ExcelTips(For Beginners)~データベース的思考5~
データベースの正規化について3回目。今日は第3正規形についてです。いわゆるデータベースなら最低でもここまでやりたいところですが,Excelを使う場合,果たしてここまでやる必要はあるのか?むしろここまでやらなければいけないケースはあるのか?とも考えます。参考程度に読んでもらっていいかと思います。
第3正規形
【組情報】に教員の連絡先を格納したフィールド「連絡先」を作りました。ここで「担任名」と「連絡先」は依存する関係にあります。つまり担任が変更されたら連絡先も変えないといけません。このようなケースが起こる場合は【組情報】から担任の情報を分離させて【教員情報】を作ります。
担任の変更が生じても,【組情報】の教師IDを変更すれば「担任名」も「連絡先」も変わります。また【教員情報】の電話番号を編集すれば,【組情報】連絡先に反映させることができます。
このように主キー以外に依存しない状態が第3正規形です。
ただ,ここまでやらなければいけないような状況だと,ExcelよりもAccessのようなデータベースソフトを使うのがよいと思います。
まとめ
・同一レコードのフィールドを編集したとき,同時に別のフィールの編集も必要になったとき,そのフィールド同志をまとめてテーブルを作る。
備考
正規化には
・BC(ボイスコッド)正規形
・第4正規形
・第5正規形
・第6正規形
まであるそうですが,私は第3正規形までしかやったことはありません。その先の世界は覗いたことがありませんので,興味のある方は,その先まで調べて見てはどうでしょうか。
つづく
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