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男の人はなぜあまりヨガしないのか

私のヨガクラスを初めて受けた夫


昨日、初めて夫が私のヨガクラスを受けました。(上の写真、手前)

10年ほどの付き合いで初めてです。

その日たまたま自分の車を車検に出していて身動きが取れなかったのと、
仕事も休みで特にすることがなかったのが重なったというのはありますが、
すんなりついてきたのは意外でした。
ずっと興味はあるようなんです。

なのでこれまで何度も誘ったことはあります。

夫は外国人なので、日本で受けるには言葉の壁は大きいです。
だったら英語ならいいだろうと、一度外人の先生の英語クラスを一緒に受けたことはありますが、でもそれっきり。

「興味あるのになんでやらへんの?」
といってもなんかモゴモゴ…大した理由もないようで。
男性にはやはりヨガはなんとなくハードルが高いのかなぁと感じています。

日本と外国の男性のヨガ人口



外国でヨガを受けると、男の人が半分くらいのことが普通にあります。

それに比べ、日本のヨガ業界は男性の参加者が圧倒的に少ないです。
もちろん、表に出ないだけで男性のヨガの愛好家はたくさんいるとは思いますが、それでも女性に比べれば少ないと思います。

ちょっと調べてみると、ヨガの男女比は、
アメリカでは男性はヨガ人口の2割~3割、一方日本ではわずか1割程度
なのだそうです。

そしてそれは参加者だけでなく、講師も同様なんです。

外国では男の講師もとても多いですが、日本ではまだ希少な存在です。
TT生の中に一人いるかいないかくらいじゃないかなと。

男の先生のクラスは女性と違ったアプローチでとても面白くて、結構個性というかくせ?が強くて私はとても好きです。でもなんせ先生が少ないのでなかなか機会がない!
もっともっと男性の講師が増えてほしいです!



ちなみに、
冬に外国人が押し寄せてくる白馬村では、冬のヨガクラスも一気にインターナショナルに✨

クラスの参加者も増えてそのうち9割は外国人になるので、必然的に男の人の割合がぐっと増えます。

オーストラリア人が多いですが、真冬の雪の中、短パンとサンダル姿でくる強者、たった今起きたようなお兄さんがみんなだいたい予約なく、
「ハロー!今からいける?」
みたいな感じでほんとにふら~っと来ます。
遅れても普通に何食わぬ顔で入ってきますw
(なので冬は事前予約は不要にしてます)

ヨガに限らずですが日本人の私たちって、
「(その場にあった)ちゃんとした服着ないと」
「不足がないように前もって準備しないと。水とタオルと…」
みたいな意識がありますよね。(それもとても大切なことなんですけど)

その点、
あんなふうにふらっとビーサンでくる感覚は、
きっとヨガが自国では特別なことではなく、日常に浸透してるんやろうなぁと。

日本もコロナによるstayhomeが追い風になってヨガ人口がかなり増えてきたと言われますが、この「気軽さ」の感覚の違いは大きいな~と感じます。


男性がヨガをしづらい理由を考える


身体が硬い人の方が効果が出やすいですよ
硬いのは何も恥ずかしいことではないです!


・ヨガ=女性がするイメージがあるから

これは大きいと思いますね。

外国はわかりませんが、日本のメディア(雑誌やテレビ)はモデルのような細くすらっとした若い女性が、ブランドのおしゃれなヨガウェアを着てヨガするイメージがありませんか?

ああいうイメージがあると、
「ヨガってこういう人しかできひんのか…ハードル高いな」
「なんならヨガ行く前にジムで痩せなあかんな」
と思われてもしょうがないと思います。
そこに「ヨガできれいに痩せる」とかビューティー要素が加わって、
ますます男性を遠ざけているように感じます。

ぶっちゃけ、私もこのヨガのイメージやめてほしい~

服なんてなんでもいいやん、動きやすかったら。(ただの僻み)
みんな細くてきれいなインストラクターばっかりじゃないねん!
お腹冷えるからへそ出しとか誰でもできひんねん!(せんでいい)

ヨガ業界もビジネスですから、
やっぱり人の目に留まるためには見た目が大事なのはわかるんですが、
昨今のファッション業界みたいに多様性を強調して欲しいわけではなく、
男女問わず、もっと幅広い世代のいろんな魅力的なバックグラウンドを持った方や日常に根付いたヨガを取り上げてほしいな、
と思うわけです。
そうしたらもっとヨガを身近に感じてもらえると思うんですよね。

ぐちってすみません。
でもちょっとすっきりした。


・プライドと恥ずかしさ

女性が多い業界だからそもそもクラスに行くのに勇気がいるのと、
2つの「恥ずかしい」があると思います。

一つは、
自分の身体、できないことや身体の硬さを人に見られるのが恥ずかしい。
もう一つは、
女性の身体が見えてしまうのが(見てると思われるのが)自分が恥ずかしい。

後者はあまり取り上げられないですが、案外あるんじゃないかなと思ってます。

ヨガって胸元の開いたノースリーブにぴちぴちレギンスなど結構きわどい服が多いし、当人たちはなんでもなくとも、男性はドギマギして目のやり場に困る人もいるかもしれないなと。
今は色々いわれるから、セクハラと思われたらどうしよう、と思う方もいるかもしれないです。

私の考えすぎかもしれませんが、
少しでも余計な心配事なくヨガに集中してもらいたいなと思うので、私も男性や年配の方の多いクラスは少しおとなしめな恰好を心掛けています。


男性こそぜひヨガを


瞑想やマインドフルネスへの興味から始める方も多いです


ヨガの入口って色々あって、
ある人はダイエットだったり、瞑想だったり、哲学だったり、
チャクラやエネルギーなど人によってさまざまです。

だから目的もいろいろあっていいし、どう取り組むかによりますが、ヨガの効果はほんとに幅広くまだまだ未知の可能性を秘めています。

ここ数年日本のヨガ人口も増えて、メンズヨガが取り上げられたり、
著名なアスリートやビジネスマンが瞑想やヨガを取り入れていることがクローズアップされ、ひと昔前よりも男性がヨガをしやすい雰囲気になっているように思います。

今はありがたいことにスタジオに行かなくても家でオンラインヨガが気軽に受けれますし、目的やライフスタイルが違ってもその方にあったヨガとの付き合い方がきっと見つかると思います。

夫も
「ヨガやったらやっぱすっきりして気持ちいいわ~、またやりたいわ~」
(関西弁の意訳)
と言ってました。次はいつになるのやら、ですが。

自分に合えばラッキー♪
って気軽な気持ちでぜひやってみてください。

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