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我が家の忍び、、、2


熱中症で運ばれる人が続出の今、、、
何故あえて外に出ますか?

人の言う事に耳を傾けない夫。
ほぼ私の話はスルーしている。
興味が無いとバッサリと思考を遮る。
必要な事はせず、いらん事はする。
夫を否定するわけでは無い。
優先順位が?でタイミングがおかしいのだ。
それによって起きるトラブルも多いので、毎回私の緊急出動となる。


早朝とはいえ、6時でも既に気温は高い。
体感気温が鈍い夫は、よれよれのお気に入りツナギに着替えて外に出ていたらしい。
早寝早起きの夫、夜更かし生活の私。
接点は少なめ。
無職の夫には、いまのところ無職でいてもらう。
その理由はある。
行く先々でトラブルを起こすので、私のメンタルが危なくなるからだ。
これ以上忙しくさせないでほしい。
家にいれば安心かと思ったら、それはそれで新たな問題が起きる。
そう過去何度も熱中症になっていたのに、学習能力の欠如は天下一品だ。
自分の身に起きた不都合は記憶から葬り去る事が得意で、それは脳の引き出しが少ないからかもしれない。
今の夫は、認知症だった義父にところどころ似ているのが怖い。

1回目の草取りを私は知らなかった。
何故か何も言わずにしていたからだ。
午前3時頃には起きている夫。
たっぷりゲームして、早めの朝ラーメン。
その後またまったりして7時に合わせて私の朝食を準備するのがルーティン。
夫の担当はキッチンで、料理全般をする。
サラリーマン時代に発症したうつ病で休職を繰り返していたが、彼の出来る事の一つに料理があった。
外界との接触、社会復帰を前にお弁当作りから始まった料理は、これだけは長続きしている。
当時は知らなかったが、お弁当作りは脳に良い刺激を与えるらしい。
お弁当という枠の中で何をどう入れるのかなど考える事は多く、結果それは夫にもあっていたようだ。
以来、私はキッチンを開け渡した。
もはやキッチンの主は夫、買い出しも担当している。
義父の通い介護は2人でしたが、その食事も彼が作った。
その面での貢献は大きい。
認知症の義父のサポートはかなり大変だったからね。
夫は料理にだけ特化したが、介護とは奥が深い。
1人の人間のサポートに十数人いや何十人もの手が必要なのだからね。

うつの症状は大波小波と繰り返し現れる。
サラリーマン時代は転勤する先々で3人の専門医にかかっていた。
退職後は落ち着いてはいたので数年は受診せず。 
いざ症状悪化となっても専門医の診察を拒否する夫。
何件かに予約を取ろうと調べるが、昔と違いメンタルクリニックの初診は簡単には取れそうも無い。
拒否する人を無理に連れ出す事も難しいし、掛かりつけの内科医に相談して薬を処方してもらっていた。
その内科にさえ、時々行きたくない夫。
側から見れば気分屋で融通もきかず、頑固で自分本位。突然動き出すかと思えば、何故今する?と思う事ばかり。

ハイ、熱中症厳重注意と言われる中、草取りするのでございます。
熱帯夜が続く中、早朝とはいえあえてやらなくても良い事をしでかす。
注意しても私の帰宅前にもしており、駐車場にバックで車を入れて降りたら、タイヤスレスレのところに
柄の長い草刈り鎌が横たわっていたりして、ギョッとした。
そう後処理が甘いのも難点。
私が休みの日(今年は休みの日を使ってやらねばならない事が目白押し)の夕方、何やら玄関を出た様子。
すると裏庭に姿を現した夫。
えっ小雨降ってませんか?
大丈夫と言って裏庭の草刈りを始めましたよ。
途中で分かったのだが、夫が自主的に動くときには理由がある。
私からすると、熱中症の危険と天秤に掛ける理由にはならないのだけど。
こうと思ったら人の注意は聞かないので、家の中から眺めるだけ。
すると突然玄関のドアが開き、どうやら終了したらしい。 
えっ?刈ったその枝や草は放置ですか?
台風が迫ってるその最中にそのまま?
と問えば明日やる!と不機嫌な返事。
確かに2ヶ所にはまとめてありますが、そもそも雨続きで乾く暇もない時に草刈りするのがおかしいのよ。
先を考えない読めない夫は、全てがその場凌ぎ。
夫と入れ違いに着替えて私はその処理に庭に出た。
予報ではあるが、雨風は強いしこれらがご近所さんに散らばったらどうなるのか?
そういう配慮が夫には無い。
何故私が泥だらけになりながら、片付けしなきゃならないのよ。止んでた小雨は降り出すし、後半どうやら手を抜いたらしく切られた枝は長い。
これでは袋に入りません。
ハサミを持ち短く切るが、又もや指の皮が剥け出したので、一部は長いまままとめて上にブロックを置いて対処した。
これで洗濯物が増えたわ。雨なのに、、、
夫は知らん顔で2階でゲームの続きをしておりました。



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