わたしが夢中なひとたち
お祭りが好きで各地あちこちに狂ったように行っている。
山奥の小さな集落の小さな祭りで
高齢化しながらも人びとの熱い思いを感じると
胸に込み上げてくるものがある。
お祭りを保存するのって、
文書でも写真でも動画でも、ましてやVRでもなくて
人間の体が記憶装置となって
他の人に熱を繋げていると思う。
祭りは実は全国的に高齢化が進んでいて
お祭り団体の中の人たちは、70〜80代のひとがぎりぎり引っ張って保っている印象。
いつもそこにあるものと思っていたらなくなってしまう風景。
お祭り世代に
40〜60代のバブル世代がごっそり抜けていて
次の世代に熱を繋げていけないでいる。
言い出すときりがないんだけど、
それがお祭りの悲しい現実。
お祭りってその土地で育まれた
願いのかたちで、どんなかたちでもきらきらしている。
そのきらきらを作っているのは全部人間。
ひとりひとりをみてもきらきらしていて、
都心で行き詰まっているわたしとは届かないものを持っていて自由で楽しそうで、自分の故郷にも祭りがあったらなあと思う。
今日はどの祭りに行ってエネルギーを浴びようかな。