ECに関わって人生を反省した④

メーカーで新卒から34年勤務。百貨店や有名販売店への卸営業を20年。北海道から九州の支店を転勤してきました。本社に来てライセンスブランドのマーケティング、営業にたずさわる中で身についた総合力?を買われて「新規事業」という組織図に乗らない社内でただ1人の役割も兼任しています。(本業は営業)2018年から自社ブランドのECサイトのビジネスを立ち上げ、ECに関わることで感じたことを書いていきます。

仕事だけをして家族や友を蔑ろにしてきた。

前述のとおり、社内ランクや業界ランクのみをみてガムシャラに働いてきました。もちろん得たものもたくさんあります。でも家族や友人との交流を後回しにしていました。

今ならブラックと言われますが、土日祝、深夜残業は当たりまえ。これはほとんどサービスなのですが、それをしている自分に酔っている節もありました。

家族と食事をしていても、お得意先から呼び出されれば飛び出していったし、友人とゴルフをしていても仕事の電話やメールばかりしていました。しまいには家族も友人も私と過ごすことは心地よくないと感じて離れていきました。それでも仕事をしていれば、自分を満たすことができると考えていて「一人は最高だ、仕事がし放題だ」と思っていました。

何のために仕事をしているのか??

サラリーマンであっても、ヴェンチャーであっても、何のために仕事をしているのか見失ったら私のような仕事沼に陥ります。若いうちはそれでいいのかもしれませんが、気が付くのは早いほうがよいです。仕事は自分の周りを幸せにするためにすべきであって、くだらないランキングのためではないということに。

幸福論ではないですが。

毎日遅くまで仕事をすることが仕事ではないです。
早く上がることが仕事でもないです。
その仕事を通じてだれかを幸せにしているか??が重要です。
自分を含めて1人でも不幸になっているのならその仕事は無意味なはずです。

だからといって声高にそれを言うのは野暮

ある時期には夢中になって寝る間も惜しんで仕事に没頭することは必要だと思います。没頭しないと得られない境地はあります。でもそれは自分のためであって、周りの人には関係ない(笑)。1人で生きているわけではないので、常に周りの方々への思いやりは必要です。没頭や思いやりは、口に出したら野暮です。それができなかった自分への戒めでもあります。それが自然にできている方も多いのでリスペクトします。

今更家族や友人に謝っても取り返せない30数年の積み重ね。これからずこしずつ挽回していきたいな。



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