不思議な話③
この話は、まじで本当なんだけど、誰にも話していない。
だって、不思議ちゃんあるあるなんだ。
そう。「ちいさなおじさん」という妖精、見たっていう人いるじゃない。
え、私もこどものころからずっと見てたよ、、、、って思った。
なんかね、妖精って言うとフェアリー羽根の付いたかわいい小さいティンカーベルを思い描くでしょ?
だから、妖精なんて思ったことなかった。
はじめは、子供の時、人形が好きじゃなくて、母の友達が遊びに来て人気の人形をくれたんだ。でも、あ、人形かぁ、と思って受け取りもお礼もせず(なんという無礼なくそがき)すたすたと部屋に戻った。小学校1年かな。ボーとして、その時の趣味で「探偵になるには」っていう結構な本を読んでいた。真剣に読んでいたら、窓から何かが覗いているんだ。
ん?とおもってみたら、ちいさいおじさん?っていうか、おじさんのような、目の大きい痩せた生き物がいた。
びっくりした。なに?って思ったら、同時に向こうもびっくりして、逃げた。
でずいぶん何度かそんな感じで遭遇しては逃げていく、何かの生き物。なんだろう。と思っていた。
たら、いい加減大人になって「ちいさなおじさん」を見た、という話が流行ってきた。その時はピンとこなかったけど、おやじの妖精を見た人のおやじの風貌が、私が見たあの生き物にそっくり。おやじだったのか。と思った。
そういや、見ないな。子どもの頃は見るのかな、って思ってたんだ。
そしたら、2年ぐらい前かな、電気つけっぱなしでベッドで寝ちゃってたんだ。昼寝か夕方かわかんないけど、ふと目が覚めて、電気がついているのに気づいて、電気から紐を伸ばしてたからひもをひっぱろうとしたら、その紐に、あのおやじ妖精が糸にしがみついていた。
めが会った瞬間、向こうがびくっと驚いて紐から落ちた。ベッドに。
なんか、みてごめんね、みたいな気持ちになって、寝たふりをした。なんでだろ。で、やっぱ見なくちゃ、と思って起きたら、もういなかった。
それが一番そばで見た。おやじ。妖精とは言えないけど。大きさは15センチぐらいで人間と同じ作り。目が若干大きい。だから目が合う。目が合うとすごく相手が驚くんだ。これがふしぎなぐらい。びっくりするから、こっちもびっくりするさ。なんなん?
何回か引っ越ししている。子どもの時と、結婚した時と。で、ずっとこのおやじは年も取らずにうちに居るんだ。たぶん。
だったら、掃除してくれよ、と思ってまた寝た。
不思議なのか?みんな見ないのか?それ以外の霊?人間も良く見る。
家の中とか外とか。家の中で自転車に乗っている女の子がいた。
二度見したらいない。背の高い男性が横切ったりする。
でも、なにも起こらない。心配になって何か憑いていますか?と交霊術師に聞きに行ったら、「あなたは珍しい、何もついていない」と言われた。
え?守護霊とか守ってくれる人は?「それがいないのよ、絶対に幸せになれるわ」だって。ほんまかいな。
というわけで、たいした不思議話ではないけれど、頭も正常だけれど、ふいにでてくるおやじ(妖精なのか?)に今度はいつ会えるのか。別に会いたくないけど。話したりできるなら楽しいけど、目が合ってびっくりされて、逃げられる。ここは私の家じゃ、と思うだけ。
昨日、声も出ないのに、カラオケに行ってどうしても菅田将暉の「まちがいさがし」が歌いたくて10回ぐらい謳ったけどあれは難しい。よねけんだからだ。
だからひゅーいの「さよならエレジー」を歌いまくった。
誹謗中傷のイライラが少し発散できた。でも、また今日、たくさんメール(言い訳?)来てて気分は逆戻り。
ということで今度おやじ妖精がでてきたら、掴んでぶん投げてやろうと思った。
あ~~~あ。凶暴なので今は腫れもののように扱ってほしい。ぴえん