塾代っていくらかかるんですか?
★塾、目指すレベル、学校によって変わってきますが、100万は覚悟しておいてください★
入塾に関する面談のときに、よく親御さんから聞かれます。
そりゃお金大事ですから、気になりますよね。
「親は教育に関してはいくらでも金かけるから、うまい営業して借金してまで授業を受けさせろ」なんてとんでもないことを言う上司もいたりしますが、僕はそんなこと思いません。
もしお子さんが私立高校通っていたら、学校の授業料でいっぱいいっぱいなのに、プラス塾代なんてとんでもないと思います。
しかも家のローンがあったらもっと大変ですしね・・・。
にも拘らず、上司のようなことを言うとんでもない人がいます。
自分の利益のことしか考えていないというか。
飽きれちゃいますよね。
こういう人が塾にたまにいたりするので、僕から「塾代がどのように決まってくるか」、「実際に塾代って大体いくらかかるのか」、「安く済ませるならどうすればいいのか」をお伝えしたいと思います。
①塾代はどのように決まってくるか
大学受験の塾代は下記の要素で変わってきます。
1、受験科目
2、志望校の形態
3、志望校のレベル
4、受験生のレベル
これで塾代が変わってきます。
1、受験科目
文系なら英語、国語、社会。
理系なら英語、数学、理科と変わってきますが、この中でどれをやるかによって変わります。
受験校によっては科目数が増えたりします。(早稲田大学の理系学部だと理科2つ必要だったり)
もちろん塾ではすべての受験科目の対策をやりたいところですが、僕は金銭的に英語、日本史だけしか出来ませんでした。
こういう方もいらっしゃると思うんですよ。
ということで、どれを優先してやればいいのか、塾代に充てられる予算によっても変わってきます。
ここは塾のスタッフとお子さんとで相談した方がいいと思います。
僕が思う優先すべき科目は英語かなと思います。
大体は英語が出来ないから・・・という理由で来校される方が多いということと、英語は中学生で習った内容が抜けていてここまで来てしまっているパターンが多いため、しっかり基礎からやり直してもらえる塾に英語は頼ったほうがいいかなと思います。
2、志望校の形態
要するに、私立か国公立かの違いです。
私立なら3科目、国公立なら共通テストでMAX7科目+2次試験で3科目(2科目や小論文のみのところもあったりします)が必要になります。
国公立は授業料が安いですが、入学までの勉強のプロセスをお金に換算すると、私立とさほど変わらないんじゃないかと思います。
(きちんと計算したらそんなことないかもしれませんが・・・。)
それだけ対策すべき科目がある=たくさん塾の授業を受けなきゃいけないということですからね。
ということで、授業料が安いから国公立を選ぶというのは非常に危険です。
また、国公立の合格を目指すということは、共通テストを乗り越えて国公立の二次試験に臨まなければなりません。
ということは浪人のリスクがあります。
浪人したら+100万円以上になりますので、国公立だから安いという考えは気をつけてください。
それより、お子さんが行きたい!と思える学校を受験される方がいいと思います。
その方が頑張ってくれるので、結果トータル的にお安くなるんじゃないかと思います。
3、志望校のレベル
私立で言えばMARCHか早慶上理です。
レベルが高ければ高いほど、対策すべき内容が増える=塾の授業が増えるので、ここでも料金が変わってきます。
早慶上理なんかは学校でやっていないことが普通に出てきますので、塾での対策は必須といっても過言ではないと思います。
早慶上理の合格のために本当にお金かけたくないなら、指定校推薦がいいかもしれませんね。
もし受験でお金の部分を考慮したいのであれば、お子さんが現実的に受かるところにしたほうがいいかもしれません。
とは言え、どこが現実的なの?となるため、塾のスタッフに相談してみてください。
でも答えは「頑張れば可能性は0ではありません」と言われると思うので、あまり意味ないかもしれません。
なので、お子さんがどれだけその大学に行きたいのか、気持ちを確認して、親御さんが納得出来るところを目指してやってもらえるといいかなと思います。
4、受験生のレベル
今のレベルが受験校のレベルに近ければ近いほどやること(レベルを埋めるための授業数)が少ないため、それだけ安く済ませることが出来るということですね。
なので、本当に塾代を浮かせたいなら、お子さんの成績を上げることになりますでしょうか。
でも、成績いいなら塾に通う必要はないので、難しいところですね・・・。
ということで、この1~4を考えて塾代が見えてきますので、お子さんそれぞれの状況や目指す学校によって変わってきますよ、ということです。
②実際に塾代って大体いくらかかるのか
受験科目すべてを塾で対策するとしたら、
・私立だと100万+α(夏期、冬期講習+直前対策講習)で150万くらい?
・国公立だと150万+a(夏期、冬期講習+直前対策講習+共通テスト対策)で200万くらい?
塾によってトータルの料金が変わってきますが、相場はこれくらいでしょうか。
本当に塾によって違ってくるので、スタッフの方に聞いてみるといいでしょう。
僕が務めている塾の予算を言うと、僕の塾がバレるので勘弁してください(笑)
ただ、先ほども申した通り、お子さんそれぞれの状況や目指す学校によって変わってきますので、まずは複数の塾に行って比較してみるといいかなと思います。
③安く済ませるならどうすればいいのか
1、受験科目数を減らす
国公立を私立に変更したりするのも手です。
受験科目が減るので、お子さんの負担が減るのもありますしね。
あとは塾でやる科目を減らすとか。
これは成績向上の可能性が低くなってしまうので、出来ればオススメしたくないですね。。。
2、受験校のレベルを下げる
MARCHよりも日東駒専であれば、そんなに難しい問題が出ないため、応用の問題対策分の費用が減るということです。
論理的に言うとね。
でも、お金のために受験校のレベルを下げるのはどうなのか・・・ということも考えちゃいますね。
これはどうなんだろう?と思います。
3、キャンペーンを使う
夏期講習や長期休みだと、塾は入塾者数を増やしたいため、入塾キャンペーンみたいなものをやります。
入塾代が無料になったり、授業のこの期間無料!とか。
これは各塾のHPに載っているので、ちょくちょく塾のHPをチェックしてもらえるといいと思います。
ただし、キャンペーン適用される期間や条件があると思うので、ここは注意してくださいね。
4、塾代が少ない塾を選ぶ
そりゃねと言いたいところですが、塾代が少ないと言うことは、お子さんへのサポートが少ないということを意味します。
それでいいならいいかもしれませんが、大学受験の必要な知識を教えてくれなかったり、お子さんを放りっぱなしなんてこともあります。
体験授業などを通して、しっかり確認したほうがいいですね。
塾代が安いということは、それだけマイナス部分もある・・・ということですね。
こんな感じでしょうか。
塾代気になる方は、とりあえず塾に行ってみて実際に聞いてみたほうがいいと思います。
電話越しで済まそうとする方もいらっしゃいますが、来校して生徒の状況をしっかり聞いたりしないと正確な見積もりを渡せないので、お願いですから来校してみてください。
あとは、事前に来校のアポイントメントを取ってください。
僕ら塾で働いている人間はとにかく忙しいです。
しっかり時間を取って話したいのもあるので、事前に塾にお電話して予約を取ってもらえるといいかなと思いますよ。
まずは塾の雰囲気を知る名目も含めて、まずは塾に足を運んでみましょう!
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