「つながる」
小雪 末候
「橘始めて黄なり」
(たちばな はじめて きいなり)
12月2日から6日ごろのこと
12月、「師走」。
「師」、
かつては僧侶のことをこう呼び、
僧侶も走るほどに忙しい月という、
そんな意味があるらしいけれど…。
最近は、この時期とお盆の頃はバイクに乗る、僧侶を見かけることが多い。
「走る」には違いないのかな…。
「小春の空」が続き、
日中は本当に過ごしやすい日が続く。
けれど時折、朝夕がキリッと冷えたり、
時雨に雷の音が響いたり、
風が急に強くなると、
風の音が窓を押してきたりと、
「冬」はしっかりと大地に根づいて、
しばらくすると、
霜柱が立ち始めるに違いない。
「セカンドハウス」のお話をしてから、
1週間が立つ、
はじめのころのトキメキが、
すっかりしぼんでしまったことを、
今日はすこしお話がしたい…。
「つながる」は、
やはり大変なことであった…。
というのも、
「つながる」という言葉は、
離れ離れの物や
切れていた物が結ばれる。
切れずに連なり続くという、
そんな意味のある
「繋がる」である。
わたくしとしたことが、
軽はずみに手を出せるような、
そんな言の葉ではなかった。
「切れずに連なり続ける」
「まぁまぁ大変かも…。」
谷川俊太郎さんが以前、
「今の時代は、言葉のインフレの時代」
というお話をしておられたけれど、
まさに「Bluesky」青い空の国も、
「言葉のインフレ」の盛んな国であった。
「いまさら?」
そんなお声が聞こえてくるようで、
お恥ずかしいが、
「note」の国とは、
まったく「言葉」の重みがちがう。
「言葉のインフレ」が、
どんどん盛んになると、
次から次へと、
「言葉」を散らし運ぶが如く、
「風」が強くなるようで、
「かるい言葉」は耐えられずに、
次から次へと風に運ばれ残らない。
もちろんそれは、
紙に記したモノではないし、
カタチになる前から風に運ばれ、
消えてしまう。
そして「心」にも残らない。
「言葉のインフレ」は、
どんどん言葉を消費はするけれど…。
その先に、なにか悲しい結末が待っているようで不安がよぎる。
とはいえども、
「Bluesky」の国にも、
素敵な方々は住んでおられるし、
素敵な言の葉と写真に、
巡り合うこともできた。
感謝しなくてならない、が、
が、である。
このご時世、
「色々」と考えることもあり、
「セカンドハウス」は、
早々と「北窓を閉じ」、
冬支度の上、本宅へ戻ることに決めた。
我ながら、
「ややこしいことをしてしまった…」
まぁまぁ、これも経験…。
そういうことにしておこうじゃないの。
(とほほほほほ…)
僧侶もバイクで走る時節、
「言の葉」までが走り回る、
それではすこし、
心が落ち着かないのである。
とうわけで、この後も末永く、
おつき合いいただけましたら、
幸せでございます。
🍊 追記 🍊
冬のはじめ、
カラダとココロの調子を整えるため、
「*言の葉Days365*」の、
「俳句」をお休みし、
「歳時記」の素敵な言葉を、
ご紹介したりすることもございます。
いつもありがとうございます
素敵な出会い、心温まるお便り、
スキボタンやフォローに感謝して。
「師走」
1年で一番忙しい時
どうかお風邪など
お召しになりませんように
お祈りしながら…☘
🍊。。。🍊。。。🍊。。。🍊
参考資料
ふうちゃん様 イラストより
(#ふうちゃん283)
いつもありがとうございます☘
「旬を楽しむ日めくり七十二候」
白井明大著