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88 KUFSのある風景 5 2023年4月16日

 朝からフィンランド語の歌を練習していたら、家を出るのが少し遅れ、朝10時03分に生活綴方に着く。小上がりにはまだ誰もいない。
 いったんトイレに行って帰ってくると、そいそいとノノカさんが座って本を広げていた。続いてリナさん、河野さんも来る。定時参加メンバーは以上。
 熊本土産のパール柑を剥いたら、爽やかな匂いが芳香剤みたいに漂う。30分ぐらい、悠長に皮を剥いた。
 ノノカさん韓国語やる(「つぶつぶ」ってなんていうの?と聞いたらすぐさまネイティブが反応してくれるサイトで調べていた)。リナさん今日はアカデミックな英語。河野さんはイタリア語やっていた。なんか嬉しい。そいそいは中国語。僕はベンガル語の本をなんとなく見ていた。
 最後、台湾中国語のフレーズ紹介の動画をみんなで見る。その最中、今日の店番つとやまさんがきて、にゃらやのにゃらさんもきて、まりこさんも来て、みんなで中国語のフレーズをリピートした。まさに学校みたいだった。

©︎AOKI Naoya

 KUFS、3月22日から始めて、来週で一ヶ月になる。まだ一ヶ月か。

 ジャグリング部、今日は臨港パークではなく山下公園に移動。たまたま綴方の店内にいた詩人のダイちゃん(まないさん)も一緒に来る。大道芸をしているすぐ後ろでジャグリングした。
 のんびりジャグリングしていたら、大道芸人の川原彰さんが近づいてきた。あら、怒られちゃうかなとか思ったが、「なんか、みんなでジャグリング楽しんでいるの、いいなぁと思って」とほっこりした顔で話しかけてくれて、とても嬉しい気分。川原さんは大道芸界のレジェンドで、僕が人生で初めてジャグリングを生で見たのも、おそらく川原さんである。とにかく僕の30年の横浜ライフに、常にチラチラとその面影が見えていた、人生の一部みたいな人。向こうはそんなこと、つゆもご存じないだろうけども。
 ビールを飲みながら過ごして、適当なところで中華街に行ってお茶屋に行こうとするも、日曜日なので混んでいる。そりゃそうね。代わりに適当にタピオカミルクティを買って、横浜公園へ。
 公園の生垣に横並びで座って1時間ぐらい話をして、まだ解散する気にならず、歩いて5分のところにある象の鼻パークに。またひたすら話をして、だいぶ暗くなってきたところで、僕が好きな中華料理屋へ向かう。だがいっぱいだったので、代わりに初めて行く台湾料理の店に。店員さんと少し中国語を話した。
 帰り際、まりこさんがお菓子を買っている最中、僕が棚を見ながら「太陽餅だ、台中の名物ですよね、大好きです」と話していたら、店員さん、それを手に取って笑顔で渡してくれた。

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