
七大学応援団・応援部が、好き好き大好きやっぱ好き
皆さんは「大学応援団」と聞いてどの団体を想起しますか?あるいは、どんなイメージをお持ちですか?
と、書き出したものの、もしかしたらそもそも応援団についてほとんど何も知らない方が大多数かもしれません。
なんせかく言う私も、かつて大学応援団に入団する前までは大学応援団について何のイメージも持っていませんでしたし……
話が逸れましたが、(過去の私とは違って)大学応援団を既にご存知であっても、その中で特にメジャーなものといえば「東京六大学」や「大根踊り」あたりではないでしょうか?
もちろん私も上記のいずれの応援団のことも、心から尊敬しています。
が、しかし!私が今からお話しするのはそのどちらのトピックでもありません!
私がこの記事をもって語りたいこと、それは…
個性あふれる全国七大学応援団応援部
と、そのそれぞれの魅力についてです!
タイトルそのまんまですね!
注:ここから先、想像以上にめちゃくちゃ長くなってしまったので、目次から読みたいトピックに直接飛ぶことをお勧めします
応援団員には誰しも、他大学に推し演目がある
副題:七大学応援団の好きなマーチ発表ドラゴン
そもそも私がこのnoteを書こうと思ったきっかけはこの副題を思いついたのが発端だったはずなのに、筆が遅すぎるあまり、気づけば地中深くの化石ミームになってしまいました。誠に遺憾です。
というのも、6月ごろのある日、私の同期が突然Twitterでこんなことをつぶやいたのです。

これは応援団員あるあるだと思うのですが、しばらく団員として活動していると、いくらライバル校であろうと他大学応援団の推しマーチや推し応援歌がおのずとできるものです。
私も例にもれず、七大学に限らず関関同立や三商などなど、応援や演舞演奏を見聞きしたことのある大学には大体1つ以上、特に好きな演目がございます。
ただやはり同じ大学の同じ演目を見ていても、個人によって刺さるポイントは異なるものでして、先述の同期のツイートに対しても、共感するところはもちろんありつつも「いやそこはこっちのほうがもっと良くない???!!」と、自分なりの推しポイントを語りたくなってしまったのです。オタクが嫌われる原因すぎる。
本当は、東都の流れとか勝利の旗風とか兆とか輝け新月とかほかにもほかにも、いろんな大学のいろんな演目をここで語りつくしたかったのですが、私の文才ではあまりにも冗長で読んでてキツくなりそうですし、膨大すぎて挙げきれないのは目に見えているので、今回は七大学応援団の7校に絞って語らせていただきます。
七大学応援団・応援部および七大戦演舞会とは
さて本題に入る前に、このnoteの本題である「全国七大学応援団・応援部」と、この先の文章で何度も登場するであろう「七大戦演舞会」について軽く書いておくことにします。
まず、「全国七大学応援団・応援部」について。ここで指す七大学というのは、北海道大学・東北大学・東京大学・名古屋大学・京都大学・大阪大学・九州大学のことです。いわゆる国内の旧帝国大学ですね。
これら各大学には応援団(応援部)が存在しており、同じグループというか括りとして切磋琢磨しています。
ではなぜ旧帝大というだけで北海道から九州まで広い範囲で連帯を持っているかといいますと、これらの大学の体育会では「全国七大学総合体育大会」、通称七大戦というものが行われているからです。
七大戦そのものの歴史についてはググっていただくのが最も正確で手っ取り早いのですが、簡単に説明すると体育会各部活が全国の七大学と試合をするといったところになります。
そして「体育会の運動部がいるところに応援団あり」ですから、それぞれの競技が行われるごとに応援団も全国から集結するのです。
そしてここでつながってくるのが「七大戦演舞会」。七大戦演舞会の正式名称は「全国七大学応援団・応援部合同演舞演奏会」であり、今年で63回目を迎えた、歴史ある合同演舞会です。
百聞は一見に如かず、今年度の演舞会及び前日のデモンストレーション演舞の動画を載せておきますのでとりあえず見てみてください。
ただ、もちろん各大学の演舞も見ていただきたいのですが、演舞会の方は4時間あるので(ぽん助さん毎回本当にありがとうございます)、とりあえず最後のブラチアステージだけでも見ていただきたいです。そこだけで我々七大学応援団がどんな集団かよくわかります。
デモンストレーション演舞は史上初?の合同マーチメドレーが披露されました!そんなん私たちもやりたかった……本当に羨ましい。
さて、七大戦演舞会について自身の記憶を裏付けすべくググってみると、ご丁寧なことにウィキが作成されていたので、以下に引用しておきます。
全国七大学応援団・応援部合同演舞演奏会(ぜんこくななだいがくおうえんだんおうえんぶごうどうえんぶえんそうかい)は全国七大学総合体育大会の期間中に参加七大学の応援団・応援部によって行なわれる演舞会。
つまり、「ほかの運動部みたいに俺たちも集まって競い合おうぜ!」と設置されたのが七大戦演舞会、といったところです。まあ点数も順位もつかないので七大戦そのものの結果に直接関わりはしないのですが、その辺の説明も含め、ウィキが見つかってしまいましたし、もし興味があれば随時引用元を参照してくだされば良いと思います。
北海道大学応援団・応援吹奏団
ということで、ここからようやく本題に入ります!長かった!
