22-23レギュラーシーズン終了 -CSへ向けて
レギュラーシーズン60試合、今年もあっという間に過ぎてしまいました。
今シーズンはレギュラーシーズン33試合+天皇杯4試合+プレシーズン1試合を
現地で応援することができました。
周りの方の理解なくしてこれだけの試合を観戦することはできないため、
改めて周囲の方に感謝しなくてはいけないと思います。
今回はたくさんの試合を現地で観戦させてもらった立場から、
今シーズンの千葉ジェッツについて、レギュラーシーズンの振り返りと
CSへ向けた思いを書いていこうと思います。
圧倒的な強さで駆け抜けたレギュラーシーズン
ジェッツのブースターでさえ、
開幕前にここまで強いチームになると予想できた人はいないと思います。
私のそのうちの1人で、開幕の大阪戦やアルバルク戦を観ていたときは、
上昇気流に乗るには時間がかかると思っていました。
このチームのポテンシャルに気づいたのは、10/26の宇都宮戦。
ここ数年、特にブレアリでは苦戦を強いられ続けた相手に29点差をつけて圧勝でした。
選手は大半が残ったもののコーチ陣が一新している中で、
昨シーズンのリベンジという気持ちがチーム全員で共有された、
今シーズンベストゲームの一つだったと思います。
宇都宮の調子が悪かったのは一因としてありましたが、
1つのポゼッションを決め切る・守り切る・フィジカルに戦いきるという
今シーズンのジェッツの強さを初めて体現できた試合だったと思います。
自信が確信に変わったのはクリスマスの川崎戦。
天敵を相手に大黒柱のムーニーを欠き、
正直なところ試合前は厳しい結果になることを覚悟していました。
しかしその不安は杞憂に終わり、ゲーム2に関しては終始危なげない試合運びで、前政権では全くと言って良いほど勝てなかった相手に、
外国籍ビックマンを欠いた状態で連勝し、このチームのヤバさに気づいてしまいました。
特にこの時期から新加入のビック・ローがチームにフィットしていき、
完全に手がつけられないチームに変貌していきました。
今シーズンのジェッツの強さについて、様々な要因が挙げられていますが、私は基本にとにかく忠実な点に強さを感じています。
ディフェンス面では相手の進路へ先に入り、ハンズアップしてフィジカルに守る。
オフェンスでは各人が確率的に打って良いシュートは躊躇なく打つ。
外国籍や富樫選手を中心にシュート確率の高い選手がいるため、
ポゼッションを失うようなギャンブルプレーは敢えてせずに、
シンプルにオフェンスを組み立ている印象です。
基本に忠実でわかりやすい戦術だからこそ、安定した結果を出すことができ、
加入したての若い選手にもチャンスを掴む機会があるのだと思っています。
本当の勝負 CSへ
レギュラーシーズン最高勝率、天皇杯の2冠を獲得し、順風満帆なチームですが、我々はCSが全く別物であることを知っています。
昨シーズン、レギュラーシーズンホームで28勝2敗と圧倒的な自信を持っていたホームのQFでまさかの2連敗。
あの日の絶望感をこの1年間忘れたことはありません。
あの悔しさがあるから、どれだけ勝っても選手もチームもブースターも、ハングリーに今シーズンを走り抜けられているんだと思っています。
正直今のジェッツは他チームのブースターからすれば、
つまらないという感情すら生まれてもおかしくない成績です。
CSの結果予想にしても、
ジェッツを予想するのはつまらないと思われてすらいると思います。
私は正直なところ、ジェッツの優勝確率は野球で言えばバント、サッカーで言えばPKを決めるような確率だと思っています。
この2つはそれぞれのスポーツを知っている人にはわかると思いますが、普段なら低くない確率で決まるものです。
しかしここ一番、重要なときに限って決まらないものでもあります。
決めて当たり前、勝って当たり前と思われるプレッシャーは重たくのしかかるものです。
こんなに勝っても、いやこんなに勝っているからこそ、今のジェッツは優勝という結果が求められるチームになっています。
そんなプレッシャーを押し退けて、このチームは勝ってくれる。
ブースターはそう信じ見守るしかありません。
B1全24チーム中、まだ試合ができるのは8チームだけ。
今シーズンもまだ試合をみられることに感謝して、最後まで悔いなく応援していきましょう。
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