水島吉隆

1969年生まれ、日本の近現代史について雑誌などに執筆をしています。その傍ら、茅ヶ崎で…

水島吉隆

1969年生まれ、日本の近現代史について雑誌などに執筆をしています。その傍ら、茅ヶ崎で家族から引き継いた不動産の管理を行い、現在はコミュニティ賃貸アパートを計画をしています。趣味は畑仕事と映画鑑賞。

最近の記事

「猫も人も幸せになる」猫共生アパートを追求の巻

7月17日の集中ゼミナールで「猫と本」を中心に据えた物件にするという方針に転換しましたが、19日にはジミーさん、鹿島さん、キッチーの「TAKURAMI不動産」のメンバー3人が5月以来、集まってくれて、「大家の学校」でインプットしたことをアウトプットして整理する場を設けてくれました。 「大家の学校」で「循環」はテーマから下ろすこと、「なりわい暮らし」は結果として「起こる」くらいとして、自由度の高い、余白のある設計にしておいたらいいといった話があったことを話しました。 また、

    • 「循環」「なりわい暮らし」を下ろし、「猫と本」を掲げる

      7月はまず7日に「大家の学校」の2限がありました。「なぜ今、ネイバーフッドなのか」というテーマで、講師は豊島区の東長崎でMia Miaという喫茶店のオーナーのアリソン理恵さんと、校長の青木純さんとの共著『パブリックライフ』を書いた馬場未織さんです。 この日の予習は東長崎に行って、1階にアリソンさんの壱番館と「Mia Mia」を見学。壱番館は3階建てマンションの1階部分をリノベーションして、建築士のアリソンさんとグラフィックデザイナーさんの事務所として使用していて、週末はイベ

      • 「集中ゼミナール」始まる

        「大家の学校」関西合宿から1週間、もう一つ受講している「集中ゼミナール」が6月22日から始まりました。「集中ゼミナール」は事業計画に特化したコースで、視察+4回のレクチャーとなります。受講生は6人という少人数です。今年の講師は校長の青木純さんと世田谷の大家さん安藤勝信さんです。 安藤さんは集中ゼミが始まる前、集中ゼミ用のアプリにSUPERBEVERの「小さな革命」という曲を「青木純はこんなことがきっと言いたいのだと思います」と紹介してくれました。その歌詞に「小さな革命を/当

        • 「大家の学校」1限&関西合宿

          6月6日、先月開校式が行われた「大家の学校」の「取り組み紹介&お悩み相談会」がリモートで行われました。発表したのは6人で、僕はチガラボチャレンジの資料をアレンジして発表しました。チガラボチャレンジやっておいてよかった! ちなみに、大家の学校では、受講前に「大家の学校を修了した時の理想像」を挙げておくという課題がありました。「取り組み·物件をこんなふうにしておきたい」「自分自身がこんなふうになっていたい」、この2項目に以下のように書きました。 ·物件について 現在、取り組ん

        「猫も人も幸せになる」猫共生アパートを追求の巻

          「大家の学校」始まる

          5月19日から「大家の学校」が始まりました。 「大家の学校」が始まる前に、4月に相模大野の「キチカ」で行われたイベントで買った校長の青木純さんが書いた新刊『パブリックライフ』を読みました。純さんの前著『大家も住民もしあわせになる賃貸住宅のつくり方』はすでに読んでいたので、池袋のカスタマイズ賃貸・オーダーメイド賃貸を手掛けたことは知っていました。今回の『パブリックライフ』では、時系列的に言えば、だいたいその後のことが書かれていて、高円寺アパートメントや青豆ハウス、都電テーブル

          「大家の学校」始まる

          鎌倉めぐり

          ゴールデンウィークは5月2日に鎌倉めぐりをしました。 最初に伺ったのはハルバル材木座です。HPによると、ハルバル材木座は鎌倉駅から約1800歩、住宅街にあって歩くと結構遠いです。もともとオーナーの伊藤賢一さんの自宅だった建物をほぼそのまま使って、2021年3月にハルバル材木座を開いたとのことです。1階が伊藤さんお気に入りの雑貨などを売っている「ハルバル商店」、2階は当初はコワーキングでしたが、今はレンタルスペースの「ハルバルスペース」です。 さらに、伊藤さんがそれまで勤めて

          鎌倉めぐり

          チガラボチャレンジとその振り返り

          4月14日、いよいよチガラボチャレンジ·ファイナルの日がやってきました。 それまで、ジミーさんからのアドバイスを参考にして、プレゼン資料を作りましたが、なにぶん初めてKey note(マック版のパワポ)を使って資料を作り、写真や地図を貼ったり、文字を動かしたりと、ネットで調べ調べして、なんとか作り上げた資料で「これで大丈夫かな?」と大いに不安ながら、今のところのプロジェクトの構想を発表しました。 そもそものプロジェクトの始まりが「父の相続税対策のためにユーミーさんから提案

          チガラボチャレンジとその振り返り

          「大家の学校」のイベントへの参加とTAKURAMI不動産の「まち歩き」

          アパート建築に向けて動き出してから3ヵ月、3月29日にはユーミーさんとの打ち合わせで、契約書を提示されました。そもそも相続対策ということで、こちらから早めに進めることをお願いしていたので、6月に設計を固めて、9月には着工、来年6月に完成というスケジュールとなっていました。契約書の内容をよく読ませてもらいたいと申し出て、とりあえず持ち帰りました。 設計については、現在計画している”なりわい暮らし”以外への変更も可ということです。提示されたスケジュールに関しては、5月から「大家

