ExcelTips(For Beginners)~名前の定義4~

校務において長年Excelを利用してきましたが,自分自身のまとめと授業での再利用,そしてあまり使い慣れない先生方の参考になれば

今回は「名前の定義~まとめ」です。

まとめ

前にも述べましたが,セル範囲に名前をつけることによって,式中において記述されているセル範囲が無機質なものではなく意味を持つようになります。

その範囲に入力されているデータがどのような性格を持つものであるのか,がわかればその式が持つ意味も伝わりやすくなります。

セルに名前をつけることによって恩恵を被るのは,あとからブックをメンテナンスするときです。一度完成したブックも,やがていろいろな改善点が見つかるときがあります。バージョンアップをするときに,シート中に入力された式の解析が必要になるのですが,単なるセル番地であればなかなか面倒臭いことになります。長く使うブックを作成するときには,メンテナンス性も考慮するとよろしいかと思います。
また,マクロやVBAを利用するとそういう傾向が強くなると思います。

逆のことをいえば,その場限りの使い捨てブックでセルに名前をつけてもあまり意味が無いということにもなります。

あと,セル範囲の名前は「絶対参照」扱いとなりますので,式をコピー&ペーストしても,式中のセル範囲についてオフセット(ずれる)ことはありませんのでお気をつけて。

機能,道具は適材適所で。

終わり

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