文鳥のP君の話。
以前我が家にいた、オスのP君の話をしたいと思います。
この子は日本生まれの日本育ち、約6歳の時に日本を離れて 海外で一緒に暮らしていました。
日本を離れる時の話は⤵️に別記事がありますので
興味のある方は寄り道していって下さい…。
P君はオスの白文鳥でした。
街の小さなペットショップで、鳥好きのパートさんから 大切に手乗りに育てられていた、
5羽の中の1羽でした。
(3羽はメス、2羽はオス)
初めてお店で見たときは まだ、さし餌が必要な時期でした。日中仕事がある身としては、コレでは無理なので、完全一人餌になってからお迎えすることをお約束して、2羽のオスのうちどちらかに…ということで しばらく育てて頂きました。
約束の日にお店に行くと、体も大きくなってクチバシもしっかり赤くなって、見違える様になった子たちがお迎えしてくれました。
みんな元気いっぱい…ん?
なんか隅に1人でポツン…と拗ねてる子がいる。
具合が悪い訳ではなさそう。
ジィ〜っと他の子たちが人間と戯れているのを、離れて見ている感じの子だった。
体は皆んなより大きめなのに、気が弱いのかなぁ…
お店の人はもちろん『元気ですよ』と言っている。
ゴハンも食べるし、手にも乗るし、他の子とも遊ぶ
と言うのです。
今はちょっと端っこにいますけどね…と。
こんなとき、だいたい『元気のいい子を手に入れましょう』と飼育本には書いてあります。
自ら手に乗ってくる子にしましょう、と。
でも…
凄く気になってしまって、もうこの、
「端っこで拗ねてる子」以外は目に入らなかったのです。
『 この子にします! 』
そう言って、P君は我が家の子になりました。
そしてP君は
我が家に来た途端、甘えん坊さん大爆発❤️🔥
もうとっくに1人餌なのに、食べない!
ケージの隅に飛びついて、人の顔を見ながら
嘴を開けて『お腹すいたよっ❣️ア〜ン❣️』の
連続アピールをするのです。
ちょっとぉ〜💦 もうさし餌しなくていいって言われてるのに、君は どうして赤ちゃんがえりしちゃうのぉ〜⁇
こんな事もあろうかと、事前に用意していたさし餌グッズで慌ててあげると、今度はクチバシを閉じて
『食べないもぉ〜ん💔』の反抗期を発動。
嘴に近づける直前まで、全開に開けているのに、
直前で閉じてしまうのです。
もぉ〜⁈どうしたの😱なにがあったのぉ〜⁈
食べてよぉ〜‼︎お腹すいてるんでしょぉ〜‼︎
ねぇねぇねぇ…😢
文鳥を飼うのが初めてではないので、賢いことも、かまいすぎるのが良くないこともわかっていたけれど、この子はそれにしても頭が良さそう…。
人を観ている(観察している)んだなぁ…
自分の飼い主として妥当かどうか、我々が試されているのです。
こうなったら負けてはいられない!
最善の方法で彼に幸せになってもらわなければ!
その後、彼の足元に撒き餌をしつつ餌箱にも今までの餌を入れたりしてそっとしていると、なんてことは無い、ムシャムシャ食べていたのです(ホッ)。
やっぱり試していたのです、人間の出方を…。
P君は面白いこだわりがあって、放鳥中で手の中にいてトイレをしたくなると、教えてくれる子でした。
『早くティッシュを差し出しなさい!ピッツ!』
なので、手や頭・肩を汚される事がほとんどない
子で、手がかかりませんでした。
そんな事誰に教わったのだろう。
前世も文鳥だったとか?
イヤ、逆に文鳥の飼い主だったとか…
ーーまだまだ語りたいことはたくさんあるので、
機会があれば次回ということで…。