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キャリアロードマップの描き方

前回のnoteでは、「キャリアの方向性を定める」ポイントについてお伝えしましたが、今回はその続編。「キャリアロードマップの描き方」についてお伝えします。

理想とする将来像の実現プロセスについて考え、それをキャリアロードマップに落とし込んでいくポイントとは何か?まだ理想とする将来像のイメージが固まってない方は、こちらのnoteを参考に、まずは具体的な将来像のイメージを固めてみてはいかがでしょうか。


0.事前準備

以下に該当する経験・スキルをそれぞれ洗い出し、リストアップしておきます。
① 理想とする将来像に必要な経験・スキル
② 現時点で保有している経験・スキル
③ ①の中で、現時点で不足している経験・スキル

1.プロセスに分解する

事前準備でリストアップした現時点で不足している経験・スキル毎に、具体的な獲得プロセスを考えます。

例えば、将来的に獲得したい経験・スキルが「数十人規模のチームビルディング」だとします。チームビルディングの経験が全く無い場合、いきなり数十人規模のチームビルディングを実施する能力はないでしょうし、そもそも任される機会もありませんよね。

つまり、「数十人規模のチームビルディング」スキルを最終的に獲得するためには、

① 数人規模の少人数チームで、チームビルディングのサポート全般を担い全体像を掴む
② 数人規模の少人数チームで、チームビルディングの主体的な役割を担って実践する
③ 数十人規模のチームで、チームビルディングを実践する

など、段階的に複数のプロセスを経る必要があります。上記の例のように、現時点で不足している経験・スキルの全てに対して、その獲得プロセスまでを分解してリストアップします。

2.現時点で習得できるか、できないか

先ほどリストアップした将来像の実現に向けて必要な経験・スキルの獲得プロセス毎に、現時点(もしくは近い将来)で習得できるか否かをそれぞれ振り分けていきます。

習得できないと予想される経験・スキルについては、どこで(業界を変える?役職を上げる?部署を変える?など)、どんな行動を取れば習得できそうか、更に掘り下げて考えてみてください。

3.時間軸で整理してまとめる

ここまで到達する過程で、
・理想とする将来像のイメージ
・今後身に付ける必要がある経験、スキル
・経験、スキルの習得プロセス
について考え、把握できている状態だと思います。

最後に、これらを時間軸で整理して一つのシートにまとめてみましょう。
いつでも見返したり、修正したりできるように、GoogleスプレッドシートやExcelを始めとしたデジタルツールを活用するのがお勧めです。一度、紙にまとめた方が整理しやすい方は、手書きで作成した内容をデジタルデータに変換する方法でも良いと思います。

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