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鎌倉めぐり


ゴールデンウィークは5月2日に鎌倉めぐりをしました。
最初に伺ったのはハルバル材木座です。HPによると、ハルバル材木座は鎌倉駅から約1800歩、住宅街にあって歩くと結構遠いです。もともとオーナーの伊藤賢一さんの自宅だった建物をほぼそのまま使って、2021年3月にハルバル材木座を開いたとのことです。1階が伊藤さんお気に入りの雑貨などを売っている「ハルバル商店」、2階は当初はコワーキングでしたが、今はレンタルスペースの「ハルバルスペース」です。

さらに、伊藤さんがそれまで勤めていた会社で人事系の仕事をしていたということで、仕事やライフスタイルのアドバイスなども行っています。1階、2階とも、とても落ち着いた雰囲気で、2階にあるバルコニーがまた素敵です。「きっかけ」と「しっくり」をお届けしますと謳う「ハルバル材木座」は、伊藤さんのセンスの良さがそこかしこに光る設えの建物(ハード)と、穏やかでいて頼りになりそうな伊藤さんの雰囲気(ソフト)が相まって、とても居心地のいいスペースでした。

その伊藤賢一さんから教えていただいたのが、「ハルバル材木座」から駅の方面に数分歩いたところにある関係案内所「はつひので」です。「はつひので」を運営する小林ななみさんは、以前は「ハルバル材木座」の2階にあるキッチンでコーヒーなどを提供していて、自分のスペースを持ちたいと思い立ち、2022年6月に「はつひので」をオープンしました。

酒屋さんをリノベーションした店舗ですが、「ハルバル材木座」の伊藤さんが一緒にこの場所を探してくれたのだといいます。いわば「ハルバル材木座」から独立した小林さんがやりたかったのは、何かに挑戦したい、何かに出会いたい、鎌倉のまちとつながりたいとの思いを持っている人たちの、新しい縁をつなぐ場となるように立ち上げた「居場所」です。

ベースはコワーキングですが、さまざまな人が出入りしているようで鎌倉界隈の情報も盛りだくさんです。「関係案内人」を名乗る小林さんは、僕が伺った際も、僕が出版関係の仕事をしているのならと、「未来の自分へ手紙を送れるお店」だという蔵前の「自由丁」というお店を紹介してくれました。「はつひので」には連絡帳もあるので、このプロジェクトの概要が定まって、どんな人に住んでもらいたいかが固まってきたら、また来店したいと思います。

「はつひので」の次は、仕事も休憩もできる小さな図書室「すきま鎌倉店」にも行きたかったのですが、営業時間が午後5時までだったので、この日は間に合いませんでした。「すきま鎌倉店」は、ユーミーの海沼さんのお友達が運営しているらしく、また機会があれば伺いたいと思っています。

「すきま鎌倉店」をスルーして行ったのが鎌倉駅前蔵書室「カマゾウ」です。チガラボチャレンジの際に「鎌倉に面白い図書館があるよ」と教えてもらったところです。テナントビルの3階にある会員制の小さな図書館で、鎌倉関係の本だけが置いてあります。鎌倉駅からすぐの狭いビルが肩を寄せ合うように並ぶ通りの雑居ビル一つ、狭い階段を3階に登っていくと賑やかな話し声が聞こえてきました。入り口を入ると、部屋の中央に置かれた10人ちょっと座れる椅子とテーブルは満員で、みんなでワイワイと話をしています。

入り口脇のレジカウンターには店長の鈴木章夫さんがいて、店内に顔を覗かせた僕たちに「いらっしゃいませ」と声をかけてくれました。「初めて来たんですが、今日はイベントですか?」と聞くと、「いえいえ、いつもこんな感じです」とのこと。特にイベントが行われていなくても、鎌蔵は普段から常連さんたちで、和やかな会話の花が咲いているのです。「こんな図書館初めてだ!」と衝撃を受けました。鈴木さんがお店に常駐しているため、お客さんが自由にワイワイできる雰囲気が保たれているんだろうと思いました。鈴木さんは「もうちょっと広いところがあれば、コワーキングもしたいんだよね」とも言います。ちなみに、「とまり木」のジミーさんもカマゾウの会員だそうです。

この日、最後に行ったのは猫カフェ「にゃんくる」です。小町通りを曲がってすぐのマンションで、階段を登って2階が「にゃんくる」の店舗でした。猫カフェ自体訪れたのが初めてで、システムを説明してもらうと、時間制になっていて30分フリードリンクで1100円、以後は10分ごとに追加料金となるとのことです。

入り口を入ったスペースで説明を聞いて、荷物をロッカーに預けてから猫がいる大部屋に入ります。ドリンクは猫部屋の手前のスペースで飲むようになっていて、ガラス張りで猫部屋を眺めながらドリンクを飲めます。猫部屋には20匹近い猫が自由にしていて、人が引き戸から入ると、結構な確率で猫部屋から出てしまう猫がいました。そういった場合、すぐスタッフさんを呼んで猫部屋に戻すのですが、ちょっと一手間かかって大変だと思いました。

また、部屋にトイレが見当たらなかったのですが、スタッフルームというか猫砂や餌をしまっていると思われるバックヤードの扉わきに小さな小窓が開いていて、そこから奥にトイレが置いてありました。夜間はこの部屋でケージに入れているのかもしれません。

このお店は長野県の保護猫団体と提携していて、猫たちはそちらから来ているとのこと。近くの保護猫団体であればいろいろ話も聞けるかなと思っていたのですが、それはできませんでした。とりあえず、1回猫カフェに来てみて、なんとなくのイメージは掴めたという感じです。

その帰り道、パタゴニアに寄って行こうと思ったらすでに閉店だったのですが、その手前の店に「出会いは”はじまり”」と銘打たれた「みんなのほんばこ」(写真)がありました。これまた参考になりました。

翌週の5月9日には、ユーミー長村さん、早川さん、荻野さん、うちの夫婦2人で打ち合わせでした。今回は、「とまり木」集合として、みんなでとまり木を見学してから、近くのファミレスに移動して打ち合わせです。とまり木では、「ちょっと見るだけですぐ移動します」と事前にジミーさんに話していたのですが、ジミーさんは結構しっかりと説明してくれて、こちらからの質問にも答えてくれました。ありがとうございます。
移動してファミレスに行ったら、13時半頃で、ファミレスがいっぱいでした。普段ファミレスに行かないので気にしてなかったのですが、この時間はお昼ご飯の後で一番お客さんが話に花を咲かせている時間のようでした。15分くらい待って4人席が空いたので、そこに5人座らせてもらいました。

今回は、今後の展開として、どうやって情報を公開していくかを検討しました。僕がnoteを書いてそれをFBと連動させたり、インスタを始めたり、そうした個人のページとプロジェクトのHPを連動させたらどうかという話が出て、とりあえずnoteに綴った文章を順次、公開していくことになりました(それがこの文章ですが、だいぶリアルタイムからは遅れています)。

それから、荻野さんから、今までに、あるいはこれからも見に行った施設や物件を感想を添えてマップのようにしてはどうかという案もでました。それを一覧で見られるようにして、相互リンクのようにすれば、これからこうした物件を作りたい人の参考になるし、先方側から見てくれる人がいれば興味を持ってくれるのではないかとのことで、まずはnoteに書いたものから起こしていこうかということになりました。

今後は、「大家の学校」のスケジュールを確認して、6月から始まる集中ゼミナールの次の週にプロジェクトメンバーで集まることになりました。

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