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初めてのチガラボ

2月12日、初めて茅ヶ崎の「チガラボ」を訪れました。チガラボは7年前にオープンしたコワーキングスペースで、「とまり木」のジミーさんがスタッフとして働いていたところでもあります。


「ヒトのつながりから、新しいコトが生まれるコミュニティ」と謳っていて、チガラボに出入りする人がいろいろなプロジェクトをやっているようで、先日伺った「Cの辺り」の池田美砂子さんもチガラボと繋がりがあるようでした。


しかしながら、というか、なんというか、美砂子さんからチガラボは3月いっぱいで閉鎖するという話を聞き、あと2ヵ月しかないなかで、チガラボとどのようにかかわることができるのかと考えていたところ、2月12日に「地域のコワーキングスペース&コミュニティのつくりかたを考える会」というイベントがチガラボで開かれるということで、「これは行かなくては!」と今回は一人で申し込んでみました。


そもそも、僕はコワーキングスペースというものを利用したことすらありません。コワーキングスペーススには、「職場に行く代わりに、仕事をする場所なんだろうなぁ」ぐらいの認識しかありませんでした。


そんな状態で、初めてのチガラボです。


茅ヶ崎駅から歩いて約5分。ビルの5階でエレベーターを降りると目の前にガラス扉がありました。受付で今日のイベントを予約している旨を告げてお金を払うと、右側に学校の教室1室くらいのスペースがありました。その手前側の半分程度のスペースに4人がけの机が6つ程並べられていて、向かいの壁側にはモニターがありました。そこがイベントを行うスペースのようで、「空いているところに、自由に座ってください」とのことです。その奥側にも机が並んでいて、そちらはまたイベントとは別に仕事をする人が1人、2人座っていました。


隅の応接セットのような椅子には、ホームページで見たことがあるGジャンを着たチガラボ代表の清水謙さんが、誰かと話し合っているのが目に入りました。とりあえず、モニターから離れた4人がけの机の空いている椅子に座り、開始時間を待ちます。すると、参加者の何人かはテーブルの隣、あるいは向かいの机の人と親しげに話をしています。


どうやら、多くの人が顔馴染みのようです。それを横目で眺めながら一人でスマホをいじり、早く始まらないかなと結構強いアウェイ感を感じていました。


会社の看板もなく、仕事上の肩書きもなく、ただ自分個人として誰も知り合いがいない場にいるという経験はおそらくかつてないもので、ただただイベントが始まるのを待つばかりでした。実際には10分ほどだったと思いますが、体感的にはその倍くらいには感じました。


やっとイベントが始まると、まず司会の謙さんからチガラボのイベントの説明があり、その後、全員の自己紹介の時間になりました。今回の参加者は8人で、みんな自己紹介とともに今日のイベントに参加した理由などを話しました。僕もアパートとコワーキングスペースを作りたいと考えていることを話すと、謙さんから「後で、ちょっとプレゼンして欲しいくらいですね」と軽くコメントがあり、「いやいや、それは」と答えました。


そんな自己紹介が終わると、アウェイ感はかなり減っていました。その後は、名古屋で「TheTowerLounge CASHIME」というコワーキングスペースを運営している星野充人さんと三浦市でコワーキングスペースを作りたいという島央育さんのプレゼンが行われました。お二方それぞれのプレゼンの後には、机ごとにディスカッションがあり、それをもとに登壇者との意見交換の時間が設けられていました。


それが終わると、発表者、参加者交えての懇親会となりました。今回参加した人たちに自分の計画しているコワーキングについて話すと、いろいろな意見や感想をもらい、近隣にあるコワーキングを教えてもらったりして、とても有意義なイベントでした。これから自分がコワーキングを作るとしたら、今日、参加している人たちの協力、というかいろいろなアドバイスが欠かせないものになるだろうと感じました。


初めてコワーキングスペースを訪れ、こうしたイベントにも初めての参加でしたが、チガラボという場の、何かをやりたい人を一緒に盛り上げていこうとする雰囲気に触れ、「これがコワーキングスペースか!」と体感した1日でした。


それから2日後の14日にはユーミーとの打ち合わせがあり、「なりわい暮らし」のメゾネット賃貸アパートにコワーキング&一棚本棚で進めていくことを確認し、来年春の繁忙期である3月に完成させるには、4月に契約、8月から施行というスケジュール感で進めていこうとなりました。


さらに、18日には、再びチガラボでサステナブルライフ研究会@湘南(サス研)の斎藤圭太郎さんに会いました。圭太郎さんはチガラボでスタッフをするなかで、自分でもサス研という活動を始めた人です。「ちっちゃい辻堂」の石井さんとも近しいようで、辻堂·茅ヶ崎あたりでコミュニティ賃貸をつくるには、ぜひ話をしておかなければならない人だと思い、僕の方から連絡したところ、「では、チガラボで会いましょう」ということになったのでした。


サス研では、昨年から「のきさきフルーツプロジェクト」という新しいプロジェクトも始めたという話も伺いつつ、今の計画を話すと、興味を持ってもらえたようで、「とまり木」のジミーさんがやっているプロジェクト「TAKURAMI不動産」のことをを教えてもらいました。


「TAKURAMI不動産」もチガラボから生まれたプロジェクトで、定期的に不動産や空き家関係のテーマでイベントを行っているとのことです。圭太郎さんからジミーさんに話してもらい、改めてジミーさんから「TAKURAMI不動産」について話を聞かせてもらうことになりました。

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