ChatGPT(Code Interpreter)をあなたの分析アシスタントにしよう - EdTech GAI Lab
カヘッカヘッカヘッ(みなさん分析してますか?)
ということでChatGPTの強力な新機能のCode Interpreterはすでにみなさんは使いましたか?ざっくり説明すると下記のようなものです。
とても強力で、さまざまな業務がこれに置き換えをしていけそう・・・に思いますよね?今日はその中でもまずは試してほしい「アンケート結果を分析する」というケースでの利用方法を紹介します。AIやChatGPTのことはなにもわからないで大丈夫です。具体的な実例や得られること、注意などを紹介します。
1 アンケートを用意する
まずは具体的なデータを用意します。すでにお持ちのものでもいいのですが、まずは使い方を理解するためにダミーデータを作ります。これもChatGPTにお任せです。アンケートをとるときは結果を持って何をするか・決めるかをイメージして実施することをお勧めします。今から取る予定のアンケート結果のダミーデータを作成して、それを分析させてみてちゃんと実施する価値があるかを考えてもいいでしょう。
ここでは「フィットネスジムの満足度アンケートの分析」を例に取り想定してみます。
# ダミーデータ生成のプロンプト
以下の項目のフィットネスジムの会員のアンケートのミーデータをCSV形式で作成してください。
・ユーザーID: 重複がない、C-{数字5桁} 例: C-12479
・性別: ユーザーIDに紐づく
・年齢: ユーザーIDに紐づく
・利用日数: 契約開始からの利用期間(日)
・利用回数: 利用した回数
・ジムへの感想: フリーテキストで200文字以内のレビューや意見、重複がない
・ジムへの満足度: 1~4までの数値(1: 満足, 2: やや満足、3: やや不満, 4: 不満)、ジムへの感想をもとに記入する
とする。
【件数】
50件
出力結果
ユーザーID,性別,年齢,利用日数,利用回数,ジムへの感想,ジムへの満足度
C-12479,男性,35,90,20,ジムの設備が充実していて満足です。,1
C-22348,女性,28,60,15,ジムのスタッフが親切で助かりました。,2
C-33491,男性,42,120,30,ジムの雰囲気が良くて居心地がいいです。,1
C-44762,女性,31,45,10,ジムのトレーニングプログラムが充実しています。,3
C-55684,男性,39,150,35,ジムの清潔さに満足しています。,1
C-66745,女性,27,75,18,ジムのイベントが楽しくて参加しています。,2
C-77899,男性,47,180,40,ジムのトレーナーの指導が素晴らしいです。,1
C-88917,女性,33,90,20,ジムの施設が広くて利用しやすいです。,2
...
後半は割愛しますが、それっぽいデータを作ることができました。このデートを元にあなたは何を読み取りどんなことをして、どんなことを決めるでしょうか?
のように考えるだけであればChatGPTは不要です。ただ一つ一つの意見ももちろん大事ですが、これらを多く収集し、分析をすることでより効果的な意思決定を目指すことが多いと思います。もちろんスプレッドシートでこねくり回してやってもいいのですが、集計方法毎にさまざまなパターンを検討したり、集計する方法を調べたりデータを修正したりと無駄な時間が多いと思います。
2 データを分析してもらう
上記で作ったデータを分析してもらいましょう。人間が思いつく一番シンプルな依頼をしてみます。
そりゃそうだ。人間でもここまで丁寧に回答くれない。「何すればいいの?」って返されるのが関の山ですね・・・
結局大事になるのはコミュニケーション力です。何を依頼すればいいか思いつかない人はそもそも何を分析するといいか聞きましょう。素直にわからないことを聞けることはとても大事・・・
なんて優しいAIなんだ・・・ということでどちらもお願いします。
長い結果が得られました!これらをざっくり読むだけでも。
といったさまざまなことを数秒、数分で得られます。
より深ぼって聞くためには質問を深ぼることや次に必要なことをどんどん質問してみましょう。
3 時間をおいて再度実施した結果をAIに相談する
人間のコンサルタントの場合、時間をおいて再度質問をする場合にまたコストが新規で発生してしまうでしょう。一方でChatGPTであれば月額費用を払っておけば時間が経っても過去したことへの追加質問をAIへすることが可能です。これらによってChatGPTはあなたの欠かせない分析のパートナーなってくれると思います。
まとめ
ChatGPTから得られる結果はとてもわかりやすく、その後の質問もしやすいものですが、AIは実際にあなたのジムを見にきてくれたわけでもなく、あなたが誰かも知らず、あくまでたくさんの文字列情報とあなたの質問を元に回答を推測しているだけで、嘘をつくケースは十分あります。もちろん悪意を持っているのではなく、確率的に可能性が高い発言をしているだけです。
その上でうまく活用すれば、あなたに必要なことをデータや次に実施すべきことのアドバイスをもらえるでしょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?