安易にGOGOジャグラーを打ってはいけない理由

ジャグラーシリーズ、皆さんは何が好きですか？

私の一番は、4号機のGOGOジャグラーVです。やっぱり豆電球の温かみがいいのと、ジャグラーで10枚程度の効果しかないですがリプレイ外しが好きでした。今だと、まあマイジャグ３あたりですかね。

さて、今回は主に19時以降（仕事後）の稼働を前提とし、GOGOジャグラーを打つべきではない理由を解説したいと思います。

GOGOジャグラーは大人気ゆえに・・・

GOGO（以下ゴーゴー）ジャグラーは非常に人気です。

p-worldのデータによると、台数では8位ですが導入率は全店舗の67%を誇ります。台数ではアイムジャグラーやマイジャグラーに負けているものの、導入率では1番高いことがわかります。（以下表を参考）

この状況からもわかるように、ゴーゴージャグラーで空き台を拾うことは容易ですが、そのスペックから、よっぽどの状況でない限り打つべきではない機種です。

ゴーゴージャグラーのスペックに潜む罠

ゴーゴージャグラーは設定差がジャグラーシリーズの中で最も低くなります。台数は多く、設定差が少ないことが最大の罠になります。どこの店でも通常影響でそこそこの爆発を目にします。合成が120分の1程度の台や、レギュラーが30回を超えている台を多数見ることでしょう。しかし、よっぽどイベント日や優秀店でなければほとんどは設定3程度と考えてください。長く打ち込んでも大きなリターンは得られません。

まず、当たり確率ですが、以下の通りです。

BIG確率
設定1：1/269.7
設定2：1/268.6
設定3：1/266.4
設定4：1/260.1
設定5：1/255.0
設定6：1/242.7

ポイント：ここは他のジャグラーともあまり変わりませんが、BIG確率の差はあまりなく、5,000回転ではほぼ有意な差は出ません。

BIGだけを見て爆発していても、まったく何の意味もありません。よく覚えていただきたいのは、この設定１の1/269はアイムジャグラーの設定6と同じです。

アイムジャグラーでBIG40回という大爆発を見ると思いますが、それと同じ水準が設定１になっているということです。BIG回数なんて、馬鹿らしいと思いませんか？

REG確率
設定1：1/364.1
設定2：1/336.1
設定3：1/318.1
設定4：1/283.7
設定5：1/255.0
設定6：1/242.7

ポイント：REG確率も差はかなり小さい。設定１で1/364というのは毎ジャグラーの設定２、アイムジャグラーの設定３水準。つまりBIGとREGともに、他で言う中間設定程度のスペックが設定1にあることになります。

ボーナス合成確率
設定1：1/154.9
設定2：1/149.3
設定3：1/145.0
設定4：1/135.7
設定5：1/127.5
設定6：1/121.4

ポイント：ボーナス合成確率を見ても、非常に設定差が少なく、特に3000回転程度で合成を見ていてもなにも意味がありません。合成1/155はマイジャグラーでいうと設定2、3の間になります。合成だけ見て良くても私は絶対に触りません。触ったところで、急に1000ハマったなんて経験もざらにありました。

小役の差も他のジャグラーに比べて、ほぼありませんので設定がわかるくらい有意差になるときはすでに8時を回ったような頃になります。

そして残念なことに、設定１で機会割97%、設定6でも107%程度という凶悪な低スペックになっているのです。

よって、夜の稼働で、ゴージャグは出ているように見える時があると思いますが、基本的に通常時、よっぽどの優良店でもなければ、一切高設定が入っていないことを念頭においてください。

打って良い基準は？

間違っても合成120分の1で高設定だと思わないでください。確率的にプラマイ30%のずれはそれなりに頻繁に起こります。よって、安心できる水準としては、設定5，6の上振れとみられる水準として、合成100分の1程度を超えている台のみと私は考えています（5000回転以上で）。

ここまでくると、かなりリスクヘッジできるでしょう。

特にゴーゴーは全台6と思われる状況はよくありますが、その時の出方は最低な台が1台程度、合成140分の1、他の多くが120分の1を割っていて、5分の1程度は100~110分の１になっています。

そういう状況で初めてゴーゴージャグラーは勝負に出られます。ゴーゴーは当たりは軽いですが、たいして回りません。なので増えません。

私は22時以降の追い上げでは、良くほぼ確定状況のものを拾って打っています。

ゴーゴージャグラーを打つ場合は、しっかりと見極めて勝負してください。

最後に、私はエクセルでシミュレーターを作っていますが、設定１でも6、7台に1台くらいは以下のように、きれいなグラフを描きます。この場合はB37、R26で合成は124分の1でしたが、これくらいが落ちていても何も高設定を表していないことを強く意識してください。私は波理論で勝負するつもりはないので、同じく波やオカルトを信じない方は、まっとうな私の基準を参考に確率論から台を選択していただければと思います。