世界中を魅了する男
WBCが終わった。
初めて見た。
とにかく、スポーツ番組は、見たことがない。
スポーツや体育が大嫌いだからだ。
父は巨人のファンで、東京ドームのネット裏に株式専用の席を持っていたぐらい野球が好きだった。
子どものころは、付き合って行ったものだが、苦行でしかなかった。
姉は普段食べられないジャンクフードを食べられるので喜んで行って
やきそば、ホットドック、ポテトフライやらなんやら食べていた。
私は、退屈でジャンクフードも大嫌いなのでやることが無かったのを覚えている。
でも、にわかで、2年ぐらい前から大谷翔平にはまった。沼ってしまった。
プロ野球=でぶな偉そうなおじさんの集まり、やる気がないなら辞めてしまえ、と思うスポーツで、興味もないのでルールもわからなかった、私が。
しかし、見てしまった。大谷くんの笑顔を。
それからは、Youtubeで試合は見ないけれど、大谷くんをまとめた動画を
見るようになった。
すっきりする。大谷くんの笑顔は鬱病が治る、と書いてあったぐらいだ。
一緒に戦っている人、全ての人も老若男女が好きになる人。
近ければ近いほど、きっと彼が気になって仕方ないだろう。
そして、侍ジャパンでの、大谷くんの「もっと声援が欲しい」と言ったとき、そんなこと言うの?と驚いた。そう、日本だから、味方しかいないからだ。彼は日本で日本を背負って、世界一になりたかったんだ。
彼が人に~が欲しい、これをしてくれ、なんて言うとは思わなかった。
そう思うと、日本人で良かった、と思った。
侍ジャパンの大谷くんは、今までとかなり違った。
若い人に自分から話しかけて鼓舞する、早くチームをまとめようとしているように見えた。
憧れの大谷くんと話す選手たちが、嬉しそうで、みんなまたもっと好きになるんだろうな、と思った。
大谷くんは、勝ちたい。勝ちたいんだ。勝利、がすきなかわいい人。
彼は、全部わかっている。自分の立ち回り、自分が話しかけることによって
和んでいく。ダルビッシュは、そうはできなかった。みんなそうだ。同じチームなのに、話しかけにくい雰囲気を作る。俺はメジャーだ、てな感じ。
でも、今回は前回とはかなり変わって見えた。大谷くんの影響かな。
自分よりスーパーな人がでてきてしまったから。
そして、海外のニュースの司会の人たちも
「大谷くんのあんな表情みたことないですね、やっぱり日本語がみんなと通じるから?」と言っていた。
もしかして、日本人に嫉妬しているのか?と思った。
なんか、うれしい。日本で、他の選手の応援歌を、くちづさむ大谷くん。
久しぶりに大谷くんの歌を聞く、
あれは、選手にとってうれしいんだ、と知る。
ヌーのぶんもあったから、よかった、
大谷くんは、一生懸命生きているだけで、みんなが好きになる。
野球が怪物のようにできるから、ではない、人柄、真剣さ、全部が虜にするのだろう。
トラウトとの最後のシーンも大谷くんは、「やったー」で大喜びしていた。
トラウトは、何度も日本の方を見ていた。
大谷を見ていた。トラウトも大谷くんを好きなんだ。
彼はどこでも翔平くんを褒めてくれる、クールなお兄さんみたいだ。
翔平くんは、さすが末っ子。勝ったーーーで、凄い喜んでいる。
良かった。喜ぶ顔が見たかった。全勝した顔が見たかった。
大谷くんは、どこへいっても宇宙一、人を魅了する罪な男。
また、エンジェルスがはじまるのでYoutubeで大谷くんを見る楽しみが増えた。
野球はわからないし、勝っても負けてもどっちでも良いといい。
大谷くんを見たいだけ。不思議な人だ。キラキラオーラがたまらない。
「太った」と言われるのが嫌らしい。ほんと、かわいい。
これからも世界を明るくしてほしい。
いつまでもそのままでいて欲しい。