コロナの影響で、今年はことごとくフェスが中止になってしまった。 そんな中、三日間過去のフジロックのライブ映像が配信された。 The Musicの解散ライブ以降、フジロックから遠ざかっている私にとっては、かなり有難い企画だった。 toconomaの「The Morning Glory」は元々好きな曲だったけど、後半で感極まったギターの石橋さんが涙する場面には、目頭が熱くなった。 この場にいたら、私も号泣してたに違いない。
ソウライヴの醍醐味と言えば、何と言ってもライヴに限る。 音源もカッコいいが、やはりライヴ、即興。 ライヴ映えする名曲「El Ron」こそが、彼らの最大限の魅力であり、真骨頂。 何度聴いてもゾクゾクする。
ロック耳だった私が、この曲を聴いてジャズファンクやソウルジャズに開眼した曰く付きの名曲。 たたみかけるような性急なビートの合間に、はちきれんばかりの爆音フルートが絡み合い、ダサかっこいいグルーヴが炸裂。 ジャケも秀逸。
どのアーティストが一番好きか?と聞かれたら、間違いなく「中村一義」と答える。 自分の人生の節目節目で、いつも彼の歌に助けられてきた。 この曲を聴いて、私は今日まで生きてこられた。 彼は、今日も自らの名曲を上書きし続けている。
数あるレッチリの名曲の中でも、この曲が一番好きかもしれない。 激しいレッチリも勿論好きだけど、円熟期真っ只中のレッチリも好き。
人生の一枚を選ぶとしたら… 迷わずJohn Fruscianteの『Shadows Collide With People』を選ぶ。 この作品を聴けば、レッチリにハーモニーをもたらしたのはジョンである、ということが分かるだろう。 ドラッグと音楽の狭間で、泥臭くひたすらギターと対峙するその様に、私は深く心を揺さぶられてしまった。 ギタリストのソロアルバムと言えば、そのほとんどがテクニック重視であることが多い。 勿論、このアルバムでもジョンのギタリストとしての才能がふんだん