まずは順当に北大からです。
北大応援団といえばボロと檄文ですが、そういう伝統ある文化や歴史の観点から見た魅力については他の多くの方が既に語りつくしていることでしょうから、あくまで個人的に特に好きなところを挙げていくことにします。
北大の話をする上で注目していただきたいのは、援団と応吹が別団体であるという点です。
他大は毎年どうして七大戦で援団と応吹をまとめてイジってしまうんだ!
ボロのイメージが先行しすぎて、つい応吹のみんなも怖い人たちだと思われがちですが、決してそんなことはなく、まあかなりぶっ飛んでるけど、割とほんわか団体です。たまたま私の後輩たちの雰囲気が殊更可愛かったのもあるかもしれないけど。(援団の後輩も可愛いよ!)
また援団のみなさんは演舞会で異様に盛り上げてくれる優しさが大好きです。七大戦の司会や学注に、バカデカい声の野次リアクションを返してくれて毎回心が救われます!臭いけど!
ちなみに1番盛り上がるのは留年ネタです。
さてそんな北大の推しマーチはずばり、「吹雪マーチ」と「大空マーチ」です!
原曲はそれぞれ「北の国から」と「大空と大地の中で」なのですが、やっぱりご当地系マーチは最高ですね。初めてこれらのマーチの存在を知った時は本当に感動したのをおぼえています。こんなん北大しかできませんて。
曲選は何よりなのですが、原曲は結構なスローテンポでありながら、こんなにも太鼓が似合う曲調にアレンジしているのが個人的に推しポイントです。
七大戦の演舞動画も素敵ですが、ここでは応援動画を載せておきます!ぽん助さんは各動画にチャプターを設定してくださっていて、涙が出るほどありがたいですね。
吹雪マーチは14:24から、大空マーチは12:04からです。
鯉のぼりと法螺貝とバスドラムが同時に視界に入ること、北大の応援以外にはそうそうないことですね。
あとは個人的に大好きな応吹ブログのリンクも。文字色や太さ、下線の使い方がとても好きです。
東北大学学友会応援団
想像以上に書きたいことが多すぎて、記事がどんどん長くなっていく。
続いては東北大学!
東北の好きなところは何より、圧倒的な吹奏部員数による音のデカさ、分厚さです!
