見出し画像

2021.Sep.KCC

初めてKCで銀アイコンをとりました。
ずっと目標だったこともあり、達成感に満ちてます。
数えること13回の銅アイコンを獲得し、その中でいろんなことを考え、試し、改善してきました。
ノートに記録として残しておこうと思います。

§1 前準備


KCを迎えるにあたって、前準備が必要です。
具体的には次の4つです。

①日程の確認
②自分が何のデッキを握れるのかの確認
③環境テーマの把握と予想される展開の推測
④対面理解


①は言うまでもなく、KCの日程です。自分の仕事の都合やプライベートの約束の兼ね合いでどのくらい走ることができるのかを確認します。

②は自分に合うデッキを見つけることです。自分の場合水晶を失ってから、これといった魂のデッキがありませんでした。よって、ギミックを把握しているデッキのうち2〜3個に絞って調整する必要がありました。

③はKC3日間の予想です。どのデッキが多く、KCの特質上「メタデッキでどれが増える可能性があるのか」、「サイバーはどこで増えるのか」など環境予想をします。これについては、キングヘイローさんのPKCがとても役に立ちました。オノマトがみるみる減り、サイドラがPKCを制しました。(ポイントバトルの特質も関係あり)

④は1番重要です。今回で言う、オノマトの展開と止めどころ。ガイアの展開と止めどころ。など「環境で強いと言われているデッキに立ち向かうには、何を意識したらいいのか」が対面理解であると思います。デュエルの強い人は対面理解がものすごく、デュエル前から勝ち筋、負け筋を見出しています。特に、展開次第で勝ち筋を変更し、負け筋を一つずつケアできる人は尊敬します。のちに記述しますが、対面理解のために、他の人が出されているノートも読みました。

§2 KC1st


いざKC1stが始まるとなると、前準備がどれくらい本番で役に立つのかを少しだけ答え合わせできます。

1stはオノマトで登り始めました

こんな感じの構築で、17くらいまでいきました。

が、ここで壁にぶつかります。
「罠や手札誘発でメタられる」
と感じ、なんとかプレイングで補える部分もありながらも、最後はお祈りアタックなど不安な部分もありました。

もっと楽に突破したいと考えた私はたしかサイバーを握りました。(記憶が曖昧ですみません)

KCはサイバーでDPを盛る時間帯が来るだろうからと、感覚を取り戻すために握り、19まできました。


構築はこんな感じです。
やっぱりゲーサポが強い。
初日で20まで行きたかったので、なかなか最後の連勝ができなかったサイバーに変えて、隠蔽していたサンドラを最後は握ります。

闇遊戯20が今回のKCは強いと思っていたので、ガイアも月光も偽装できる20サンドラを用意しました。

櫃型にすることで、ライデン2援軍2の計4枚をスリムにし、リミ2枠をライノセバスに当てることでさらにスリムにしました。

(採用理由)
◯櫃は初手に2枚重なっても仕方ない場面がある
◯ライノセバスは「対象を取らずに破壊できる」「墓地を肥やせる」といったメリットがあり、1キルを取りに行くことにもシナジーがいい
◯墓地の光が枯渇しやすいので、手札誘発はテンパ
◯ローチやバウンサー、ミラーで役に立つ月書をピン

といったことからこの構築を生み出し、ほぼ負けずに20に登りつめました。初日にしか味わえないものもあると思い、いい経験ができました。

§3 1st後の調整


1stをいち早く終え、2ndに向けての調整に入りました。具体的には次の3つをしました。

①サンドラの各テーマへの理解を深める
②PKCに参加する
③最終決定をする

①は1stの経験もあり、20サンドラを握ることはほぼ確定していたので、より対面理解をしておくために、多くのデュエルをしたいと考えました。蓬のみなさんやかいとさんありがとうございました。

