その総合、わくわくしていますか?
12月20日(水)に「その総合、わくわくしてますか?」を開催しました。
今回は槙正智先生を講師におむかえし、総合を楽しくする『スパイス』について参加者の皆さんで考えました。
よく聞こえてくるのは、総合は・・・
・テーマや指導計画が決まっていてつまらない
・子供たちも飽きているように見える
・自己満足で終わっていないか
・「活動あって学びなし」の総合になっている
などなど
しかし、槙先生のお話を聞いていく中でちょっとした『スパイス』で総合をわくわくするものに変えていけるというヒントをたくさんいただくことができました。
・批判的思考力を育てるために、作物を育てる土にも目を向けてみよう。
・他者と協働していく力を育てるために、映画のエンドロールを見せ、多く人の協力で一つの作品ができることに気付かせよう。そして、それが自分たちの活動にもつながるようにしよう。
どんな資質・能力を育てたいのかを考えることで教師の思いの乗ったスパイスになることも学ぶことができました。
その後、ブレイクアウトルームに分かれて、総合にどんなスパイスを取り入れられるのか考えました。
・他の地域の小学生とお互いの地域の良さを交流し合う
・その道の専門家、スペシャリストと子供たちを出会わせる
・子供たちの予想とは違うデータに出会わせることで問いをうむ
書かせていただいたのは一例です。それ以外にもたくさんのスパイスが出てきていました。
様々なスパイスをかけていく事で、総合をわくわくするものに変えていける。そんな可能性を感じた1時間でした。
「総合は、その子その子の生き方に返っていく学び。そこが総合の面白さではないか。」
槙先生、たくさんの学びをありがとうございました。
【参加者の感想】
・いろいろな先生方のスパイスを学ぶことができました。都道府県をこえてダイナミックに発信すると子どもたちのやる気も高まるという一つのスパイスに出逢いました。
・「批判的思考力が起こる」スパイスを!が一番心に残っています。授業の中に取り入れやすくて,続けられるなあと思いました。3学期の総合が待ち遠しくなりました。ありがとうございました。
・地域の実態や、自己の将来に合わせて学習内容が決まっている中でも、教師側の見方を変えることで、子どももこれまでの学習を生かせるのではないかと思いました。