おばあちゃまの 胡麻味のおはぎ
作り方を聴いておけばよかった…。
コレほど 後悔した事は無い。
美味しかったなぁ おばあちゃまの 胡麻味のおはぎ。
どうして 訊ねなかったのだろう
〝 どうやって作ったの? “ って。
毎年 白胡麻をすり潰したものと 黒胡麻をすり潰したものとを 両方ともつくる。
ただ 胡麻を 挽いている訳ではなさそうだった。少し透明感があって ねっとりしつつ 甘さも適度にあって 中のうるち米の 半つき(半殺し)とも相まって 和菓子屋さんに売っていても遜色なさそうな出来栄えの 胡麻味のおはぎ。うっま。
親世代は なぜか 誰も作り方を知らない…。
もらって食べるのが 専門らしい…。なぜ?
まさか聴いてないとは思わなかったので おばあちゃまがいなくなって そろそろ食べたいなぁと思って 誰か一人は知っているだろうと尋ねたら 親族の誰も知らなかったという 幻のおはぎになっていました。
なんと勿体無いことをしてしまったのか…
おばあちゃまは 上から見て 笑っているのでしょう。
〝まったく あなた達は 美味しい美味しいって 食べるばっかりで 誰ひとり 手伝ってくれないんだもの“って。
親世代に遠慮なんてしないで 聴いておけばよかった
おばあちゃまの 胡麻味のおはぎ。
でも 私だって 美味しい 美味しいと ただ 「食べているだけの人」の その1人だ。
こんな時代だもの なんの遠慮が要るものか。
美味しいメニューに出会ったら 素直に美味しいですと 伝えた後で 素直に聴いてしまおう。
〝コレは どのように作られたのですか!?“
と。
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