見出し画像

三重大学教育学附属小学校前田昌志先生の「防災教育」授業公開の学び。未来を担う大学生が語る。


10月22日(火)に行われた三重大学教育学部附属小学校の前田昌志先生の「防災教育」授業公開に参加してくれた大学生のはすみんさんが、その熱い想いを語ってくれました。

=======================


防災教育について、今まであまり話を聞ける機会はなかったし、自然災害と隣合わせに生きていかないといけない中で私自身があまり重視できていなかったこともあり、今回防災教育についての学習会に参加させていただくことにしました。参加するにあたって、防災をどう教えるかという話だと思っていたのですが、参加してみると私が想定していた以上に深いもので、非常に良い学びができたように思いました。
特に印象に残っているのが、防災教育の根底にあるのは、「どう生きていくかを学ばせていくこと」ということです。自然災害は急に起こる死であるからこそ、当たり前がある幸せに気付いたり、眼の前のことを一生懸命にやるといった生き方を子どもたちなりに考えていけるようにしたりと、防災の知識だけではなく、生き方と向き合えるようにするのが防災教育だということを学びました。私はこのことを学んで、教育実習で私が学んだことと重なっているなと感じました。教育実習で指導をしてくださった先生は、「学校教育は生き方を育てる場」だということをおっしゃっていました。実際に、先生の指導や授業の様子を見させていただく中でそのような側面をたくさん感じられたり、先生の指導で児童の行動や気持ちの変化が見られたりしたことを通して、私も先生になって、子どもたちの生き方を育て、生き方に良い影響を与えられるような存在になりたいという思いをもつようになりました。だからこそ、今回のセミナーで前田先生がおっしゃっていた防災教育を通して生き方を学べるようにするということがとても心に響きました。実際に授業を見させていただくと、普段の生活(=生き方)に還元されている児童への問い返しの場面があって、やはり学校教育が生き方を育てる場だということを教師自身が意識して、児童と向き合うことが大事なのだと考えました。
また、他の先生方と交流をすることで、たくさんの新しい視点を学ぶことができたこともとても良い機会だったなと思います。例えば、知識だけによたない本音で子どもたちが話せるようにすることで自分事として捉えられるようにしたり、人の生き様にふれることで子どもたちが出会いたいと思えるようにしたりなど、防災教育に限ったことではない、大事な考え方をたくさん学ぶことができたと思います。
とても貴重な学びを得られたからこそ、きちんと心に留めて、教師になったときに活かしていけるようにしたいです。
========================

昨今、教員採用試験の志願者数が減少しています。しかし、大学生の中には、教育の可能性を信じ、学び続けるようする方がいます。未来の教育には希望がある。一流の教師とこれからの未来を担う学生たちからそう確信させられるイベントでした!

いいなと思ったら応援しよう!