ビジネスマン必見「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか」
久しぶりのnoteになります。じゅうしぃです。
中島聡さんの「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか」を読みました。中々挑戦的なタイトルですね。
しかしこの本を読みたくなったということは私自身も色々思うところがありまして、、、大学の頃くらいから、何でも締切ギリギリにならないとエンジンが掛からないダメ人間になっていまして、どうにかしたい!!
漠然と、そう考える日々だったんですよ。
◆第1章にまさに自分の事が書かれていた
驚いたことに、この本の第1章に登場するA君という部下サラリーマンが、私と全く一緒すぎてびっくり&悲しくなりました。
仕事は基本的に真面目で手を抜かずにやるタイプのA君。しかし、どんな仕事も上司から提示された期日で「わかりました!やります!」と安請け合いしてしまい、且つ途中で進捗を聞かれても、「大丈夫です!頑張ります!」ばかり。そして締切前夜には決まって徹夜して、「すみません、他の仕事も色々やっていたら終わりませんでした。もう1日ください。。」
そう、A君は私と同じ、完全なるラストスパート志向人間だったのです。
◆日米でのビジネスマンの違い
締切に対してのラストスパート志向は、私やA君だけでなく日本のビジネスマンによくいるタイプと筆者は言う。一方、アメリカのビジネスマンはスタートダッシュ志向なのだそう。
それは毎日の仕事もそうで、日本人は残業近くから本気を出し始め、遅くまでのこりがちなのに対し、アメリカ人は朝早くから仕事をし、夕方にはさっと帰り、家族と食事をするという傾向にあるという。
そんなの絶対アメリカビジネスマンの方がええやん。
◆まずはプロトタイプをつくること!
どうせ仕事はやり直しになる!と言う気持ちで、プロトタイプ(試作型)をどんどん作っていった方がいいということが書かれており、これには非常に納得した。私の業務で、圧倒的に時間を割かれる事といえば、数々の報告資料の作成である。
これも、いつも色々考えて煮詰めて、体裁をある程度整えてから上司に見せる(この時既に納期に迫っているからダメダメ、、)のだが、結局修正が入るし、方向性が大きく変わることもある。それを考えれば、60%、70%のプロトタイプを作ってさっさと形を見せていた方がだいぶいい。
あと筆者は、時間をかければかけるほど、それなりのものができていなければならない(チェックのハードルがあがる)といった、評価恐怖症が日本にはあると話していた。このことを考えても、まずはスタートダッシュでプロトタイプを作り、見せる事が非常に重要だと思う。
これも見せるのが早ければ早いほど、相手にもこれはプロトタイプだと伝わるので尚いいと思った。
しかも、どんな仕事でも、企画をアイデアのままではなく形にした人がその企画の推進者になることができるとまで書いてある。やるしかない。
◆「納期は目標」などという考えは捨て去れ!!
当たり前のことに思えて、100人に1人も完全にはできていないこと。それが、「常に締め切りを守ること」である。正確に言い換えれば、「常に締め切りを守れるような仕事の仕方をすること」だ。
上司からすると、安請け合いして締め切りを守らない部下ほど、残念な気持ちにさせられるものはないのです。 そんな状況をできるだけ回避するには、プロジェクトに関わる人全員が自分に割り当てられたタスクは「必ず期日以内に仕上げる」という強い意志を持って仕事にのぞむことが必要です。そもそも部下にとっては、上司に約束した納期に仕事を間に合わせることが仕事の第一の鉄則なのです。
納期は目標、、なんかではなく、守らなければ上司の信頼、仲間の信頼を失墜するものだという認識を強く持たなければいけない。
また、本書では納期までの期日の2割の時間でスタートダッシュ(20倍界王拳)を使い、8割の仕事を終わらせろ!とあります。
ふむふむなるほど、締切まで1週間の場合は初めの2日間はそれこそ脇目も振らずに全力でその仕事にあたるのか。そして、重要だなと思ったのがその後。
20倍界王拳を使って早めに仕事が片付いても、締切までは提出しない事。これは、最初の2日相当無理をして仕事をしているのだから、残りの5日間は流しで残りを完成させ、その間に他の仕事を片付ける時間とする。ということだそうです。無理をして完成させてすぐに提出すると、流しの時間を確保する間もなくまた次の界王拳を使う必要が出てくるから。なるほど、納得。
◆今までの仕事への姿勢は誤りだった
ヤバイヤバイとは言いながら、なんだかんだラスト1日で徹夜でもしてギリギリに仕上げる俺カッコいい。
なんて、、僕は自分のラストスパート力に自惚れさえしていたのかもしれない。。
ラストスパート志向の一番の欠点は、最後の最後までそのタスクの本当の難易度がわからないという点にあります。どんな仕事でも、やってみないとわからない部分が必ずあるのです。だからラストスパート志向で仕事に取り組むと、仕事の後半に予想外のアクシデントが発生して、完了までの時間が延び、ほかの人に迷惑をかけてしまう可能性が出てくることを忘れてはいけません。
いやはや、お恥ずかしい。
著者は、仕事が終わらなくなる原因の9割は、締切間際のラストスパートにある。と断言されている。
いや、僕だって、心のどこかでは気づいてはいたのだ。毎回毎回ギリギリで、こんなのは良くないと。。
そんな僕を、本書は叱ってくれた気がする。そして、アメリカンビジネスマンのような、スタートダッシュ志向へ導いてくれている気がする。
勿論、読んで叱責されただけではダメである。これからの自分の行動を変えていくことが必須である。
この他にも、なるほどなるほどと思わせてくれる内容が多くあったので、繰り返し読みたい一冊である。
以上。
40歳に戻るまで、あと2736日ー。
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