見出し画像

【中学受験】直前期の取り組み


はじめに

1月10日に埼玉、1月20日に千葉、そして2月1日に東京・神奈川の中学入試が解禁されます。

そのため、12月や1月といった受験直前に何をしたらいいのか、どう過ごしたらいいのかと言った悩みも出てきます。
何が正解というわけではないですが、僕個人の経験と今まで見てきた子達の様子から考えてみたいと思います。

過去問との向き合い方

特にこの時期は志望校の過去問演習がメインとなっており、自身の点数が結果として出てきます。
そして何より、公表されている合格最低点と比べて仮ではありますが、志望する学校の合否が出てきます。
それだけでなく、合格者平均や受験者平均といった、自身の点数と過去の志望者の点数を比較する情報と否が応でも接することになります。

あくまでも本番で合格点を採れるかが重要なので、一喜一憂しても仕方がないですが、志望校の合格の可能性や受験校を迷っている人たちにとっては大切な情報となります。
そして、受験生本人にとってはその点数によって大きくメンタルが左右されるものでもあります。

受験本番では受験生一人の戦いです。
この時に自信をもって臨める態勢をつくることが大切です。

そのために過去問で点数を取ることを積み重ねることは有効と言えます。
ですから、しっかりと過去問演習を行い、志望校の傾向をつかんだうえで、「どのように問題を解いていくか」、「どれくらいの問題を捨ててもいいのか」、「どういった問題が出題されやすいのか」、、、などの対策をすることも大切なことの一つだと思います。

しかし、個人的にはこのことは「直前期」に行うものではないと考えています。
もう少し前段階(8月中旬)~(12月上旬)にかけてじっくりと行い、時間をかけて体に染み込ませていくのがいいかと思います。
でないと、結局付け焼刃となってしまい、本番で役立たないものとなる可能性があるからです。

もちろん付け焼刃でも無いよりはいいのかもしれませんが、予定した時間配分通りにできなかったり、少しの問題の変化で対応できなかったりとなってしまう子が多く見られました。
(・・・本心を言うと、時間配分を事前に予定したり、問題の変化に対応できないというのは『真の実力』ではないと思ったりするので、そういった対策ばかりに力を入れるのはどうかというジレンマはありますが(・・;) )
(ただ、まずは行きたい学校に合格して、入学してからちゃんとした力をつけてもらえればいいと考えるようにしています…!)

ですので、こういった学校の出題傾向に合わせた対策は直前期よりかも、もっと事前に方針を固めて、過去問演習を通して実行していく練習を事前に積んでおくべきかと思います。

Point①

・過去問で点数を積み重ねることが、自信へとつながる近道
・志望校の出題傾向に合わせた単元の対策や時間配分などの対策は、もっと早い段階で行っておく
・対策は付け焼刃にならないようにする


合格に向けて

志望校の過去問を解くことで、当然、正解・不正解がでてきます。
合格するためには、当たり前ですが、点数を取る必要があります。
そのためにはいかに正解を増やすかいかに不正解を減らすかが重要になるのは言うまでもありません。

本番の入試では、1問どころか1点が非常に重要になってきます。
事実、僕の教えていた子でも1点差で不合格になってしまった子が3人いますし、最低点ちょうどで合格した子が1人います。
(得点開示している学校は多くないので、実際はもっといるかもしれません。。。)

このあと1問、あと1点を詰めていくのが、直前期に行っていくことになる人が多いと思います。
もちろんそうでない人もいますが、、、

そこで直前期を「1か月前~1週間前」、「1週間~前日」に分けて、僕が自分の生徒に伝えていること・課していることを書いていきます。
※その子の性格や現状、志望校との乖離、問題傾向など様々なので一概には言えないですが、ベースになる考え方として捉えていただければと思います。こういった考え方もあるのだと一つの選択肢として、加えてもらえれば幸いです。


時期別の取り組み方

改めてここからは受験が目前に迫っている状況で、何をすべきか、何をしていくべきか、何をしたらいいのか、どう取り組んだらいいのかなどを書いていきます。

1か月前~1週間前

ここから先は

6,845字

¥ 200

期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる

この記事が参加している募集

よろしければチップお願いいたします。 いただいたチップは、記事執筆・作成をする上での糧とさせていただきます!