縦横無尽
久々にLX-100が手元に戻って来て、今更ながらアスペクト比を意識。
LX-100の特徴の一つは、物理的なダイヤル(ダイヤルのその先は電子式であろうが)で、絞り、シャッター速度、露出補正をマニュアルで操作できること。これが、直感的に使い易いのよ。
加えての特徴として、アスペクト比を選択した上で撮影できること。
ただし、そもそものセンサーの大きさが可変な訳もなく、デフォルトでクロップしているだけなんだだろうけどね。
ファインダー内画像も選択したアスペクト比での表示となるし、それを意識せざるを得ない。
基本的に俺はLX-100に限らず、一部の例外を除いて4:3を貫いてきた。
ヴィーノさんからの影響だけではない。じゃあなんで?(笑)
俺にとって一番普通だった、慣れ親しんだアスペクト比ということ。
これって、iPhoneをはじめ大概のスマホがそうだからという訳ではなく、元を正せば、フィルム写真。
てかさ、電子部品が多くない故かもしれんが、フィルムカメラって経年変化ほぼしないよね。
これ、結納返しの品で30年前のものなんだけど、確かに外装がチタンだったりそれなりの金額帯のものなんだけど、今だに完動美品。使い捨て電池のストックが必要ではあるが、そもそもセンサーにゴミなんてあり得ん。(笑)
LX-100以前に買ったコンデジ数機種未だに手元に置いているがいずれもジャンク状態。
ここで、この辺りの事情をご存じの方に35mmフィルムカメラのアスペクト比は3:2やろうに!
ってツッコミを頂きそうだが、考えてみて欲しい。
大概、L版でプリントしてなかった?
L版のアスペクト比は、4.2:3と近いのよ。
そもそも、ディスプレイ内の写真なんかより、プリントの方がそりゃアスペクト比は大きな要素になるよね。
なんせ、物理的に手に取った時の感覚。
多分、この親近感が、俺が4:3を多用する一番大きな理由。
加えて、比較的縦長なこのフォーマットって、ブログ上での配置に好都合なのよ。
無論、1:1がよりしっくり来る部分もあるし、事実Instagram辺りは標準の扱いだったりする。
最近、スマホの写真と同居させることが多いから統一を図るという意味合いも。
ただね。
考えてみて欲しい。
最初っから4:3を前提として画角を決めるのと、クロップ前提なのではやっぱ違うのね。
クロップ前提だと、広めに撮るやん。
構図をあまり考えずに。
特に、鳥とかサッカーの写真って、そもそもが別の意味でクロップ前提だから、画角なんて考えちゃいない。
最大望遠で撮っておいてのクロップ前提。
(みんなそうしてるのよね?(^^ゞ)
一眼レフだから無論オリジナルのアスペクト比は3:2。
現像時に他との統一性とブログ掲載を考慮して4:3にクロップする。
つまり、色味を整えたり、明るさやコントラストを調整するのと同じタイミングで画角を整える訳だ。
これって、景色を切り取るといった本来の写真にあるべき本質を軽視してない?
ってなる訳だ。
これがね、そもそも4:3で撮影すると、構図とか考えた上でかつ距離というかズーム量もその場で考えて、つまりアウトプットを想像しつつの撮影となる訳だ。
本来のカメラ撮影ってこうあるべきよね。
実際、随分と違うのよ。心構えは。(笑)
もしかして、写真うまくなろうと思ったら、この辺りを意識するのって大事なのかもと思ったり。
てかさ、特に昨今のスマホって基本パンフォーカスかつ自動化が進んでいるから失敗ってそもそもないのよね。
あるとすれば、構図くらい。
それって、ディスプレイで確認するという行為によるところが大きいような気もする。
ファインダー覗くとまた随分と違うのよ。
考えたら恐ろしいというか、、、、。
ここまで書いておいてなんだが、そういう俺がそんなに意識しているかというと、、、、。(大笑)
一応、どんな感じか実際に戻って来たLX-100でアスペクト比を変更して定点撮影例。
てかさ、定点撮影なんだけど、こうやって並べてみたら、クロップしたくなるだけじゃなく、そもそも画角変えたくなるよね?
そういうこと。(^^ゞ
ちなみに、修理時にセンサーのゴミも綺麗にしてもらったようです。(笑)