完全挙手制の恋愛(4)
それはあまりに突然のことでした。ですが私には大したことに感じませんでした。その時大きな声がしました。私は振り向きました。でもでもそれじゃあまりにあまりにも不公平じゃありませんか。天秤にかけるのですか?私の人生を、あなたの天秤にかけるのですか。それでもいいそれでもいいと思えるような恋だった。だけど声が聞こえたのです。神様の声でしょうか。その時私は悟ったのです。あなたとの恋は全て宇宙服だった。凡人の私には全く無関係だけど、お近づきになるだけで、ステイサシー。そして身に纏う事ができ