これであなたもノギスマスター!意外と簡単なノギスの使い方
第一回目の素材・造形の授業にあたり、今回はノギスの使い方に関するnoteを記録していきます。
そもそもノギスとは
ノギスとはものづくりをする時に用いられる測定器のことです。定規で読み取れない目盛りの部分まで正確に測ることができます。
ノギスって何をはかるモノなの?
ノギスは主に
・外径の測定(テーブルの厚みなど)
・内径の測定(円の内径など)
・深さの測定 に用いられます。
では、測定方法や目盛りの読み取り方を説明していきます。
ノギスで測定する方法
(1)外径を測定する場合
外径(外側の長さ)を測定する場合には、測定したい対象物をノギスの大きい爪のような部分で挟みます。
今回はテーブルの幅を測定していきます。
テーブルの幅にピッタリ合うようにノギスの爪の部分を挟みます。
数値がずれないようにネジを締めて固定し、テーブルから引き抜き、目盛りを読み取っていきます。
数値を読み取る時は、まず小さい目盛りの0の部分に注目します。
25mmと26mmの間に0の目盛りがあるため、25.??mmということが確定します。
次に、小数点以下の数値を読み取っていきます。
小さい方の目盛りと大きい方の目盛りがピッタリ揃う場所を探します。
今回の場合は、6に当たる部分の目盛りがピッタリ揃いました。
したがって、小数点以下の数値は6となり、テーブルの幅は25.6mmと測定することができました。
(2)内径を測定する場合
内径(内側の長さ)を測定する場合には、ノギスの小さい爪のような部分を測定したい対象物の端と端に合わせて測定します。
今回は化粧品のキャップの内径を測ります。
この爪のような部分をキャップの端と端に合わせていきます。
数値がずれないようにネジを締めて長さを固定し、外側を測定した時と同じように目盛りを読み取っていきます。
34mmに0の目盛りがギリギリ達していないため、33.??mmになります。
では、小数点以下の数字を読み取っていきましょう。
小さい方の目盛りに注目すると、小さい目盛りの数字で9に当たる部分が、大きい方の目盛りとピッタリ揃っています。
よって少数第一位の数字は9となり、キャップの内径は33.9mmと測定することができました。
(3)深さを測定する場合
深さを測定する場合には、ノギスの先端の細い部分を使います。
内径を測定した時の化粧品キャップを用いて、深さを測定していきます。
キャップのフチに角を引っ掛け、ノギスの先端を底にぶつかるまで伸ばしていきます。
こちらも(1)、(2)と同じように数値がずれないようにネジを締めて長さを固定し、目盛りを読み取っていきます。
小さい方の目盛りに注目します。今回は0の目盛りの位置が47mmでピッタリだったので、キャップの深さは47mmと測定することができました。
まとめ
・ノギスとは定規よりも正確に測ることができる測定器のこと
・ノギスで主に測れるのは
1.外径の測定(テーブルの厚みなど)
2.内径の測定(円の内径など)
3.深さの測定
・測定した後はまず小さい目盛りの0の部分に注目して整数部分を確定させ、その後、小さい目盛りと大きい目盛りがピッタリ揃った位置の数字が小数点以下となる。