一太郎の魅力 その⑤~番号を自動的に振る
連番
自動的に番号を振る機能ですね。もちろんWordに実装されています。
ただ、Wordの場合は連番は段落要素で、文章中の任意の場所に連番を振ることはできないみたいです。いわゆるHTMLだとliタグ。箇条書きだけならこれでも全く問題はありませんが、試験問題ともなるとこういうわけにはいきません。文章中の任意の場所に番号が必要になるわけです。たとえば共通テストのような問題を思い浮かべてください。ああいうタイプの問題を作ろうとすると、Wordだと全て手入力になりそうです。そこで一太郎さんの出番です。
ご覧の通りどこにでも連番を配置できます。さらに連番を参照するという機能があります。
連番参照
連番参照というの、既に挿入された連番と同じ番号を表示する機能です。
どういうときに使うかというと、上の例では同じ番号には同じ語句が入るという設問などで使えます。もちろん参照先の番号が変われば同期して参照している数字も変わります。
便利なところ
連番にできる数字、記号の種類もそこそこあり、いろいろな場合に使えます。当然番号だけではなく、「第○版」などの文字列を付加することも可能であり、さらには文字スタイルの適用もできます。
動画では文字囲(太)と名付けたスタイルを適用させています。
このように自由度が高く強力な連番機能は、試験問題を作るときなどは大変便利なものになります。定期考査レベルなら訂正も簡単ですが、入試レベルぐらいになるとそうもいきません。
ちなみに一太郎の連番は文字要素なので、コピペが可能になります。いちいち連番を挿入しなくとも、連番の一つをコピーして貼り付けていけばOKです。作業効率はかなり向上します。
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