後悔しない毎日を送るたった一つのコツ
介護の仕事をして10年目。仕事の質が落ちたなって思ったときにある考え方をするようにしている。
それをするだけでぐんと仕事の満足度が上がる。
それは、
この人と関わるのはこれが最期かもしれない
という意識だ。これは高齢者の終の住処である特養で学んだ考え方だ。看取りケアの中でもそうだが、本当に死に直面する現場。1~2ヶ月に一人は誰か亡くなってしまう。それは現場だけでなく、入院して入院先で亡くなることだって少なくない。その知らせを受けると・・
『ああ、大変な人だったけどこうなるってわかってたらもっと優しく出来たかもしれない』
なんて調子のいいことを思うものだった。
人生を終えるときに多くの人は『もっと好きなことを思い切りやれば良かった』と考えるらしい。それは死だけでなく、口からご飯が食べられることや、歩くことだったり。当たり前に出来ていたことが突如出来なくなる事なんていつだってありうる。だから、自分にしても周りにしても、使えることに感謝して今やれることに全力を投資する事が大事だと思う。
それを思い出させてくれるのが、やはり
今日で最期かもしれない
という発想だ。