見出し画像

東大の足切り変更で、

“東大入試、足切り点 変更で前年比1000人超が挑戦できない計算”

“東京大学が2025年度、大学入学共通テストの成績によって2次試験受験者を絞る「第1段階選抜」(足切り)のラインを引き上げた。2次試験に進める受験者が減ることによって、「採点をより一層丁寧に行い、より深く答案と向きあえるようになる」などと説明する。

これにより、文科Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ類は、足切りの予定倍率がいずれも約2.5倍(2024年度はいずれも約3.0倍)に。理科Ⅰ類は約2.3倍(同約2.5倍)、理科Ⅱ類は約3.0倍(同約3.5倍)になった。理科Ⅲ類については、2024年度と同基準の約3.0倍が維持されている。

2024年度入試では、第1段階選抜で約900人が不合格となった。今回の基準変更により、各科類に前回並みの志願者があった場合、さらに1000人以上が切られる計算になる。”

産経新聞 記事より抜粋。


■理系志望者は巻き込まれている

昨年2024年度の入試で文Ⅰ、Ⅱは足切りが無く結果として共通テストで確か200点ぐらいの人が2次試験に進めている。足切りラインを厳しくした東大のコメントとして「採点をより丁寧・・」とあるが、正直なところ「共通テスト200点台で東大受験されるプライドが許さない。この学力の方の採点をさせないで。」ということでしょう。そこで文系の足切りを厳しくしようという意向の中 文系だけ厳しくすると不公平なんで理系もということでこうなったのではないかと推察している。理系志望者からしたら迷惑な話しである。

東大合格者数上位の中高一貫私立校では、上位成績層は医学部へいく傾向にあるので自ずと成績上位層は理系、それについで文系となっている。また官僚志望も多くないので、東大文系志望が少なくなっている。なので、昨今 東大の文系と理系では文系の方が入りやすくなっているし、文系と理系の学力差があり理系の方が賢い。今回の足切り変更は理系志望者にとっては巻き込まれ事故みたいなもの。

■良いことか、悪いことか正直わからない

この足切り変更によって、昨年よりプラス1000名が東大を受験できなくなる。
実際 この方々は他大学へ出願するようになるので、京大、東京科学(旧東工)、一橋、医学部、旧帝に出願することになるのでしょう。京大あたりは足切り者が増えるのでしょうか。そうして この1000名は東大以外の上位校に収まっていくのでしょうか。
結局 東大以外も難化するのかどうか?浪人する人が増えるのか減るのか?
本当に これが良いことなのか悪いことなのか よく分からない。



■気持ちとしては、、

東大受験させてあげたい。確かに制度なので共通テストが悪かったら残念となるわけですが、昨年なら受験できたのに今年は無理に。今まで東大対策をやってきたのにという人も多いと思う。共通テストが終わったその夜に、東大が受験できないことが決定。あまりにも残酷。何事も無駄は無いにせよ。2次対策の漢文は何だったのか。音源を劣化させてまで練習したリスニングは何だったのか。となる。
昨年のこの1000名にあたる人の中に合格者はいたのではないだろうか。足切りラインでの合格は難しいというものの何十名かはいたはず。今年は逆転合格もない。
受験してダメなら踏ん切りもつくが、門前払いされるのは。
頑張ってきた人であればあるほど可哀想な気がする。

いいなと思ったら応援しよう!