汗かきかきのバイリンガルヨガ
月に1回、バイリンガルヨガのオンラインクラスを担当しています。
今日が私の番でなんとか終わりました~!
月1なんですが数日前~当日の緊張はいまだ相変わらず、
終わった瞬間、安堵で力が抜けてヘナ~となりますw
バイリンガルヨガというのは日英2か国語でインストラクションするヨガのことです。
私が住んでいるところは観光地で、冬はウィンタースポーツで世界中から大勢の外国人が訪れ、日本人はどこ?ってくらいに様変わりします。
当然その時期はヨガスタジオもインターナショナル✨
日本人も外国人もその時間を共有するみんなにヨガを楽しんでもらいたい!という思いから数年前より勉強を始めました。
私の英語レベルはいわゆる日常会話レベル。
カジュアルな会話が何とかかんとかできるレベルです。
毎日意識的に英語に触れてはいますが、
日常会話であってもスッと自分の言いたいことが言えるようになるにはやはり慣れと訓練が必要だと感じますが、それが専門的なヨガになると、もうまるで別物といった感じです。
突然ですが、
「両手を上げて」
ってなんて言うか変わりますか?
急に言われると
「うっ!・・・いや、わかるはず!ちょっと時間をくれー!」
となりませんか?
Hands up?
上げるはrise?bring?
そもそも手ってarm?hand?と頭の中がグルグル・・・
細かくいうとさらに、前からバンザイか、横から回し上げるのか、腕はピンと伸ばすのか、など
「どうやって・どのように上げるか」
によっても表現が変わります。
このように「手を上げる」という動作一つでも本当にたくさんのいい方があるんです。
それに加えて、解剖学的な知識も必要になります。
肩甲骨、二の腕(上腕三頭筋)、骨盤、尾骨、肋骨など。
日本語のクラスではよく聞く単語ですが、知らないと出てこないですよね。
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勉強の仕方は、そういった専門用語や頻出フレーズをまずはまるまる覚える。
その後に自分のオリジナリティを肉付けしていきます。
例えば、
「手を上げて」が、
「肩甲骨から手が生えてるように腕を大きく回し上げて」
になるイメージです。
でも最初から欲張らずに基本フレーズがスムーズに出てくるよう練習練習。
そして最終的には全てを
英語→日本語(※私はこの順で、逆の方もいます)
でティーチングをしていくわけです。
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例え英語がペラペラでネイティブレベルだったとしても、
2か国語でティーチングするにはやはり訓練が必要だと思います。
訓練というのは単純なインプットアウトプットの練習だけでなく、
より短く的確に伝わるよう「言葉のチョイス」を見直す練習も必要です。
というのも、バイリンガルだと同じ指示が日英で2回繰り返すわけなので、
→指示時間が長くなる
→生徒さんのホールド時間が長くなる
→全体の流れが滞りがちになる
ですからただ単に2回言えばいいのではなく、
思い切って余計な言葉をそぎ落とす作業も必要。
そのプロセスを経て、言葉がどんどん厳選・洗練されていくのだと思います。
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バイリンガルヨガは日本語のみ、英語のみのクラスよりも難しい!
でもその分できる人が少ないわけでチャレンジし甲斐がある!
そして、自分の使う言葉と向き合うことは普段の日本語のティーチングにも生きるはずだと思っています。
海外にいくと、「アリガトウ」「コンニチハ」などちょっとした日本語を聞くだけでホッと心がほぐれますよね。そんな時、言葉の力ってすごいなと感じます。
もし日本にいながら母国語でヨガを受けられたら、言葉の壁を感じることなく、他のみんなと一緒に動けてより楽しい思い出になると思います。
ヨガを通して一緒に過ごす時間がみんなにとって楽しいものになるよう、少しでもサポートができればと思います。