七大戦演舞会の第二部では、毎年「合同ブラチアステージ」として全大学の吹奏部員の合奏に合わせてチアがパフォーマンスをするステージがあるのですが、吹奏に関しては大体東北が数でなんとかしてくれます。
七大学のうちサックス以外の木管楽器を使っているのは東北と東大しかいないので、この2校がいるおかげで演奏の厚みが格段に上がる、ような気がします(吹奏楽未経験者なのに適当なこと言ってごめんなさい)。
私はチア出身なので、チアがいる団体はチアの話もしましょうか!東北のチアには、何故かはわかりませんが、大人っぽいイメージがあります。マーチの振りもダンスっぽいものが多いですね。
東北大学の推しマーチは「バジリスク」「ベニー」です。あまちゃんも捨てがたいけど……
というか、普通に吹奏楽ファンとして、東北大学の演奏が好きすぎて全マーチでブチ上がってしまうので、正直選べないですね。
まずはバジリスクのお話ですが、イントロは音がそんなに多くなく、チアの動きも比較的シンプルで、チーフに至っては動きもしない!しかし、だんだんメロディーが進むにつれ音量が大きくなり、サビ(?)に入るところで最高潮到達!!という盛り上がりが大好きです。サビ前のチアのキックがかっこいい!あとシンプルにメロディーラインが良すぎるので、生で聴くと本当に毎回泣きそうになります。バジリスク最高。言わずもがな試験勉強最適bgmです。
ベニーはこれまた大好きなご当地系マーチです!話は逸れますがハイキューの及川さんが鼻歌で歌ってる曲としてもお馴染みです。こういうイントロが大好き。でもそれよりもチアの振りが可愛いからお気に入りです。
東北大学にはマーチ以外にも大好きな演目があって、それが「天は東北」。本当に綺麗な旋律なので、ぜひ動画を見ていただきたいところです。バジリスクは26:13頃、ベニーは31:30頃に登場します。
うーんでも大漁歌い込みも下駄踊りも荒城の月も大好きだなあ……あとバックのちっちゃい拍手も……選びきれぬ……
東京大学運動会応援部
未だかつてない熱量を持って執筆しているので、まだ東大なのに疲弊しています……
東大といえば、似合う言葉は「洗練」でしょう。一言で表すと混沌である七大戦演舞会において、ギリギリの常識人枠というイメージが抜けません。大都会東京の六大学は伊達じゃないですね。
チアに関して言うと、彼女たちKRANZはチアリーダーズである以上七大学の他のチアとは少し毛色が異なります。以前別の七大学応援団OGの方が「観られ慣れている」と形容されていたのがとてもしっくり来ました。私は完全初心者で入団したので、KRANZの公式SNSに上がっている演技や筋トレを何度も参考にさせてもらったものです。私は、KRANZの皆さんは、この世の全てを手にした存在であると信じてやみません。
東大の推しマーチには「スカイハイ」と「ハメハメ」を選びます。
何を隠そう私はスカイハイの大大大ファンです。なのに七大戦演舞では全然やってくれません。おかげで淡青祭に行くしかない。
スカイハイはチアも曲も同じくらい素晴らしいです。まず曲の方ですが、あまりにも突然トロピカルな曲調ではありませんか?名前はハメハメの方がトロピカルなのに中身は圧倒的にスカイハイが勝っている。途中まではベースも四つ打ちなので、私は勝手にこのマーチをトロピカルハウスに分類しています。チアに至っては最初のポンポンふりふりが可愛すぎる!マツケンサンバを彷彿させますね。トロピカル要素を助長している気もします。メロディーに話が戻りますが中盤で3連符が畳みかけてくるところもかなりポイントが高いです。あと1曲が長くて満足度も高い。原曲はぷよぷよらしいです。
やっとハメハメの話に移りますが、こちらは出だしから裏拍である点、間のコールで急に英語を言わせてくるあたりが最高です。私ごときが偉そうに申し上げるべきではありませんが、東大は編曲が総じて熟考されている感じがします。
挙げるまでもないかと思いましたが、「不死鳥の如く」「闘魂は」も言わずもがな大好きです!また前年度の七大戦は東大が主管となって行われたのですが、そこで初公開された新応援曲、「青雷の轟き」も非常に私好みの曲になっています。だんだんと盛り上がるイントロがまず良いのですが、コールを早口で喋らされるのが個人的に大好きです。これも試験勉強最適bgmです。
※ここまで語っておいて非常に申し訳ないのですが、公式に上がっている演舞動画の中にスカイハイを見つけられず……以下のチャンパ紹介から音源は聴くことができるので曲だけでも聞いてみてください涙(公式でスカイハイをやっている動画をご存知の方は私までご一報ください)
ちなみにこのページが存在していることには先日初めて気づいたのですが、HPにチャンスパターン紹介があるの、ここにも観られ慣れている片鱗が……
ハメハメやその他応援曲はこちらから!青雷の轟きは48:48頃、ハメハメは55:45頃からです。不死鳥と闘魂は書かなくてもわかるでしょう!
