ランドセルは6年間も使えなかった件

幼稚園児の時、既に『何年生なの?2年生くらい?』
と間違われるくらい背が高く、ふけていた。
よく言えば大人びていた。

入学時には、学年で1番後ろを争うくらいの背の高さだった。

新入生だけどランドセルが、いきなり似合う。

時は過ぎ、小4頃には背負うのが既に厳しくなってきたのだ。

肩が入らない…

昨今の機能性の高いランドセルと違い、昭和の牛皮のソレは硬く、サイズ調節も限られたものだった。

体が成長して背負い難くなったとしても、なんの疑いもなく、全員が背負うものとされていた。

身長もぐんぐん伸びて、6年生でとうとう150cmを超えた。
そしてまだ、入学当時からのランドセルを背負っていた。

一種のコスプレ状態になっていた。
おかしいだろ、服だって子供サイズのデザインがあまり無く、どちらかと言えば大人っぽいのに
黄色い帽子とランドセル…

一度、手提げカバンに変えたことがあったのだが、重過ぎて断念したのだ。
手提げの他に補助バックは流石に重くて、拷問の様だった。
(お陰様で腕も長いのは、この時のせいか?)

【丈夫で長持ち、みんな一緒
       小学生はランドセル】
この呪縛から解き放たれたいと思っている
体の大きな子は、意外といると思う。
両手が空いて安全と言うが、それならリュックでも
良いのではと思うのだ。
もっと軽くて安価な物は幾らでもあるのだから。

お笑いの方の、黄色い帽子でランドセルを見ると
デジャヴの様で、笑うどころか
ツラい記憶がよみがえってくるのは、自分だけかな…