孤独と恋愛についての考察
話し相手がいなくても、あなたは孤独ではない
苦しい時、余裕を持てずに、つい孤独だと思ってしまう。苦しみだけでも辛いのに、孤独が襲ってくると、立ち上がることすらできない。ひたすら体を丸め、苦しみの中にうずくまるしかない。
でも本当に自分は孤独なのだろうか。確かに悩みを相談できる人はいない。だから孤独だ、つらいと決めつけていたが、果たして本当にそうだろうか。この世の中に悩んでいる人はいないのだろうか。そんなことはありえない。全く同じ悩みではないにしろ、苦しんでいる人はたくさんいる。
大切な人を失った悲しみ
過去への後悔
自分の能力のなさへの苦しみ
わかりあえないつらさ
日々、あらゆる苦しみや悲しみが私を襲う。こういう時、自分を元気づけても意味がないことを知っている。むしろひたすら悲しみに浸っていた方がいい。
ずっと孤独だと思っていた。悩んでいるのは自分だけだと思っていた。いや、誰かも同じように苦しんでいると思う余裕すらなかった。
でも今は違う。私は一人ではない。たとえ悩みを誰にも打ち明けることができないにしろ、この瞬間に泣いている人がいる。途方に暮れている人がいる。
だから私は一人ではない。
お互い、頑張って生きているね。
しばらくは歯を食いしばって生きるしかなさそうだね。
耐えるところまで耐えてみよう。
ごまかさずに生きることが、意外と最善かもしれないね。
こうなったら、怖いけれども、とことん悩んでみるしかなさそうだね
私と同じように悩んでいる人にかけたい言葉が、そのまま自分にかえってくる。夕方まで悲しみに耐える。そしてようやく起き上がる。
思い切って外に出る。空を仰ぐ心の余裕ができたことを、うれしく思う。ファーストフード店に入ると、前によく聴いていた曲がかかっている。
ホットカフェラテのいい香りがする。少し元気になれたみたい。こんな単純なことでと思う一方、こんな単純なことで癒されたことがうれしい。
「私は一人ではない」
心の中で唱えてみる。さっきより実感がともなう。深呼吸をする。悲しみの量は減っていないのに、なぜか心が穏やかになっている。不思議。
「私は一人ではない」
あなたと同じように私も苦しんでいる。でも単純なことで、少しだけ元気になれたよ。空を仰いで、音楽を聴く。そして片手にカフェラテ。
あなたは元気になるために、なにか工夫をしていますか?もししているなら、聞かせてほしいな。
会ったこともないあなたへ、心の中で話しかけてみる。私は一人ではないという思いを新たにする。
いつの日か、あなたと会えたらいいな。悩みを打ち明け合ってもいいし、なにも話さなくてもいい。カフェラテで乾杯しましょう。え?違う飲みものがいい?じゃあ、それぞれ好きな飲みものを手に、乾杯しましょう。
一緒に、空を眺めるだけでもいい。雨だったら、雨で残念だねと、笑い合えばいい。そして、お気に入りの私の曲を、一緒に聞いてほしい。
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