②は蓬のたしかぷにぷにさんの紹介で、キングヘイローさんが主催されているPKC(Pre KC)に参加することを決めました。1番のメリットは1500円もするPKCレポートを無料で読めるということと考えていました。のちに記述しますが、この経験もかなり大きかったです。

③はいざ2ndで握るデッキを決めるということでした。決断した以上ブレないように、いろんな情報を集め、最終決定は慎重にかつ大胆に、いきました。


ここで事件が起こりました。
「ガイアが強すぎる」問題
サンドラでガイアに勝つには、レヴィ絡めるか先行獣→バウンサーで月や聖杯を打たれないことがほとんど必須で自分が誘発が効かないことやバックを構えられないことがとてもきつかったです。

どうしようか悩んでいたところ、蓬のディスコにガイアに関するノートが貼られました。(はるさんのノート)

とても丁寧にかつほぼ全てのテーマに対するプレイングが書いてあり、熟読しました。
そうすることで、対面理解がかなり深まり、自然とガイアを握ることに自信がついてきました。


キングヘイローさんが主催されているポイントバトルです。以下キングヘイローさんのPKC15概要より引用

Pre-KC Cup (PKC) とは?
Pre-KC Cup(以下PKC)は、「KCカップ(KCGT予選)で上位を目指すこと」を目的として開催する、新しい形の大会です。
ルールは出来る限りKCカップ2ndステージ(特に後半の上位層の戦い)に近づけ、「擬似KCカップ」と言えるものとしました。
・普段は練習することがない、KCカップ形式の最大12時間という長時間のデュエルを練習することが出来る
・細かいデータ集計によって、本番のKCカップの環境を知ることが出来る

【参加資格】
a) KCで500位以内に入ったことがある(実績欄で確認できます)
b) 前回,前々回のKCで順位は奮わなかったが400戦以上諦めずに走った経験がある(要スクショ)

要は確実に力のある人たちとポイントバトルをすることでデータを取り、信憑性のあるデータを基にKC2ndに臨むことができるというものでした。

参加者全員にレポートが配布され、中には「相性表」などが掲載されており、とても有力な武器になりました。

何に役立てたか?

相性表や他の掲載されていたデータももちろんですが、私の中で有力だったのが、「私内データ」でした。

◯ガイアの勝率はほぼ50%残せること
◯サイバーの勝率はかなり高かったこと
◯この環境下で2回のポイントバトルとも8000ptほど盛ることができたこと

このあたりは、2ndに向けてとても役に立ちました。
ガイアのプレイングに関しても、高いレベルでの調整になったので参加する前と後でかなり洗練されました。

PKCは自分のために参加しましょう

もちろんデータ収集のための1人になることも大切ですが、1番信じることができるデータは自分です。名言でもなんでもなく、私はそう思います。あと、のちに記述しますが、サイバーのデータも違う意味でかなり有力になりました。

以上を踏まえ、最終デッキはサンドラとガイアとサイバー(先鋒ガイア、2〜3日目にサンドラ、保険のサイバー)で決まりました。

備考 ガイアの構築

サンドラと同じ理由で偽装するため闇遊戯20枚。
(採用理由)
◯ダークフレアはサンドラ相手に1キル取るために、横展開が必要で、サーチで横展開が可能なため
◯リミ2枠は狡猾2の方が環境的に良さそうだったが、自分よりレベルの高いプレイヤーに勝つには予想外コンセントが必要かと感じたため

§4 KC2nd


まずKCが始まる前に事件がありました。

お?台風14号(名前:チャンスー)
金曜日の仕事が休みになりました。

コロナ禍の影響で土日月の3連休はすべて休みの上に、金曜日もスタートから行けるようになるなんて、かなりの追い風でした。しかも台風の名前がチャンスーとか。

嫁さんに頼みこんで、3日間少しだけゲーム優先の生活の許可をもらいました。


そして迎えた14時。
開始の合図とともに走り始めました。

ガイアで思うような勝率を残せず、サンドラを投入。
なんとか1万キープで夕方は終了。

間の時間はパパの仕事。
子どもの迎え、夜ご飯、お風呂。しっかりしながら少しリンクス。
そして夜の部へ。

目標だった30kに乗せて1日目終了。
0時からのガイアの勝率は75%!できすぎでした。

見てわかるように、サイバーは連勝するけど、連敗もするので精神的ダメージが大きく、勝率も残せなかったので、この時点で今回のKCでは握らないことを決めました。PKCのデータと実践のデータが異なることを実感しました。

