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【体験記 Part 1】頑張らないと分かっていても頑張れなかったとき

いきなりですが体験記の方の執筆を始めていこうと思います。
私の大学受験においてどこから話し始めるかを考えたところ、中学生の頃まで遡って話すのがいちばん良いと思いましたので、少々長くなってしまいますが、小分けに体験記を更新していきますので、是非とも読んでいただければ幸いです。

【暗転した中学時代】
公立の中学入学後、約300人の学年の中でだいたい15~30位でクラスや学年の中で頭いいという扱いを受けていました。それに加えて部活動では部長、そして生徒会では生徒会長、そして体育祭では団長も務めるほどの文武両道の優等生でした。
志望校は地域No.1の進学校で、中学2年生では全県模試で合格率90%をたたき出し、自他ともにその学校に推薦入試でも合格できると考えていました。

しかし、中学2年生の3学期に私の人生は暗転しました。新型コロナウイルスが日本にも感染拡大し始め、学校は3月から休校が始まったのです。
当時の私は部活動に全力を注いでいました。当然部活動は練習すら出来ず、友達と会って気を紛らわせることも出来ず、精神的にとても苦痛でした。そんな中さらに私に追い打ちをかけたのが、最後の大会の中止が決まったことです。これを受け止めきれなかった私は極度の無気力状態に陥りました。勉強をするために机に向かっていても「部活をもっとやりたかった。こんな中でなんで勉強だけはやらされないといけないんだ」という気持ちが湧いてきて、これまで頑張ってきたことが全て水の泡となったような感情になりました。
終いには、自分の命を絶とうと考えたこともありました。これまで文武両道を出来ていたのは全て部活動のおかげだったのです。

このようにして頑張っていたことを思いもよらぬ形で諦めさせられた経験が、何かに全力で打ち込むことに対しトラウマを作り、このあとの高校受験にも影響を及ぼすことになりました。

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