          「大家の学校」のイベントへの参加とTAKURAMI不動産の「まち歩き」

          「なりわい暮らし」「猫のいるコワーキング」「一棚ライブラリー」、それぞれの見学

           3月17日は昼夜のハシゴでした。  昼間はゆうさんと建築家の早川さんの3人で横浜の「八景市場」を見学しました。「八景市場」は早川さんが設計した小商いができる長屋風のアパートで、大家さんは「大家の学校」で石井光さんと同期だったという平野健太郎さんです。早川さんが平野さんにアポイントを取ってくれて、見学させてもらいました。 「八景市場」の最寄駅は金沢八景ではなく金沢文庫駅で、そこで早川さんと待ち合わせて向かいました。住宅街を15分ほど歩いて、「八景市場」に到着しました。平野さ

          「なりわい暮らし」「猫のいるコワーキング」「一棚ライブラリー」、それぞれの見学

          石井光さんとTAKURAMI不動産

          3月に入って、2日には石井光さんがやっているコミュニティ農園「Edible Park」に初めて参加しました。うちから自転車で行かれるところにある800坪の畑で、二十数家族で一緒に野菜を作っています。基本的に、毎週土曜日の午前中に集まって、みんなで作業を行います。ジャガイモ班やきゅうり班といった感じで班ごとに自分の作りたい野菜を育てて、人手が必要な時はみんなで手伝うといった仕組みのようです。 Edible Parkは無農薬·有機農法で、僕がここ数年動画などで見よう見まねでやっ

          石井光さんとTAKURAMI不動産

          三軒茶屋と下北を見学

          チガラボでサス研の斎藤圭太郎さんに会った翌日の2月19日は、ゆうさんと二人で猫関係の物件などを見学してきました。 最初は三軒茶屋にある「SANCHACO」という、賃貸住宅に猫がいるコワーキング、レンタルスペースが併設された複合施設です。コワーキングスペースは、近場でいうと鎌倉にも猫がいるコワーキングがあったようなのですが、メールしてみると、そちらは去年で閉店したということでした。 「SANCHACO」を運営する大家の東大史さんに時間を取ってもらい話を伺いました。保護猫団体

          三軒茶屋と下北を見学

          初めてのチガラボ

          2月12日、初めて茅ヶ崎の「チガラボ」を訪れました。チガラボは7年前にオープンしたコワーキングスペースで、「とまり木」のジミーさんがスタッフとして働いていたところでもあります。 「ヒトのつながりから、新しいコトが生まれるコミュニティ」と謳っていて、チガラボに出入りする人がいろいろなプロジェクトをやっているようで、先日伺った「Cの辺り」の池田美砂子さんもチガラボと繋がりがあるようでした。 しかしながら、というか、なんというか、美砂子さんからチガラボは3月いっぱいで閉鎖すると

          初めてのチガラボ

          ”なりわい暮らし”の提案と大家という仕事について

          1月30日、ユーミーさんとの打ち合わせ。 ユーミーグループ丸山アーバンの長村さんが提案してくれた構想は、「TSUBANA」のような”なりわい暮らし”のアパートでした。駐車場の細長い敷地に長屋風のメゾネットタイプのアパートを建て、近くの駐車場にはカフェやコンテナの店舗をつくって、一帯で賑わいを創出してはという案でした。 1月12日のツアーでいろいろなコミュニティ賃貸を見学したなかで、「BRANCHE」のような無垢材の床と漆喰の壁のシンプルで上品なテラスハウスで十分じゃないかと

          ”なりわい暮らし”の提案と大家という仕事について

          一棚オーナー制の「とまり木」「Cの辺り」を訪ねる

          見学ツアーから4日後の1月16日、今度は茅ヶ崎市で一棚オーナー制の本屋と図書館をやっているお店を調べて、アポイントなく夫婦二人で訪れてみました。 最初に行ったのは、「話せるシェア本屋」と謳っている一棚書店の「とまり木」(トップの写真は「とまり木」さんの棚)です。突然の訪問にも、店長の大西さん(ジミーさん)はこころよく対応してくれて、僕たちが今計画していることをじっくりと聞いて、いろいろと話をしてくれました。 「とまり木」は「本をきっかけに人と話をしたり、新しい人とつながる

          一棚オーナー制の「とまり木」「Cの辺り」を訪ねる

          ブルスタ&ユーミー物件、見学ツアー

          年が明けて2024年の1月12日、石井光さんに教えてもらったブルースタジオとユーミーさんが手がけた物件のツアーに夫婦で行ってきました。 案内してくれたのは、ユーミーらいふグループの一つ、丸山アーバンの下山さんとユーミーclassの海沼さんです。 ここでユーミーらいふグループについて少し説明しておきます。 ユーミーらいふグループは、湘南地域を中心に主に建築・不動産事業を行っている会社です。そのユーミーグループの一つが丸山アーバンで、まちづくりや地域活性化を重視した「建設・不動

          ブルスタ&ユーミー物件、見学ツアー

          アパート計画の始まり(2023年末)

          今回、この土地の所有者である父は昭和12年生まれ、現在87歳です。 何年も前から、いくつかの建設会社や不動産屋、あるいは銀行などから、相続税対策として賃貸アパートを建てることを提案されていました。賃貸アパートを建てると、土地の所有者はその土地を自由に扱うことができなくなるため、税金が安くなるのです。これまでは特段そういった対策はしてこなかったのですが、昨年の終わりに、他の賃貸物件で管理をお願いしているユーミーらいふグループから相続税の概算などとともにアパート建築の提案があり

          アパート計画の始まり(2023年末)