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2ヶ月目の近況報告~IPCガイドライン会議に参加~

こんにちは、プリンセスです🙌

早いもので、ザンビア生活も2ヶ月経過。

2ヶ月目は出張やら、クリスマス/年末年始のイベントやらで、
1ヶ月目よりかはいろいろと刺激があって楽しかったかも!?

2ヶ月目の仕事内容を振り返ってみました~~


IHRのSPARのワークショップに参加

いやー、ほんとにアクロニムが多すぎて嫌になるww

IHR:International Health Regulations

SPAR:State Party Self-Assessment Annual Reporting Tool

ですね。

IHRはWHOが各国に課している公衆衛生上の規制や規律のようなもので(かなり簡略化した説明なので間違っていたらすみません)、そのIHRの基準を満たすことができるよう、今の現状を見直して、どういった追加の制度や努力が自分の国に必要なのかを可視化できるのがSPARです。
このSPARは、アセスメントの終了後にWHO本部に提出する必要があります。

今回参加したワークショップは、いわゆるTWG(Technical Working Group)といわれる有識者的な人たちが集まって話し合いながら進めていくもの。

WHOももちろん召喚されていて、
「君も参加可能だよ!」と言ってもらえたので、行ってみることに。

私はまだまだザンビア初心者なので、話し合い自体に貢献することは難しかったですが、実情を知るいい機会になりました💡

Excelとか資料の仕分けとか、私の方がスムーズに進められる部分があったのでそのあたりで貢献して、ワークショップが少しでも楽に進められるようにできたのは良かったかなと思っています。

IPCのTWGのワークショップ

IPC:Infection Prevention and Control

です😂

現在、ザンビアはIPCの国家戦略のガイドラインを改訂中。
前回が2017年に公開したものが最後なので(COVID-19に関してはそれに特化したドキュメントを発行している)、WHOが推奨している5年ごとの更新が2023年にあたるわけです🙋

率いるのはMOH(Ministry of Health:保健省😂)とZNPHI(Zambia National Public Health Institute:ザンビア公衆衛生機関…的な?日本語訳がわからん😂ww)ですが、WHOももちろんバックアップで入っている、且つ、私のポジションに任されている分野なので私と私の上司の二人がWHOから参加しました。

ワークショップは月曜日~金曜日の5日間。

日曜日に前日入り

今回の出張はリビングストンで、月曜日の朝にルサカを出発してもワークショップの開始時間に間に合わないので、日曜日に移動。

ロッジに到着した後、18時からザンビア保健省の人と打ち合わせ。
ここで明日から5日間開催予定のワークショップのタイムテーブルを作成。

ギリギリすぎてウケるw

この日、宿泊予定のロッジに帰ったのは22時過ぎ。笑

PCスキルを発揮した1日目

めちゃくちゃ緊張して迎えた当日。

ザンビアのことはザンビア人の方がよく知っているし、自分に何ができるのだろう…とすごく不安だったけれど、意見のすり合わせやドキュメント作成を請け負うことで、「あなたがいてくれて良かったよ!」とチームメンバーにも言ってもらえた。私もあなたたちがチームメンバーで良かった!!

ちなみにこの日は初日ということで、ワークショップにしっかり臨めるよう、Ground rulesを定めよう!という話に。
すごい意気込み!

  • 遅刻したら20クワチャ(k20)

  • 半日休んだらk30

  • ディスカッション中にスマホを触っていたらk5

  • 議長に異議を唱えたらk5

などなど…。

この徴収されたお金たちは木曜日の夜に開催予定のinteraction meeting(要するにパーティー笑)に使うよ~とのこと。

MOHの人に歯向かってしまった2日目

はい、MOHの人に歯向かってしまったプリンセスです。笑

私はかなり頑固で負けん気が強いですwww

なぜ歯向かってしまったかというと、昨日定めたGround rules以外の徴収が横行しているから。

少しでも議長に異議を唱えたり、議長が不快に思うことがあったら「5 クワチャ!」と叫ばれる。笑

「そこ!僕が話しているときにヒソヒソ話すんじゃない!5クワチャ!」

「僕がGood Afternoonと呼びかけたのに、返事が少なすぎる!5クワチャ!」

「○○さん、なんて言ったの?君の声が小さすぎて聞こえない!5クワチャ!」

などなど。笑

笑いながら言っているし、言われた方も「え~~😇」みたいな感じで楽しんでいるけれど、冗談でも言われたからには払わなければいけないし、
やってない/やったの水掛け論的なやり取りや徴収時間が長いこと長いこと。

この時間が無駄!!と私はイライラし始めており、
この日議長をしていたMOHの人に、
「Ground rules以外のことで取り立てるなんて聞いてないし、議長の一存でお金を徴収するなんていかがなものだと思うし、そのやりとりや徴収の時間が長すぎる!時間の無駄!!」
と意見。笑

