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『ご期待をいただきました。』
はじめに
今月、ユナイテッド株式会社からの資金調達を実施しました。
HeaRの事業戦略に、文字通りご期待をいただいたことになります。
株式会社として当然の動きではありますが、HeaRの事業戦略は常に3つの市場から選ばれることを重視して設計しています。
資本市場:顧客から選ばれ続けるプロダクトか
投資市場:投資家から選ばれ続けるプロダクトか
労働市場:求職者、従業員から選ばれ続けるプロダクトか
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投資市場からのご期待をもとに、今後加速させていくことは
前期一年は黒字で決算を終えたHeaRが今回資金調達に乗り出したのは、事業にアクセルを踏むためです。今回調達した資金は、マーケティング活動、並びに採用促進のために活用いたします。
そのためこれを機に、採用広報を目的として私が好きなHeaRのことばカルチャーを紹介します。
「ご期待をいただく」
という言葉の徹底。
これはクライアントから「受注」した時に使う言葉で、社内では例外なく全員がこの言葉遣いで浸透しています。
例. 「〇〇様から1年間の採用コンサル支援でご期待いただきました!」
私がほんの少しだけ在籍していた前職リクルート社の新卒研修で教わった言葉で、
クライアントにとっては発注したその瞬間に、劇的な恩恵を提供されるわけではない。
あくまで中長期で見た時に費用対効果が良いと判断した上で「期待」したに過ぎない。
そのため、受注した営業(組織)目線でも、そこに一喜一憂するのではなく「ご期待」に対してしっかり価値でお返しするスタンスが当然必要。
だからこそ、「ご期待いただく」という言葉を繰り返し発言することで、そのスタンスを根っこから醸成していく。
とのこと。
この考え方が好き過ぎて、HeaRに入社した瞬間からその組織文化を取り入れ、今では社内誰一人として間違えても「受注」とは言いづらい社風に染まりました......。
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ぐぐってみたら色んな企業さんで素敵文化になってるぽいです。
当社では受注のことを「ご期待をいただく」と言う。売上は感謝と期待の総和であり、受注時はそれが未達成だから。
— しげの_インサイドセールスはコミュニティへ (@insidesales_job) June 9, 2020
そんな中「回収しました」という営業がいたので指摘した。すると、
「ご期待ではありません。僕は期待してもらえずお客様もやむなく契約しただけ。悔しいです。」
仕事は自分次第。 pic.twitter.com/WEwx5QMkWq
営業において「売る」っていう言葉はあまり好かない。売るっていうのはあくまで起点が自分になっている気がする。受注のことを、顧客に「ご期待をいただく」や「選ばれる」という表現が好き。受注という行為は顧客に価値を感じていただけて初めて生まれるもの。起点は常に顧客。
— しゅん@戦略的キャリアの模索 (@shun_rec_cons) April 16, 2020
他のことばカルチャー
クライアントの社名はいかなる場面でも敬称徹底など、やはりことばは文化を知るのに手っ取り早いので、いくつかウチっぽいことばを紹介します。
愛
入社後はフロムの『愛するということ』が課題図書として渡されるなど、バリューの1つである「愛」については社内のどこかで毎分飛び交っています。
「その振る舞いはめっちゃ愛ある」
「あのチャットでは相手に伝わらない。全然愛ない」
など、やたら愛基準で評価されます笑。うかつに愛のない行動を取れない文化になりました。健全。
ちなみにHeaRには愛休暇など、特別休暇の福利厚生も。
NX(Nakama experience)
HeaRでは人事部の組織名称がNXです。
採用だと候補者体験(Candidate experience)、組織人事だと従業員体験(Employee experience)など、結局のところ各方面の仲間に対してイイ体験を作る部門ということで、それを忘れないためにもNXに。
最初は違和感しかありませんでしたが数時間で慣れました。
真実の瞬間
どんどん聞き馴染みが無くなってきたかと思いますが、「真実の瞬間」は正式にある名称で、端的に言うと「お客様は、その企業に接する瞬間(ほんの短い時間)で、その企業のサービス全体に対する良し悪しを評価する」という概念です。
HeaRでは毎週月曜日の朝、その週末に自分が体験した「真実の瞬間」をシェアしあう特殊習慣があったりします。
書いててふと思いましたが、ご期待とか愛とかNXとか真実の瞬間とか、各方面に対するリスペクトがかなり強い組織なのかなと。
とはいえ造語だらけの新入社員に厳しい組織ではありたくないので、HeaR用語の辞書があるほど。スタートアップでは見慣れないカタカナやアルファベットが当たり前のように飛び交うので、共通言語で仕事を進めるためにも結構おすすめです。
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「青春」の会社を形だけにしたくない
「青春の大人を増やす」をミッションに設定していると、やはり業務の中で何度も青春の再定義に向き合います。
生き方や働き方に対するミッションを掲げている主体である以上、我々が一番青春している必要がある。そんな組織ってどのような文化を体現している必要があるか?といった観点で色んなカルチャーを大事に大事に育んできました。
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あくまで組織文化は事業を伸ばすための手段でしかないものの、その価値観こそがパフォーマンスにモノを言うもんだと嫌ほど感じてきたので、今回の資金調達に伴ってご紹介させていただきました。
コンサルタント、セールス、マーケター、エンジニア、バックオフィスなど、スタートアップの割にほぼ全部の採用ポジションを開いてるので1mmでも興味を持ってくださった方は是非こちらからご応募お願いします!お話しましょう!
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