伝しています。このような契約により、アメリカの大学スポーツは日本では見られないほどのスケールで展開されているのです。


なぜスポーツブランドが大学と契約するのか?

スポーツブランドが大学と巨額の契約を結ぶ背景には、大学スポーツがエンターテインメントとして非常に人気が高いという事実があります。例えば、アメリカンフットボールやバスケットボールの試合には何万人もの観客が集まり、テレビ放映されることも一般的です。このような環境でブランドがユニフォームや用具を提供することで、ファン層や消費者に向けた強力なマーケティング効果が期待できます。

大学スポーツにおけるブランド効果

  • アスリートの影響力:大学生アスリートはプロスポーツへの登竜門であり、プロスポーツと同じくらい注目されています。数年前には大学生が個人で企業等と契約を結ぶことが許可され、益々大学生アスリートが広告塔として世間に露出される機会が増えてきています。

  • ブランド認知の向上:強豪大学と提携することでブランドの信頼性が向上し、世界的な認知度がさらに高まります。


アメリカの大学スポーツがビジネスとして成り立つ理由

アメリカの大学スポーツは、大学運営にとっても重要な収益源となっています。大学はスポーツブランドからのスポンサー契約やメディア放映権収入を受け取り、その資金を用いて施設の整備や奨学金制度の充実を図っています。学生アスリートに最高の環境が提供されることにより、競技力を向上させ、さらなる注目やファンを呼び込む「好循環」を生み出しています。

千葉ジェッツに所属している渡邊雄太選手がプレーしていたジョージワシントン大学も今年7月に運動部施設の改修を発表していました↓


日本の大学スポーツとの違い

日本の大学スポーツは主に学生の課外活動として扱われ、資金も大学の予算内や部活動の予算に限られることが一般的です。しかし、アメリカでは、大学スポーツが一大ビジネスとして機能し、大学自体のブランド価値向上にも貢献しています。このため、多くの学生アスリートがプロスポーツを目指す前段階としてアメリカの大学に進学し、競技と学業の両立に挑んでいます。

アメリカの大学スポーツにおけるスポーツブランドとの契約は、日本では見られない規模感であり、スポーツビジネスとしてのアメリカ大学スポーツを象徴しています。


まとめ:アメリカの大学スポーツはスポーツビジネスの世界

アメリカの大学スポーツは、単なる競技活動を超えたビジネスとして成立しており、スポーツブランドとの契約はその象徴とも言えます。NIKEとミシガン大学の巨額契約を例に見ても、大学スポーツが一種のマーケティング媒体として機能していることがわかります。スポーツ留学を考える皆さんも、このプロのような環境でプレーできるとより留学を楽しめるのではないのでしょうか!

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