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予習シリーズ準備講座

四谷大塚で小3対象に予習シリーズ準備講座が開かれています。今年から2期に分かれたらしく、9〜11月の第1期と11〜1月の第2期があります。第1期と第2期は同内容なので、どちらかを受講すればOKです。

実は我が家も第1期に通わせることにした(通っている)ので、その辺りも含めて書いてみます。

予習シリーズ準備講座の内容

実施概要

実施概要は以下の通りです(四谷大塚Webサイトより)。

第1期 9〜11月/第2期 11〜1月
全8回(週1回)
授業:算数50分・国語50分
受講料:13,200円
首都圏の四谷大塚直営校にて実施

週1回×8回なので実質的には2ヶ月ですが、それでこの金額というのは中学受験塾としてはかなり頑張った値付けだと思います。

さらに、この講座を受講した上で入塾申し込みすると入会金22,000円が免除になるという破格の条件付きです。受講した方が入会金を払うより安いという謎設定なので、入塾を考えているなら受講しない理由がありません。

ちなみにもうひとつの特典は次の通りです。
第1期受講:冬期講習無料
第2期受講:組分けテスト対策講座(2日間)無料
これらは入塾申し込みが前提となるので、準備講座だけの受講者は関係ありません。

成績によるクラス分けは基本的にありませんが、最上位のみ特別選抜クラスがあります。ここでは一般クラスの情報のみを記載しています。

学習内容

全8回のカリキュラムは公開されていないので詳細は割愛しますが、かけ算・割り算・図形など学習の土台となる部分と、文章題(特殊算)の一部も入ります。

テキストはその週の学習単元ごとの分冊になっていて、授業内で配布されます。基本的には授業内でテキストを解き、解ききれなかった問題については自宅で持ち帰り学習になるイメージです。

テキストの構成は次の通り。

【算数】
・例題(例題と問題)
・練習問題
・チャレンジ問題
【国語】
・学習テーマの解説
・練習問題(読解問題)
・言葉
・漢字

宿題は主に次の3点です。
毎日の計算トレーニング(別冊が配られる、7日分)
算数・国語テキストのやり残した部分(特に漢字)
次回の国語読解文章の音読(別途ペライチで配られる)

ということで、ほぼ予習シリーズのサブセットと言っていいようなものなので、予行演習としてもちょうど良い感じです。

ちなみに算数のチャレンジ問題は、小4予習シリーズの練習問題に相当する(全く同じ問題もある)ので、本人の意思が伴っていなければやらなくていいでしょう。一応翌週に提出するとハンコを押してもらえますが、空白があっても特に怒られるわけではありません。小4以降にも通じますが、難しい問題を早期から無理にやらせるのは害の方が大きいと思うので、慎重に進めた方が良いでしょう。本人が自発的にやるなら全く問題ないですが。

受講理由とおすすめ

まずはおすすめするかどうか、タイプ別に分けて書いておきます。

四谷大塚直営校への入塾希望者:
これは受講しないとむしろ損することになるので、受講しない理由がないです。金銭的にももちろんそうですが、学習の流れを体感する意味でも受けておいた方がいいです。

中学受験の準備をしてこなかった人:
この層も受けた方がいいと思います。特に算数の土台部分は、予習シリーズだとさらっと流れてしまうので、土台ができていないと厳しい戦いになることが予想されます。毎日の計算トレーニングも大事なんで、一旦ここで流れを作った方が良いと思います。

別途算数の準備をしてきた人:
内容的には必要ないです。別に受けてもいいとは思いますが。

名前の通り予習シリーズ学習の準備をする講座なんで、新小4から予習シリーズ学習を考えていて、準備が不足している人が受けるべき講座でしょう(そのまんま)。とりあえず準備ゼロでの新小4スタートは、今の予習シリーズだとかなり厳しいとだけはお伝えしておきます。

ちなみに最上位向けの特別選抜クラスがあり、その魅力的な響きに惹かれる人もいると思いますが、特に気にする必要はないと個人的には思います。新小4スタート時の出遅れは大変ですが、リードは大したことありません。競馬でいう逃げ馬みたいなもんで、そのうち馬群に飲み込まれるので、勝負はその馬群に入ったあとだとイメージすればいいと思います。

我が家の受講理由

最後に我が家が受講を選んだ理由と今後について、軽く触れておきます。

現状ではまだ自宅学習(進学くらぶか別の何か)が本線のつもりで準備しています。算数については夏休みに多少先取りもしたので、そういう意味では受講しなくてもいいグループに入ると思います。

それでも受講を選んだのは、塾というものを一度経験させたかったからという点に尽きます。学習系の習い事も全くやっていないので、こういう世界があるというのを一度見せておきたかった、というのが最大の理由ですね。(とまあ偉そうに書いてますが、知り合いから教えてもらって講座を知ったときにはもう始まってましたが)

本人を見ていると人の話を聞いていないことが多いので、果たして塾の授業が意味あるのかを試してみたかったというのもあります。結論としては意外と大丈夫だったというか、自宅で躓いた2桁の割り算筆算や、未修の和差算もちゃんとできるようになって帰ってきたので、やっぱり家で甘えが出る環境よりは外部の方が吸収力は高そうだなというのが実感です。親もだいぶ楽です。

ということで、塾通いも選択肢にできそうというのは大きな成果でした。が、実際はやっぱり通塾なしでスタートすると思います。この辺りは長くなるので別記事にでもします。

とりあえずこの講座だけ受講するというのも十分価値があると思います。他塾を考えている人でも、短期間でキャッチアップするという意味でおすすめできると思います。まあ金銭的にも四谷大塚側は営業コストとしての講座だと思われるので、入塾を断るつもりなら鉄の意志を持った上でないとズルズルいってしまうとは思いますが。

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