流浪の月が好き過ぎる件
こんばんは。
これまで生きて来て、誇張なしで最も心鷲掴まれた小説は、凪良ゆう先生の「流浪の月」です。
ニュース番組では
「変態のロリコン男が、小学生の女の子を連れ帰って暮らしていたが、とある動物園で一緒のところを一般市民が見つけて通報し、警察に確保、保護されたものの、少女は既に犯人の男に洗脳されており、離れたがらず泣き叫んでいた」
そんな報道。でも…実際は…⁇
何回も読み返しているうちに好き過ぎて買い足し、わが家には今のところこの小説が3冊あります。
"はたからチラ見程度すら見てないことに赤の他人がとやかく言えない"
初めて読んだ時の率直な思いでした。
人それぞれに事情や秘めた気持ちがあって、それを誰かにわかってもらおうとすることすら諦めた人の気持ちというか。
絶望という言葉もチープに感じる、そんな想いです。
かと言って「正論」や「常識」を真っ向から批判できるほど振り切った気持ちは持ち合わせていない自分。
ジレンマと戦わせられる作品です。
きっとこれからも何回も何回も読み返すんだと思います。
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