ストレス度を測る方法：簡単な質問で自分の心をチェックしよう

はじめに

日々の生活や仕事の中で、知らず知らずのうちに溜まってしまうストレス。多くの人が、「どのくらいストレスを感じているのか」「今の自分の状態はどうなのか」を把握できていません。しかし、ストレスの度合いを定期的にチェックし、適切に対処することは、心と体の健康を保つためにとても大切です。この記事では、簡単な質問を通じて、あなたのストレス度をチェックする方法と、その結果に基づいた対処法を紹介します。

ストレス度をチェックするための質問

以下の質問に「はい」または「いいえ」で答えてみましょう 。

1.	舌が白くなることがある
2.	食欲が減った、または食の好みが変わった
3.	胃がもたれることが多い
4.	お腹が張ることがある
5.	肩がこる
6.	背中や腰が痛くなる
7.	疲れがとれない
8.	体重が減った
9.	起きるのが辛い
10.	やる気が出ない
11.	寝つきが悪い、または眠れないことが多い
12.	急に息苦しくなることがある
13.	動悸がすることがある
14.	風邪をひきやすい
15.	すぐにイライラしてしまう
16.	人と会うのがおっくうに感じる

これらの質問に「はい」が多い場合、あなたのストレスレベルが高まっている可能性があります。

より詳細なストレスチェック方法

「こころの耳」では、職場におけるストレスのセルフチェックを行うことができます。ここでは、次のような質問に答えることで、最近1ヶ月のストレスレベルを測ることができます 。

•	怒りを感じることが多かったか？
•	ひどく疲れを感じることがあったか？
•	不安を感じたり、落ち着かないことがあったか？
•	仕事が手につかず、気分が晴れないと感じることが多かったか？

これらの質問に対して、以下の選択肢から答えます。

•	ほとんどなかった
•	ときどきあった
•	しばしばあった
•	ほとんどいつもあった

結果に応じて、ストレスのレベルを把握し、必要に応じて対策を考えましょう。

ストレス度を数値化する

ストレス度をパーセントで表し、次のような3つのタイプに分類する方法もあります 。

•	0-25％: 疲れ知らず - ストレスレベルは低い状態。現在の生活スタイルを維持し、自己管理を続けましょう。
•	30-65％: ややお疲れ - 軽いストレス状態にあります。リラックスできる時間を取り、ストレス対策を積極的に行うと良いでしょう。
•	70-100％: かなりお疲れ - 高度なストレス状態。生活や仕事の見直しを行い、必要であれば専門家に相談することをおすすめします。

ストレス度チェックの活用方法

ストレス度チェックは、現在の心の状態を客観的に知るためのツールとして有効です。以下のポイントに注意しながら活用しましょう。

1.	定期的なチェックを行う: ストレスは変動しやすいので、1ヶ月に1度など定期的にチェックし、変化に気づくことが大切です。
2.	結果に基づいて対策を取る: 高いストレス度が出た場合は、休息を取ったり、カウンセリングを受けるなど、適切な対策を講じましょう。
3.	無理をしない: 自分の限界を知り、無理をしないことが大切です。無理に耐えようとすると、心身ともに悪影響を及ぼすことがあります。

まとめ

ストレス度を知ることは、自分の健康を守る第一歩です。今回紹介した質問やチェック方法を使って、ぜひ自分の状態を確認し、適切な対策を取ってください。気になる症状が続く場合は、専門家に相談することも検討しましょう。ストレスを上手に管理し、心と体の健康を保っていきましょう。

さらに詳しいチェック方法や対策については、以下のリンクから確認できます。

•	ストレス度チェックリスト - 日本成人病予防協会 
•	職場のストレスセルフチェック - こころの耳 
•	ストレス診断と対処法 - コグラボ