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お試し受験は必要か?
コメントをいただいたので、少しでも参考になれば、、、
お子様の状況や性格、考え方、ご家庭の方針なども分からない状況ではあるので、的確な情報となるか分からないですが、今までの生徒の様子や僕自身の考えなどを記していきたいと思います。
コメントをくださった方もそうでない方も、「全然違う」ということも「ちょっとは合ってる」ということも様々かもしれませんが、「そういったことがある(あった)」程度に読んでいただければ幸いです。
※急ぎ書いているので、文がおかしな部分等あるかと思いますが、ご容赦ください。(後日修正します)
お試し受験(練習校)の必要性とは
個人的見解
個人的には受けた方がいいと思います。
やはり本番の試験と模試は違うものです。
これは雰囲気や空気といった曖昧なものになってしまいますが、かなりの違いがあります。
模試は周りにいるのはどこを受験するかも分からない人たちですし、結果は点数や偏差値としてしか出てきません。
しかし入試本番は、周りはその学校の合格を目指すライバルしかいません。
そして何より、合格〇と不合格✕という明確な結果が出されてしまいます。
だからこそ、ライバルに囲まれた状態で結果が明確に出る本番の雰囲気というものは、練習とはいえ経験しておいた方がいいと考えます。
といっても、何校も受けるというよりは1つ、2つでいいです。
特に、その学校に通う気がないのであればなおさらですし、その場合は通う可能性のある学校よりも、もう気持ち下げて確実に受かることを優先してもいいかと思います。
ただここも難しいところですが、その子の性格次第でこの辺のレベルは考えた方がいいです。
簡単すぎて練習と感じなかったら効果が薄れてしまいますし、受かったことで悪い意味で調子に乗ってしまう子もいます。
だからといって「多分受かる」くらいの学校で、万が一足元をすくわれた場合、そこで心折れたりパニックになってしまったりする子も少なからずいます。
(落ちたことで奮起する子もいますが、非常に稀かと思います。。。)
お試し受験(練習校)の意味合いは、「本番に慣れる」ことですが、それ以上に一番と言っても過言ではないのは「合格(白星)を付ける」ことです。
本番は何があるか分からないので、絶対はないですが、確実性を優先して学校を選ぶのも一つかと思います。
ただここでも個人的に大切にしたいのは、本人の意思の尊重です。
ご家庭の方針もあると思いますので、これは単なる個人の望み程度に捉えていただいて大丈夫です。
受験の主役は受験生本人であり、頑張ってきたのも試験を受けるのも、結果を受けるのも、その後学校に通うのも、その子自身です。
受験の前と後とでは意見が変わる子も一定数いることも事実です。
今は、手続きや入金を結構待ってくれる学校もあるので、受ける前や直後に決断するのではなく、一通りの受験が終わってから、改めて意思を確認して受験する学校や進学する学校を決めてもらいたいなと思います。
参考までに、今までいたこのパターンをいくつか紹介します。
ケース1:この学校のみ!
行きたい学校は1つのみだから、そこしか受けないという子はたまにいます。
その場合は練習校も受けず、本番一発勝負で受かればその学校へ、残念であれば地元の公立中へ。
こういうパターンの場合は、比較的お子さんの意思もしっかりしている場合が多いように感じます。
練習校を進めても、「ここしか行きたくないんで」や「どうせ行かない学校だから受けない」と本人がきっぱりと断ることが多かったです。
ですので、残念な結果に終わってしまっても、その後の高校受験などでリベンジできている子が多い印象があります。
ケース2:練習校から調子を上げる
「正直厳しいな」と思っていた子でも、1月10日のお試し(練習)で合格したことで勢いがついて全勝した子もいます。
最初に白星がついたことで、自信に繋がったのか、たまたま運がよかったかはわかりませんが、結果として受けた学校すべてに合格しました。
「抑えの学校に合格できればいいかな」というレベル感でしたが、そこより偏差値ベースでは10くらい上の第一志望校まで順調に進み終えることができました。
過去問を解いていても、合格点を超えるか超えないか、むしろ超えないことが多いくらいの子でしたが、このようにいい方向に転がるパターンもあります。
ケース3:練習校でまさかの失敗
練習校兼抑えの学校で、確実に合格を取りに行ったはずの子でも、実際の入試で黒星がついてしまい、そこで一気に歯車が狂ってしまった子もいます。
その子はその年に受け持っていた受験生のこの中では、比較的優秀で志望校的にも安牌だったのですが、一つ予想外の黒星がついたことで負の連鎖が続いてしまいました。
結果、第一志望校も変更し、抑えの学校を複数回受けるようにし、何とか合格はしたものの第2志望以下も全滅という結果になってしまいました。
ケース4:行きたくない(と思っていた)学校への進学
抑えでもなんでもなく、本当にただの練習として受けた学校にしか合格しなかった子もいます。
その子も最初(受験前)は「そこに受かっても絶対に行かない」、「そこに行くくらいなら地元の公立の方がいい」と言っていましたが、いざ受験が始まり、結果が出て2月に受験を終えるころには、「その学校に行く」という選択をしていました。
それは、「今まで数年間頑張ってきて公立に行くのは嫌になってしまった」ことと、「私立に進みそこで勉強して高校受験でリベンジする」という理由でした。
最初はそのつもりで勉強していましたが、1年生の2学期にはそのまま高校まで進み、推薦で大学へ行くという選択に切り替えていました。
※中学は受かったところに行き、高校受験でリベンジした子もいます!
理由としては「気の合う友達に会えたこと」や「その学校であれば比較的上位にいられる」ことでした。
まとめ
正直受ける前では、正解は分からないというものです。(すみません)
受けた後、進学した後、それぞれの場合においてその子自身が後悔なく進んでもらうことを願うばかりです。
「あの時、受けさせてくれなかったから…」「(お父さん・お母さんに)ここを受けろと言われたから」などなど、受験が終わってから関係がこじれてしまって、不登校になってしまったこもいました。。。
ですから、その子自身の選択を尊重してもらえればいいなと思います。
もちろん、いろいろな面でサポートしてきたのは保護者様ですし、考え方や方針も様々なのであくまでも僕個人の勝手で無責任な希望ではありますが、、、
いろいろな子がいますし、途中で意見・気持ちが変わることも多々あります。
その時にその子自身が選択肢をもって、自分の意志で選択できるのが理想かと思います。
ですし、受けるに・受けない、通う・通わないについても、今は比較的直前まで待ってもらえることが多いと思いますので、その時に本人の率直な意見を聞いてみてもらえればと思います。
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