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①スタイロフォームのイロイロ💠
こんにちは!今回はスタイロフォームについてみなさんにご紹介します。
スタイロフォームって何?
◎素材
そもそもスタイロフォームとは、住宅の断熱材などにも使われている身近なものなんです。
原料はポリスチレン(PS)の、中に気泡が含まれている合成樹脂の素材である発泡プラスチックの一種です。
📝ミニ補足メモ
ポリスチレンを使った発泡プラスチック(発泡ポリスチレン)は他にも
・ビーズ法発泡ポリスチレン(発泡スチロール)
・発泡ポリスチレンシート(食品トレー、容器のカップ)などがあります。
◎特性
スタイロフォームの特性は以下の通りです。
⭕️メリット
・軽量
・切る、削るの加工がしやすい
・耐水性◯
・断熱性◯
・酸やアルカリに対して安定
❌デメリット
・重さや衝撃に弱い
・溶剤で溶ける
・耐熱温度が低い(70〜90℃ )
・紫外線での劣化がある
⚠️着色の際、有機溶剤の入ったもの(シンナーなど)で色をつけようとすると溶けてしまうので気をつけましょう。
◎加工方法
スタイロフォームの加工方法は主に切る、削る、磨く、接着する、溶かすの5つがあります。
今回はこれを使いながら実際にスタイロフォームを加工していきます。
スタイロフォームを加工してみよう!
今回はまず一辺が80mmの立方体を切り、カーブのついた形に切削していきます。最初から80mmちょうどで切ってしまうのではなく、83mm程度で切りヤスリで調整する方が失敗しづらいです。
![](https://assets.st-note.com/img/1717598538494-s7Pa1oHo1Z.jpg?width=1200)
この大きなスチロールカッターと呼ばれる機械で切っていきます。
スタイロフォームを一定の速さで動かしながら、熱くなっている線に触れさせて溶かすことで様々な形にカットできるという仕組みになっています。
⚠️スタイロフォームを速く動かしすぎると十分に溶けず、引っ掛かってしまうため注意が必要です。
床に置いたペダルで、足でオンオフの切り替えを行います。
電熱線はすぐ熱くなりますが冷めるのも早いです。
![](https://assets.st-note.com/img/1717598855317-dmLKPrV6gG.jpg?width=1200)
これで立方体が切れました。
![](https://assets.st-note.com/img/1717599756790-tyXcnJDBpn.jpg?width=1200)
今度はこちらの紙を上面と下面に貼り、ガイドに沿って大まかに切ります。
![](https://assets.st-note.com/img/1717599885406-Yp61BfYJ1I.jpg?width=1200)
これをヤスリで綺麗に削っていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1717600028871-8yZaQzFWdt.jpg?width=1200)
これで綺麗な曲面のある立体が完成しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1717600077405-ZHRo9YWiwW.jpg?width=1200)
今回は以上です。