9/21追記:マーチ名誤字の連絡をいただき修正いたしました。大変申し訳ございません。言ってくれてありがとうね涙
京都大学応援団
ここまでが冗長すぎて、京大までたどり着いてくれてなかったらどうしよう。
続いて京大です。京大はスクールカラーのダークブルーからも歴史や伝統を感じさせられます。伝統があるけどスマートなところもあって、個人的には北大と東大の間という感じがします。
私が応援団に入学した当時、コロナ禍で新歓活動が思うようにできなかったこともあって、京大と九大には同期団員がいませんでした。そんな中翌年の春に入団したのが、京大応援団にとって数年ぶりのリーダー部員でした。彼には本当にカリスマ性があります。彼が1年半くらい前に団長に就任してから団員数もぐっと減りはしたものの、演舞や応援としての完成度は全く落ちることはなく……なんかいつみても輝いている。後輩ですが本当に尊敬しています。
京大の推しポイントはそんな少ない人数でも完成度を保つべく、「全員が全部やる!」と言わんばかりのオールラウンダーぶりを発揮しているところです。特に今年度の七大戦演舞会では、スネアは団長と3年リーダーと3年チアが、トランペットもチアが吹いていることもありました。現役時代、うちも団員数が少なくて苦しいことが本当に何度もあったので気持ちはよくわかります。現役の彼らからすると苦肉の策だったのかもしれませんが、なんというか、足りないなりにも全員が頑張ってやるぞ!という気概がビシバシと伝わってきます。
チアだけにフォーカスすると、京大も東北と似ていて振りに大人っぽさがあるんですが、なぜか東北よりガッツを感じます。各個人を良く知っているからでしょうか……?
京大も推しマーチが多くて選定に困りましたが、私の推しは「テキーラ」と「ライジング」です。あまりにもベタですみません。バタフライもハネウマもサンボも好きだけど……
テキーラはリーダーの登場しない、チアが主役のマーチです。吹奏が映える曲調は当たり前にいいのですが、やっぱり京大の演舞はテキーラの最後のOK!を大声で叫ぶために行っていると言っても過言ではないでしょう。ポーズが可愛すぎる。一緒にOKを言わせてくれて本当にありがとうございます。というか、全体を通してリズムにノリノリな感じの振りが最高に可愛いです。某東都の流れのように、ポンポン落とす振り(?)が個人的に好きなんですが、テキーラでも見られて嬉しいですね。あとは順番に腰をふりふりする所、ジーニーみたいなポーズも大好きポイントです。何言ってるかわからない方は後に載せる動画を絶対に見てください。
ライジングに至っては、多分ある程度京大の応援や演舞を見たことのある方は全員好きなマーチです。なんかもう、どこが良いとかはないです。全部が良いからです。強いて言えば、特にスーザフォンが効いている中盤パートが好きで、チアはそれぞれが自由に歓声を入れてるところ、ちょっと斜めの姿勢から狙い撃ちポーズをしてくれるところが素晴らしいです。あと全体を通してステップがとても揃っていて見ていて気持ちいいですね。そしてなんと言ってもみんな大好きチーフの反り!先ほど紹介した現団長の反りが凄すぎるので、とりあえず見ていただくのが1番だと思います。あとは途中で脱臼するんじゃないか?と心配になるほど腕を高速で回すのも大好き。
テキーラが見やすいのはこちらの動画、11:40あたりからです。画面の前でOK!と叫びましょう。ライジングは15:32あたりから。
ライジングの反りはこちらの動画が素晴らしいです!
大阪大学応援団
さてここからがメイン!大阪大学応援団です!
何を隠そう、私のかつての所属団体です。
4年間を内部で過ごした者として客観的に推しポイントを語るのはなかなか難しいものですね。身近すぎて、どこが好きなのかと言われると悩んでしまいます。
阪大は過去10年ほどの間に団員数の増減がなかなか激しかったのですが、現在(2024/09/18)は3部合計で団員が6名と、かなり小規模になりました。私が幹部を務めた1年間も合わせて10名ほどで活動しており、京大のところで少しお話ししましたが、「限られた人数でどれだけの迫力を生み出せるか」というのが幹部期間を通しての懸念点だったように思います。
その点において、今年度の七大戦演舞会は非常に面白いアプローチがありました。というのも、ステージ上には10人しか立っていなくても、観客席には何百人が座っているなら、観客とステージを作ればいい!まさにコペルニクス的転回。ということで、七大戦演舞会としては前代未聞、観客が壇上に上がってみんなで第二応援歌を歌う演目がありました。後輩たちの発想力、行動力にはいつも驚かされます。私が所属していた数年間は、感染リスク回避のために観客の声出しが禁止されていたりマスクを着用したまま演舞をしなければならなかったり、本当に制限の多い活動ばかりしていたので、今こうして会場全体で一緒に肩を組んで、声を出して演舞や応援を楽しめることがいかに貴重で、ありがたくて、かけがえのないことか……我々もそんなステージをしてみたかったものですね。そんな発想にも至らなかっただろうけど。
七大戦演舞会で思い出しましたが、毎年北大が30分延長するせいで後のプログラムが全部押し、昼休みがなくなり、阪大の演舞中に昼ごはんを食べに行く人たちのまあ多いこと!強い憤りを覚えています。人のステージを何だと思っているんだ。どこの大学が毎年七忘を主催してると思っているんだ?今年の七大戦演舞会のクラファンをどこの団長が仕切っていたと思っているんだ??