2日目

起床は9時、実は土曜日も子どもたちを預けていたのでフリーな時間が多く起床後走り始めました。
ところが、、、

スプレッドシートはがりすさんからいただきました。iPadで戦績を入力しながら走っており、休息にもなるのでちょうどいいと思っていましたが、200試合をこなした時点でギアアップのため、戦績をつけずに次のデュエルボタンを押すようになりました。

シートをつけててよかった点の1つはこういった自分が対面した環境分布がわかることです。
1日目の夜ガイアを握ろうとしたのもこのデータを見て、オノマト対面が少ないことでした。


話を戻しますが、2日目の事件とは勝率がありえんくらい下がったことです。そして、データからわかるように対面オノマトが増えてきました。ハンドにもよりますが、オノマトにやられたという印象が強くなってきたので、オノマトをメタらないと上には上がれないと感じました。そこで生まれたのが25ハーピィでした。

最大の特徴は天罰3の暗闇inです。意図としてはシスター、ヘッドを止めて相手のムーブを完全停止させることを目標としました。実はこれが他のテーマにも刺さり、

サンドラ→獣、サンドラ、天罰は手札誘発
サイバー→ゲーサポの後のランページ
ガイア→カース
月光→手札誘発と下級

といった具合に優位に試合を進めることができました。
また初動として、セットしたサインをパフューマーnsで割り万華鏡サーチ→ローチ立てて3枚サーチ
といったムーブもでてきて、使い込んでいく中で面白いデッキになっていきました。


min19.9kまで下がったDPも279試合で30kに戻ってきました。正直この2日目のふんばりが効きました(AM1時ごろ)。そのままDPを盛り続け、

38kで2日目終了。AM4時ごろの戦闘終了でした。
レッドブル1本を吸収したものの、眠気は驚くほどありませんでした。(おそらくハーピィ煮詰めるのがたのしかったのかと)

2日目は勝率を残せず本当にしんどかったですが、きつい時間帯がくることは予想できていたので、いかに腐らずに環境への解決策を見出すかを探せるかを大切にしていました。この日でこのDPまであがってなかったら、最終結果は変わっていたかもしれません。


3日目

起床は9時ごろ、開幕早々40kにDPを乗せ、午前中でDPは43kまで上がる。ここでの順位は143位。何としてもボーダーから離れないことを意識しました。午後もハーピィでいこうとしましたが、46kあたりでDPが伸びなくなり、ついにハーピィを手放すことに。

ここでKCの特徴について考え、走るのを緩やかに変えました。KCの特徴とは

DP帯の近い人とマッチングする

つまり、「今TOP100で争っている人たちは終盤も100争いをすることになるだろう」と言う考えに至りました。なら、今は全力で走らずにスパートをかける時(夜)まで体力を温存し、家族ポイントを稼ぐことで後々の自分のためになるだろうと考えました。


DPは19時30分ごろのものですが、16時、17時、18時の時間帯は1試合ずつのみの集中戦に挑みました。
3戦3勝でDPは49kに乗り夜の部を迎えることができました。1戦集中なので、カードパワーの強いサンドラでここは挑みました。体力を残し、家族ポイントを稼いだ私は21時過ぎからラストスパートに臨みました。

19時30分の段階で50kに乗り、区切りがいいので、夜の部はここからスタートと決めました。試合数を見てもらうとわかりますが、3日目スタートは313試合目なので、ここまでで48試合の消化だったことがわかります。


