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腱鞘炎気味なので、マウスをカスタマイズしてみました!

昔から絵や字を書いて手を酷使することが多かったのですが、加齢とともに無理ができなくなってきました。腱鞘炎です。マウスを操作するのがつらい日もあります。
先日(2024年8月)、右手用のマウスを模型用のパテでカスタマイズしました。乾燥の時間や休憩・睡眠の時間も含めて、2日間かかりました。
私は模型の素人なので、詳しい方から見たらつたないところも多いかと思いますが、一つの記録としてまとめてみることにしました。


カスタマイズまでの試行錯誤

手の調子が悪くてお絵描きの時間を若干セーブすることがありますが、セーブしにくいのが仕事。6時間マウスで作業するとどんどん手が痛くなるし、イライラしてきます。クリックめ!ドラッグめ!と心の中で罵りながら作業を続けるのは精神衛生上よろしいとは言えません。
※主にイラレでアンカーポイントやパスを調整し続ける楽しいお仕事。
※麦芽コーヒー(豆乳飲料)を飲むと一瞬落ち着く。

そんなわけで、2024年7月頃からマウス周りの腱鞘炎対策を始めました。
特に痛くなるのは右手の親指と親指~手首~腕(肘にかけて)。
人差し指・中指に指サックをつけてみたり(ボタンが押しやすくなります)、手首のサポーターをつけてみたり(手首と机の摩擦が多少減ります)。
テーピングも試しましたが、長時間つけるとかぶれることがあります。
それから、PCのマウスの設定も変えてみました。
どうにかできないものか…楽したい…。難しい…。

エルゴノミクス(人間工学)マウスも使ってみたのですが、親指に余計な力がかかったり、手がソワソワ落ち着かないことがありました。(慣れの問題か、気分の問題かはよくわかりません。)
試しに、クッションテープ(隙間風予防用、100円ショップで購入)を貼り付けて手と指の使い方に注意しながら使ってみました。しっくりくるような、こないような…?

お気に入りの軽いマウス、私の手には幅が足りないのでは?と気づきました。
クッション、テーピングで試作、指の位置を確認。なるべく力を入れずに持てる形を探りました。

ゲーミングマウス? エイム?

マウスの持ち方や使い方を検索していると、「ゲーミングマウス」「エイムが良くなる使い方」といったキーワードを見つけました。なるほど、マウスを使って本気でゲームをやってる人たちなら、マウスのことに詳しいに違いない。
参考に読んでいると、そもそも操作する時の指や手の力の入れ方が人によって違うのだということを知り(言われてみれば当然のことですが)、私は指先に力が入るのでマウスをつまんで持つタイプだということが判明。
手のひらを意識して持っても、上手く操作できず(指先に力が入らず)にブレてイライラするのはこのせいか!と思いました。

指先で操作しやすいように、模型用のパテでカスタマイズする

以上のことから、手のひらへのフィット感よりも、指先に力が入れやすい、軽い力で操作できる形にした方がよいのではないかと考えました。力を入れない状態の手と指の形に、マウスがいい感じに収まるのが理想です。

ネットの情報を参考にパテを購入。初めて買った!
タミヤさんのお世話になるのは、小学校時代のミニ四駆以来かもしれません。ご無沙汰しております!

指先に水をつけてから作業すると、指にべとつかないようです。100gは多かったかも…。

マウスにマスキングをして(隙間から水が入ったかもしれないので、マスキングをして正解でした)、パテをつけ、少し乾いたところで指がしっくりくるようにカッターで削り、少しヤスリをかけ、乾燥させ、本格的にヤスリをかけ(300番→600番(細かい)みたいな感じ?)、マスキングを外したのが次の写真です。
削ってはフィット感を試し、また削ってフィット感を試す、の繰り返しで、正直面倒くさくなりましたが、ここで妥協したら後で「あーやっぱ直しておけばよかった!」とイライラしそうなので、休憩をはさみつつ作業しました。
※麦芽コーヒー(豆乳飲料)を飲むと落ち着く。

右手親指がすっと乗るようになりました。

スプレー塗料で塗装

近年、毎日のように「名車再生」のような自動車を修理する番組を見続けていましたが、まさか自分でもスプレー塗装する日が来ようとは!とワクワクしました。ダンボールでスプレーブースを作りました(大きな紙を敷いてから、段ボール箱を横倒しにするだけ)。
ちなみに、風呂場で換気扇を回しながら作業したのですが、塗料が飛散して床がうっすら黒くなりました。外で作業した方がよかったかな~とも思いましたが、炎天下だと塗料の乾燥が早すぎてぽつぽつとした跡ができることがあるそうです。

メーカー等、特にこだわりはありません。予算の都合上、使ってみて必要だったらトップコートを買うことにしました。(今のところ、トップコートなしでも大丈夫そうです。)

自動車の塗装では、丁寧にヤスリをかけて、丁寧に下地を塗って、それから色を塗って、コーティングを塗るということをテレビを見て学んでいました。下処理こそ丁寧に。ジェルネイルも同じですね。

いざ実践!
マウスを手に持って下地を吹きかけたら、手が真っ白になりました。ですよねー!
ペットボトルを輪切りにして、土台を作りました。
今度は、下地がチリチリによれている部分を見つけました。マウスの一部のコーティングと下地の相性が悪かったようです。ヤスリをかけてやりなおし。
下地(2回)を乾燥させてから、黒いスプレーを吹き付けました。2度塗りして、下の方の塗り残しを見つけてもう1回。

下地の白い色がちょっと見える部分は、油性マーカー(黒)で塗りました。幸せに生きるためには妥協が大事。

完成!

塗料が乾燥したのを確認して、丁寧にマスキングを外しました。早く見たいけれど、ここで焦って塗装を傷つけたら凹む…落ち着け、落ち着け。
塗装はきれいにできていました!天晴(あっぱれ)!

親指が遊ばなくなり、ボタンに触ってちょいちょいイラつくのもなくなりました。すべらかな指触り。
常に親指の関節~手首までに力が入っていたのが、親指の腹で軽く受け止められるようになりました。ホイールも回しやすい。がんばってよかった!
途中で投げ出さずに完成させることができた自分に、人間的な成長を感じました(小学生の頃と比べて)。
模型趣味の方、ほんとすごいわ…。この手間、この時間…。リスペクト!

2つあるマウスの1つをカスタマイズ。左ボタンに人差し指を置きつつ、斜めに持つと落ち着きます。

小さいマウスもなかなか上手にできました。ちょっとした凹凸なのですが、使い心地がかなり変わるのを実感しました。ストレスが減る。
作業中、なんかに似てるな~とモヤモヤしていたのですが、あれだ!スポーツクライミングのホールドだ!ちょっとした凹凸が手がかり、足がかりになるのよね。

まだパテもスプレー塗料も余っているので、マウスの使い勝手が気になるようならカスタマイズしようと思いました。
ただ、削るのやヤスリがけに夢中になると、それはそれで腱鞘炎になりそうだから気をつけます(笑)。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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十五堂
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