ついつい感情的になってしまいましたが、少しでも心当たりのある方は反省してYouTubeチャンネルを登録していただきたいところですね!↓
推しマーチのお話に移りましょう。
こちらも全てのマーチが好きなので選ぶのに非常に難儀しましたが、「ミッスー」「剣」「エイト」「シロクマ」「さくらんぼ」でどうでしょうか?(他大よりセレクトが多いのはご愛嬌です)
ミッスーとはミッキースーパーロングの略称で、さらに長いミッスーαというバージョンも存在します。その名の通り、応援などで使用する通常バージョンのおよそ2.5倍の長さで満足度も高く、昔から阪大といえばこのマーチ、という立ち位置にいたようです。老若男女誰でも知っているこの曲は、運動部の応援だけでなく地域のイベントにもよく出演する阪大には確かにピッタリかもしれません。ミッスーのポイントはやはり大サビ前のチーフのジャンプですね!1番の見せ場です。ちなみに私の同期は私より脚が開いていて悔しかったです。チアの振りは結構シンプルなので、演ってた側としては揃って見えやすいのもありがたかったものです。
続いて紹介するのは剣。原曲は仮面ライダーブレイドだそうです。このマーチは我々同期の間で非常に人気がありました。まず曲としてかっこよすぎる。私はチーフの動きには全く詳しくないのですが、なんかめちゃくちゃかっこいい動きをしています。チアは後半のシンメトリーな振りがこれまたかっこいい。あと音ハメが多くて踊っていてめっちゃ気持ちいいです。
エイトの原曲は関ジャニ∞の「好きやねん、大阪」です。そうです!私の大好きなご当地系マーチです!意外と(旧)ジャニーズの曲をマーチに使ってるのはレアなような気がします。うちもあるよ!という方はぜひご連絡下さい。
ちなみに他のご当地系マーチにはKKがありまして、これはNMB48の「北川謙二」が原曲ですのでよかったらこちらも見てくださいね。
エイトの話に戻りますが、イントロが裏拍始まりなのも推しポイントです。チアの振り的には緩急があって踊ってて楽しかったですね。
シロクマとさくらんぼに関しては、自分の代で作ったマーチなので推しなのは実は当たり前です。シロクマは準硬式野球部の選手の方々のリクエストからできたマーチです。候補曲は他にも何曲かありましたが、私が高校野球応援ファンでもあり、智弁和歌山高校の応援が大好きだったのでシロクマが選ばれた次第です。振りは私ともう1人の同期チアが好きな振りをとりあえず全部詰め込みました。私欲まみれマーチが作れるのも、ラストイヤーまで応援団を続けたご褒美でしょう!さくらんぼは七大戦前に作ったのですが、こちらは幹部で候補曲をいくつか挙げて、その中から団員の投票によって完成したマーチです。同期チアが作ってくれた振りが可愛すぎて、誕生からすぐに他大からも人気のマーチになりました。同期の才能に脱帽です。チア長は私だったはずなのに。
さすがに出身団体なので大変長くなってしまいました。ミッスーαはこちらの動画の10:18頃から。
その他はこちらに全て登場します。
エイトは33:23ごろ、剣は34:31ごろ、さくらんぼは42:09ごろ、シロクマは43:56ごろからです。
よかったら学注も見てください!!
九州大学応援団
やっと九大です!長かった!