もちろん
「プリンセス、5クワチャ!!」
と、笑って言われたのだが、私は冗談のつもりで言っていないので、
ちょーーー不機嫌。www

直後の休憩時間には、このワークショップに参加していたザンビアウーマンたちから、
「プリンセス、これは楽しみの一つだし、楽しみのための徴収だから、そんなupsetしちゃだめよ。ザンビアでは議長が仕切ることも普通なのよ。」
となだめられた🤣

私は議長に謝る気は1ミリもなかったけど、あっちもあっちで全くなんとも思ってない様子ww

WHOの私のボスも、全然気にしてなくて、日本だったら、外国人の若造女子がMOHの役人に歯向かうなんて、頭ペコペコしないといけない状況なのだろうけれど、そうならず良かったww

もちろん、言われた金額はちゃんと支払いました😇

マンゴーがタダでもらえた3日目

このワークショップが行われていたのは、リビングストンのあるホテルのレストラン会場。ロッジ的な雰囲気でかなり開放的なところ。

マンゴーの気がたくさん植えられていて、熟したマンゴーがボトボト落ちてきます。

ディスカッションが行き詰って、ふと顔を上げると、お猿さんが一人でマンゴーを手に食しているところを発見!!🐒

「えーーー!私もマンゴー欲しいよお🥺」
とボソッとつぶやいたら、
チームメンバーのひとりが、
「プリンセス、マンゴー好きなのか!?何個かマンゴーを拾ってきてもらうように僕がホテルのスタッフに頼んであげるよ!」
だって!!

その後しばらくして、きれいなマンゴーをいただきました✨✨
もちろんタダ。

日本なら高級果物のマンゴーさまですよ。

うれしー!!

夜にInteraction meetingを開催した4日目

ワークショップも終盤に差し掛かり、この日の夜はInteraction meetingという名の飲み会。

BBQをして(焼かれているものは魚と肉だけww)、ビールを飲んで、ザンビア女子たちと恋バナをしてみたり🥰

教育関係で働いている人も多かったので、助産師・看護師の教育プログラムについて聞くのもすごく興味深かった。

この後、あるドクターに誘われて、数名でザンビアのナイトクラブに初潜入!!

みんなリズム感が素晴らしい!!

私も踊るのは好きだけど、歌詞を知らない曲(歌詞がザンビアの現地語のことが大概なもんで理解できんw)を踊るのはすごく苦手←

というと、いちいちその曲の歌詞の意味を英語で教えてくれる優しいザンビア女子たち。

彼女たちもルサカに住んでいるそうなので、これからも仲良くしたい💕

ワークショップ最終日の5日目

この日は半日で終了~~。

私は書類のとりまとめ役なので、このワークショップ中に行われたグループワーク全てのドキュメントを回収して、一つのドラフトを作成しなければいけない。

ということで、個人的にはここからが本番。
この週末に仕上げて、週明けにMOHやZNPHIの人と共有できるようにしなければならない。

こういった作業は嫌いじゃないし、このドラフトは公式文書のドラフトで、だからこそ大学院でのエッセイや論文を書いた手法とも似ていて、そういう点においても今までの学びが繋がっているなあ~~と実感。

自分のスキルや経験を活かしつつ、もっと伸ばしていきたいところ。

少し気になった点

ディスカッション自体はすごく興味深いものだったし、参加のそれぞれのバックグラウンドや経験・知識が活かされていて、私自身とても勉強になったのだけど、一つ引っかかった点があった。

個人の経験はとても大事であることはわかるのだけど、そういった自分たちの体験談に基づいてドキュメント作成されているところ。

個人的には、それはエビデンスとして使ってはいけないものだと思っていて…。
だって、今作成しているものは「National Strategy」なのだから。

これをもとにそれぞれのファシリティや臨床現場でIPCが実施されていくのだから。

私も病院で勤務していたことがあるからなんとなくわかるのだが、日々の自分たちが行っているケアって、本当にエビデンスに基づいたものなのか?って考える機会は少なくて、上の人がやっていることが正しいと思いこんでいたり、(改訂年度がかなり前の)院内マニュアルが自分たちのコモンセンスになってしまっていたりして、そして時にそれに対して意見した暁には(頑固プリンセス再登場ww)、

マニュアルがそうなんだからこれが正しいのよ」的なことを言われてしまう。

今回ももう少し踏み込んで論文検討とかできれば良かったのにな~と思うけれど、5日間って本当に短くてあっという間。

まあ、これからまだまだ校正していかなければならないので、その過程で改善されることを願っている。

週末はあのビクトリアフォールズへ!

わーい!

念願のVictoria Falls!!

このことはこちらの記事でまとめています↓↓

振り返るとすごく充実した出張でした。

私は人に恵まれているな~~と改めて再認識。
みなさんありがとう✨

Bonne soirée☆

記事を読んでいただきありがとうございます✨いただいたサポートは今後の語学学習と図書の購入に使用させていただきます。