夜の部も茨の道には間違いありませんでした。

デッキはサンドラでした。KCに向けて煮詰めていたこともあり、今回の魂のデッキのようなものだったので、どんどん攻めました。勝率はほぼかわらない56%程度で決してずっと勝ち越していたわけではないですが、58kまで登ったところで、蓬のチームメイトから情報が入りました。

今回のKCの銀ライン57854らしいよ

???
DP57854??あるやん。
ということもあり朝までステイを決めました。
情報のソースも有力なサイトであり、夕方のボーダーがあまり動かなかったことを直にみていたので、その情報に信憑性があるように感じました。

3日目は合計勝率が61.9%と高い数字を叩き出したことで、最終日の銀争いに参加できたと言っても過言ではないと思います。
0時30分での更新時点で順位は55位。
1時30分での更新時点で順位は56位。
2時30分での更新を待ちましたが、ここは更新のない時間でした。

デュエルしたい気持ちを抑えながら、夢の銀アイコンを1番に考え、なかなか寝つけないまま2時30分の更新を期待していたのに、更新はなく、寝ました。


4日目(最終日)

起床は7時45分。ランキングは!?



79位でした。

これは、どうなんだ!!?
わからないままステイを続けました。

8時30分の更新  86位
9時30分の更新  93位
10時30分の更新    97位

そして11時30分の更新で銀ボーダーに抜かれ、走ることを決めました。握るデッキはサンドラ!

うおおおおおおおおおおおお!!


圧倒的敗北。
特に事故や相手の上振れが続き負ける苦痛の時間でした。この写真が12時20分。
ただ、負けるわけにはいかない。諦めるわけにはいかない私。ここで魂のデッキで負けるのは本望と思い、サンドラが通用しないならガイア!と握り変えます。

これが功を奏し、

60k!!!!!
今回の銀ボーダー予想が最新の情報で61kでした。
12時54分の時点で、あと1戦いくか、ステイするか悩みましたが、以前shinさんがギリギリ銀に届かなかった姿をみて、私は攻めることを決断。魂のデュエル開始!

勝利🥈🥈🥈
勝った瞬間自然と涙がでてきて、銀とったと確信しました。最終更新を76位で迎え、そのままKC終了。

結果報告は、すべての努力が報われた瞬間でした。


§5 ウイニングラン

ものすごい達成感とともに、多くの人への感謝の気持ちが込み上げてきました。

初めにも書きましたが、私は13個の銅アイコンを獲得していました。

2020Novも参加しましたが、銀届かなかったショックで報酬受け取りしそびれて、銅アイコンを獲得してませんでした。画像からわかるように、KCは出ては負け、出ては負け、がんばっても負けの連続で169位に入った時も「銀じゃないと一緒じゃん」と感じていました。今回の銀アイコンの横にも1つそれっぽいものがありますが、ヨーロッパエリアのTOP100で手に入れた、私にとっては偽物の銀アイコンでした。

ただ過去のちょっとした栄光に約2年も囚われて、本物の銀アイコンを追い求めてきたKCC。

私にとって今回の銀アイコンは十分すぎるほどの大勝利であり、ウイニングランを噛み締めて日常生活を過ごしていました。


また、今回のKCを迎えるにあたって、

調整に付き合ってくださった煉獄組かいとさん、蓬のチームメイトの方々

PKCを開催していただいたキングヘイローさん

スプレッドシートをくださったがりすさん


私をここまで育ててくれた煉獄組、scarlet、Lumière Gardenのみなさん


その他にも団体戦、リーグ戦、大会等
経験を積ませていただいた相手方や運営の方々


に感謝です。
3年もかかってつかみとった銀アイコンは生涯の宝となりました。


まだまだこれからもリンクス活動がんばります、
どうぞよろしくお願いします。

いいなと思ったら応援しよう!