九大の好きなところは何といっても全員が仲良いところですね。別に他が仲悪い訳ではないんですけど、なぜか雰囲気がめちゃくちゃ良いイメージがあります。応援団としての上下関係はしっかりと健在していながらも学年問わず仲良くて、他大にもフレンドリーで嬉しい。京大のところでも少し触れましたが我々の代は九大にも同期がおらず、学年が違ってやりづらいことも多いだろうに、我々とも仲良くしてくれて本当に優しかったです。あと2年も幹部するの凄すぎる。彼らが率いていたからこそ、今年はあんなにたくさんの新入団員を獲得できたのだと思います。
九大といえば和太鼓と吹奏女子も学ランを着ているという二大トピックを取り上げる必要がありますね。和太鼓を使用するおかげでマーチのアレンジにも類稀ないオリジナリティが確立しています。バスドラムと違って縁を打つこともできるのもアレンジの幅かなり広がりそうです。でも撥が2本あると鼓手の難易度高そうですが、実際どうなんでしょうか。吹奏女子が学ランというのは完全に個人的な観点で申し訳ないのですが、あまり他大では見られないのでその理由が気になっております。あと吹奏が白手袋着けたまま演奏するのも珍しいです。
あまりにも細かすぎて伝わらない着眼点ばかりになってきたので、推しマーチの紹介に移ります。ずばり、「レーザー」と「チャンパ」です!
レーザー、原曲はPerfumeの「レーザービーム」ですが、もうこちらは言わずと知れた名曲ではないでしょうか?初めてこのマーチを聴いた時、誰しもが「和太鼓でPerfume?!」と衝撃を受けるはずです。チアもいない、長ランバンカラ集団が和風アレンジPerfumeを演舞演奏するという、一見ミスマッチな組み合わせがこの上なく愛おしい。今となっては原曲を聴いても和太鼓のリズムが聴こえてくるようになりました。
チャンパを推しマーチとするのはあまりにも傲慢なのですが、特に1曲目が大好きです。原曲は童謡の「ピクニック」(今調べて初めて曲名を知りました)のようです。軽快なメロディーは確かにチャンス時の応援にピッタリです。終盤でメロディーの上から短いエールを乗せるのが好きなのですが、ちょっとうまく言語化できません。これではどこを指してるか全く伝わらない!動画を見ていただくしかない。
マーチ以外にも大好きな演目があって、それが「櫻花豊穣」です。盃を一気飲みするところだとか、桜を出すところとか、花びらの回収だとか、そういった見せ場ももちろん素敵なのですが、私はそれ以前の、5人がピッタリと揃った振りが本当に大好きで……順番に腕を回す場面があるのですが、あれは圧巻です。また、見ていただけるとわかりますがかなり拍子が速く、太鼓もかなり難しいと聞いたことがあります。あとあれを見るといつも思うのですが九大で鼓手をされてる方って太鼓の達人絶対得意ですよね。
レーザーはこちらの動画6:13からご覧ください!
チャンパはこちらの動画19:46から、櫻花豊穣は6:31からです。
最後に
ここまでで1万字を超えてしまいました。noteってこれだけの文字数あるとアプリでの編集がめちゃくちゃ重くなるんですね。今もカクカクとしか入力できません。本当にこんなつもりではなかった。こんなに何言ってるかわからない文章をこれだけの分量生み出してしまった事実が恐ろしい。
さて、最初からここまで読んでくださった本当に根気のあるみなさんならお気づきかもしれませんが、実は名古屋大学応援団は今年度の七大戦演舞会に出演しておりません。
というのも、ここ10年以上団員が誰もいない状況が続いていたからです。
が、しかし!
2024年春に待望の新入団員を獲得したそうです!本当にありがとう!
阪大としては阪名戦応援にやっと相手の応援団が来てくれることが本当に嬉しいですね。
来年の七大戦は北大主管ですが、十数年ぶりに七大学の演舞が見られるかもしれません。6大学で既にトータル10時間くらい演舞会してるのに、来年からはこれ以上長くなると思うとうれしい悲鳴が止みませんね!
さて、先日「マツコの知らない世界」にて大学応援団特集が組まれました。番組を見てしまうと変に影響を受けてしまいそうだったので、本当は放送より前に書き上げてしまう予定だったのですが、書いているうちにどんどん長くなって全く間に合いませんでした。
あの放送を見て七大学応援団に興味関心を持って調べた人が1人でもいたら、少しでも沼入りのお手伝いができればとちょっと思ったのですが、内容がニッチすぎて役に立たなさそうです。
結局何が何だかわからない文章になってしまいました。私が言いたかったことは、七大学応援団最高!七大戦最高!こんなに楽しい集団他にないからみんなもっと知ってほしいよ!ということでした!
今後の人生に余裕があれば三商大編も書きたいです!
ここまで読んでくださった皆さま、本当にありがとうございました。